伊奈特別支援学校ブログ

茨城県立伊奈特別支援学校の公式ブログです。
子どもたちの元気な様子をお届けいたします。

介護等体験~教員を目指して~

2019-07-04 13:00:00 | 校長室だより「iina(それ。い~な!)

 

 7月2日(火)~3日(水)の二日間,大学生を対象にした介護等体験がありました。教員免許を取得するために必要な実習で,年2回,様々な大学から学生を受け入れています。

 

 今回の参加者は,11名で,小学校と中学校の教員になることを目指している学生ばかりでした。しかし,特別支援学校の教員の中には,介護等体験でその魅力に触れて進路変更したという人が数多くいるとのことです。

できれば,本校の子どもたちや教員との出会いが,特別支援学校の教員を目指すきっかけになってくれるといいなと感じています。

 

 私は,養護学校教員になりたくて,この道に入りました。あれから33年。これまで出会った子どもたちから,たくさんのことを学び,そして,頑張るエネルギーをもらってきました。笑顔,真剣に取り組む姿勢,命と向き合う姿などなど,苦しいときほど心に響きました。また,子どもたち,保護者,同僚と共に笑い,泣き,悲しみ,喜んだ日々は大切な宝物となっています。

                         

 特別支援教育は,じっくりと関われば関わるほど,奥の深さが分かり面白いと感じますし,やりがいも強く感じるようになると思います。今後も,特別支援教育や特別支援学校教員の魅力を介護等体験や教育実習生等に伝えていきたいと思います。


学校防災について話し合いました!

2019-07-02 18:00:00 | 校長室だより「iina(それ。い~な!)

 

 6月18日(火),立教大学教授の長坂俊成先生をお迎えして,今年度1回目の学校防災連絡会議を行いました。参加者は,福祉避難所協定先のつくばみらい市防災担当者,ボランティア団体のつくばみらいクラブ代表者,PTA本部役員,PTA研修委員会代表者,本校の管理職,教務主任,部主事,防災担当でした。

 最初に,長坂先生より,福祉避難所開設にあたり,2つの大切なポイントについて説明がありました。1つ目は,「受け入れ対象者をどのように想定するか」ということです。2つ目が,「受け入れ対象者のQOLをどのように保障するか」ということ。この2点を事前に整理しておくことが重要とのことでした。

 その後,長坂先生が具体的に想定した災害ケースについて,本校の受け入れ体制を参加者で考えました。初めに個人演習を行い,次に各自が思いついた対処方法を発表し合いました。長坂先生からは,実際の災害現場や避難所運営に関するエピソードが紹介され,様々な課題点に気づくことができました。

 今回の研修では,前述した2つのポイントの整理が大切であること,また,時間軸で考えることの必要性を学ぶことができました。今年度,3回予定している本研修会ですが,2回目には,さらに具体的な内容でのシュミレーション訓練を実施する予定となっています。