ニュウ酸菌PA-3は、本当にニョウ酸に勝てるのか

藁をもつかみたい痛風患者にとって、朗報となるのでしょうか。

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乳酸菌でプリン体の吸収を抑えられるかも!　尿酸値との関係を試験
朝日新聞　2015年6月19日

　ビールがおいしい季節になると気になるのがプリン体。分解されると尿酸となり、過剰に摂取して血液中の尿酸値が高くなると痛風を引き起こす原因となる。その尿酸値の上昇を特定の乳酸菌をとることで抑えられる――。そんな試験結果を東京女子医科大学教授の山中寿教授が１７日に東京都内で開かれたマスコミセミナーで発表した。

　すっかり悪いイメージが定着したプリン体だが、様々な細胞の核に含まれる成分の一つで、すべての生命を活動させるために必要な物質。体の中でも作られるが、食品の「うまみ」成分でもある。ただ分解すると尿酸となるため、取り過ぎると血液中の尿酸値が上がり、高尿酸血症や痛風を引き起こす。

　痛風・高尿酸血症やリウマチの診療・研究に携わる山中教授は「欧米では自分の尿酸値を知らないうちに痛風になる人が結構たくさんいる。日本は健康志向の強い国。健康診断や人間ドックで尿酸値を調べるので、適切な指導で痛風にならない人もたくさんいるし、発症しても軽症で済む場合が多い」と話す。

　痛風は夏に発症することが多く、その要因としてプリン体の取り過ぎ、激しい運動や果糖の取り過ぎなどが挙げられるが、一方でメタボリックシンドロームや内臓脂肪蓄積、飲酒や脱水などで尿酸の排せつ量が減ることも影響している。

　尿酸値は薬を服用することで下げられる。ただ、「プリン体を減らそうとすると、プリン体を多く含む食品を制限するなど、どうしてもネガティブな思考になってしまう。『プリン体を消化管内で除去できないか』という発想で、乳酸菌の考え方がでてきた」と山中教授は話す。

　株式会社明治が保有する数千種類の乳酸菌の菌株から、①プリン体を吸収されにくい形に分解する②腸管内でプリン体を取り込む③プリン体を増殖するための栄養源として使う、という「都合のいい乳酸菌」として「乳酸菌ＰＡ－３株」を使って、実際に人で効果があるか、調べた。

　ＰＡ－３株が入ったヨーグルトを使い、痛風予備軍の「尿酸値がちょっと高い人」を対象に行った試験（１日１回８５グラムを８週間摂取）では、ＰＡ－３株が入ったものを取った人たちは、ＰＡ－３株が入っていないものを取った人たちに比べて尿酸値が低かった。

　また、通院して治療を受けている痛風患者２５人に協力してもらった試験（１日２回１００グラムを８週間摂取）では、ＰＡ－３株が入ったものを摂取した方が、薬をやめたときの尿酸値の上昇が抑えられたという。

　山中教授は「乳酸菌の保健効果は様々あると言われているが、その中にプリン体の吸収を軽減するというのもひょっとしたら入れられるかもしれない」と話した。

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これが、そのPA-3です。

公式サイト：http://www.meiji.co.jp/dairies/yogurt/meiji-pa3/

4月7日に発売されたそうですが、痛風患者の貧乏英語塾長、まだ試していません。だって、これ、かなりの出費になるんです。

向かって右の普通のヨーグルトタイプだと1個115mgで120円以上。上の記事を読むと、痛風患者の場合、これを1日2個食べることになるわけです。そうすると、1日250円。1ヶ月で7500円。それでいて、どれだけ効果があるのか、詳しいところはまだ不明なのですから。

なお、貧乏英語塾長は、上の記事に出ている山中寿教授が所長を務めている東京女子医科大学 膠原病リウマチ痛風センターに通院しております。主治医は山中先生ではないし、ご尊顔を拝したこともないのですが、PA-3のモニター患者になって無料で（しかも、薄謝ありで）試させてもらえなかったことを少し恨めしく思っております。

まあ、ものは試し、1回ぐらい食べてみますか。それで効果はないでしょうが・・・・・・。

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