高倉健さん、たけしとの撮影無事終了

健さんが、新作『あなたへ』の撮影でビートたけしと共演したというニュースが入ってきました。

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健さん 深夜の駅でたけし出迎え 
デイリースポーツ

　俳優・高倉健（８０）が６年ぶりに主演する映画「あなたへ」（来秋公開）の撮影が４日、岐阜県高山市で行われ、高倉は２７年ぶりの共演となるビートたけし（６４）と息の合ったところを披露した。２人は合間を縫って取材に応じ、たけしがＪＲ高山駅に２日深夜に着いた時、高倉が１人で駅まで出迎えたことが明かされると、たけしは「顔を伏せた人が近づいてきて、地元のヤクザかと思ったら健さんでした」などとサプライズ歓迎を受けたことを爆笑エピソードを交えて明らかにした。

　高倉は待ちに待った“盟友”の到着を待つことができなかった。

　たけしは２日に東京都内で行われた落語家林家三平（４０）の結婚式に出席し、撮影現場となる高山に到着したのは同日深夜。高地とあり、気温は約１０度だった。高倉はたった１人、ＪＲ高山駅でたけしを出迎えた。「あまりに懐かしくて…。ホテルで待ってるつもりだったんですが、思わず駅まで行ってしまいました」と渋い顔を照れ笑いに変えながら告白した。「夜叉」（８５年）での共演以降、時折食事をする間柄とはいえ、あふれる思いが先走った。

　うれしい“先制パンチ”を食らったたけしは「駅を降りたら顔を伏せた人が近づいてきて『たけちゃんどうも』って握手してくるんで、地元のやくざかと思った。こんなとこ写真に撮られたらやばいと思ったら健さんでした」と周囲の笑いを誘った。

　初共演時には高倉が雪の中で花束を抱え「ぼくの映画にありがとう」と出迎えたが、それに勝るとも劣らないサプライズにうれしさは隠し切れなかった。

　四半世紀以上のブランクがあるにもかかわらず２人の息はぴったり。この日は湖畔で旅や詩人の種田山頭火について語り合うシーンが撮影された。２人はまるで長年のコンビのように、ほとんどＮＧを出すことはなかった。待ち時間も笑顔で歓談するなど、高倉もリラックスしている様子だった。

　高倉が演じるのは亡くなった妻の遺骨を散骨するために富山から九州に旅する刑務官。たけしは途中で出会う自称元中学教師という役どころだ。高倉はたけしについて「他人（三平）の結婚式に出ても一番目立つ人ですからね。（たけしが）一番おいしい役です。パッと出てきて全部持って行くっていう。本当にかないませんよ」と存在感を絶賛した。

　「単騎、千里を走る。」（０６年）以来の映画出演となる高倉にとって、たけしは大きな刺激になった。「今は、なんでこんなに長い間休んでたのかって思うくらい楽しいですね」と生き生きとカメラに向かっていた。

(２０１１年１０月５日)

たけし「健さん主演映画撮るのが夢」 
デイリースポーツ

  俳優・高倉健（８０）が６年ぶりに主演する映画「あなたへ」（来秋公開）の撮影が４日、岐阜県高山市で行われ、高倉は２７年ぶりの共演となるビートたけし（６４）と息の合ったところを披露した。

　たけしは「いずれは健さん主役で映画を撮るのが夢なんです」と告白した。以前から構想は練っているが「これだっていうのが分かんなくてね」と具体的には進んでいないようだ。ただ、高倉への思いは誰よりも強く、「目の前に立たれると、せりふが止まっちゃって…。慣れてるはずなんだけどね」と現場でド緊張してしまうほど。高倉もたけしの才能を高く買っている“相思相愛”の関係だけに「主演・高倉健、監督・北野武」が実現する可能性は十分だ。

(２０１１年１０月５日)

「ドキドキ」「夜中じゅう台本見た」…健さん＆たけしに聞く

　俳優の高倉健（８０）が６年ぶりに出演する映画「あなたへ」（来秋公開予定）のロケが４日、岐阜・高山市内で行われ、初めて報道陣に公開された。自称・元中学教師役を演じるタレントのビートたけし（６４）と出会うシーンなどを撮影。今作と同じ降旗康男監督がメガホンを執った１９８５年の「夜叉」以来、２６年ぶりの共演は、緊張が入り交じりながらも笑いが起こる、和やかな雰囲気となった。

　◆健さん＆たけしに聞く

　―２６年ぶりの共演。
  健さん（以下健）「ドキドキしています」
  たけし（以下た）「うわさで健さんの映画が始まると聞いて、『オレに話は来ないのか』と言っていたら来た。二十何年ぶりだけど、そんな感じはしないね」

　―撮影前に考えていたことは。
  健「今回、今まで出会ったことがない方が出演されていて、新鮮な思いで入らせてもらいました。これまでは、どこかで緊張していましたけど、『僕が緊張しているから相手にもさせるのかな』と反省しました」
  た「脇で迷惑がかからないように。セリフが多いと聞いて、台本を早くくれとお願いしたし、夜中じゅう台本を見たのも久々」

　―お互いをどう見ているか。
  健「燃えてますよね。いつも新しいことに挑戦していることには頭が下がる。たけちゃんのような優れた才能の人に力を貸してもらって、大人の日本映画を１本でも多くしてもらわないと」
  た「映画界の人間国宝。国民栄誉賞も全部あげてもいい。高倉健16 件という看板が立った瞬間に作品が締まるし、画面にいるだけで映画が成立するくらいの魅力がある人」

[2011/10/5-06:00 スポーツ報知]

たけし、高倉健を絶賛「健さんは人間国宝」
サンスポ　2011.10.5 05:06

　俳優、高倉健（80）が6年ぶりに主演する映画「あなたへ」（降旗康男監督、来秋公開）の岐阜・高山ロケが4日までに初公開された。タレント、ビートたけし（64）と映画「夜叉」以来、27年ぶりに共演した健さんは、変わらぬ存在感で周囲を圧倒し、「楽しい時間を過ごしています」と充実の笑顔。たけしは「健さんは人間国宝」と絶賛した。

　健さんが現場に入った途端、周囲に独特の緊張感が漂う。

　3、4日に行われた撮影は、妻の遺言を守るためキャンピングカーで九州を目指す主人公が、道中でたけし演じる自称・元中学教師と出会うシーン。ほぼ2人だけの撮影に、ベテランのたけしですら緊張し「やっぱ（健さんに）目の前に立たれると、セリフが止まっちゃって」と苦笑いだ。

　共演は、1985年の映画「夜叉」以来だが、実はその後も交流を続けており、“健さん”“たけちゃん”と呼ぶ仲。

　健さんは「たけちゃんの仕事は必ず拝見しています」といい、2日に、たけしが都内で行われた落語家の林家三平（40）と女優の国分佐智子（34）の披露宴参加後、撮影隊と合流するため電車で高山駅まで来た際には、サプライズで駅まで迎えに行った。

　たけしは「駅を降りたら、急にスッと顔を隠して出てきて。地元の暴力団かと思ったら、『高倉です』と。1人で突然現れたので、驚かさないでくださいよって。でも、非常にありがたくて…」と振り返り、変わらぬ健さんの温かさに大喜び。

　変わらないといえば、健さんの立ち居振る舞いも健在。待ち時間でもズボンのポケットに手を突っ込みながら背筋をピンと伸ばして立つ。体力作りは「昔みたいに毎日ジムには行っていません。歩くことは多いですけど」と明かしたが、監督は「体をずっと鍛えている」と役者魂を絶賛する。

　先月7日に始まった撮影は、19本目のタッグとなる監督との作品だけに、あうんの呼吸で快調に進んでいる。

　綾瀬はるか（26）ら初共演組も多く、健さんは「新鮮な思いでお仕事させていただいています」と笑顔。「大変緊張していますが、なんでこんなに長い間休んでいたのかと思うぐらい楽しい時間を過ごしています」と充実した表情を見せていた。

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写真が転載できません。オススメは、サンスポのサイトです。5枚ほど写真が載せてあります。白のボタンダウン・シャツの上にベージュのスイングトップを着て、カーキのカーゴパンツをはいた健さんの写真が見られます。老けましたが、カッコイイですぞ。

完成を待ちましょう。