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スペインの禁煙法レベルから始めるのはどうだ

2006年01月04日 09時46分43秒 | 離煙ニュース: 海外編
1月2日に紹介したように、スペインは今年の元日から禁煙法が施行されました。他のヨーロッパの国のそれと比べれば緩やかなもののようですが、日々タバコの煙に悩まされているゴウ先生としてはうらやましい限りです。

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スペインで禁煙法施行、喫煙は寒空の下で (ロイター) - goo ニュース

2006年 1月 3日 (火) 18:50

 [マドリード 1日 ロイター] スペインで1日、新たな禁煙法が施行され、元旦に働く喫煙者らは、いてつく路上での喫煙を強いられた。一方、たばこの煙が立ち込めるマドリードの典型的なバーではこの法律はほとんど無視されたかたちだ。

 市場調査会社のユーロモニターによると、スペインは1人当たりのたばこ消費量がギリシャに次いで欧州第2位となっている。職場での喫煙者も多い。

 1月1日施行の禁煙法で対象となったのは、職場や病院、学校、ショッピングセンターなど。敷地面積が100平方メートルを超えるバーやレストランは禁煙エリアを設けなければならない。

 一方、100平方メートル以下の小規模店では禁煙化は店舗の判断に任せられ、他の欧州諸国の類似の禁煙法より規制はかなり緩い。

 しかもスペインではこうした小規模なバーがほとんどだ。

 マドリードのクリニコ病院の事務担当者は「禁止されたからといってたばこをやめるつもりはない。禁止されると一層やめたくなくなる」と述べた。

 この禁煙法は、人口全体の3分の1という喫煙者人口の削減を狙っており、たばこ広告も禁止する。また、購入可能年齢も16歳から18歳に引き上げる。

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世の中にはどこにも「天邪鬼」がいて――かつてのゴウ先生もそうでしたが――上の病院事務員のような発言をするものです。しかし、そういう人ほど――これまたゴウ先生がそうでしたが――意外と簡単に「転んだ」りもします。要は、他人から強制されて離煙したくないのです。そのように反発してしまうがゆえに、天邪鬼なのですから。

したがって、スペインのスモーカーの離煙率が上がるのにも、しばらく時間がかかることでしょう。自分が納得して自発的に離煙する時間が必要だからです。

とにかく、このような緩やかな禁煙法で構いませんから、日本も導入して試すべき時に来ています。そうしないと、厚生労働省が目標とする喫煙率の低下も絵に描いた餅に終わることでしょう。まずは一歩一歩です。(成人喫煙率の目標値設定、議論再び? 厚労省チーム試算 (朝日新聞) - goo ニュース参照。)

スペインの禁煙法のこれから、日本のお手本として、注目していきたいと思います。


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