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コレステロール摂取の上限がなくなったといっても、注意すべき人は注意しないと

2015年06月19日 04時04分27秒 | 健康

コレステロールの摂取を気にする必要はない代わり、われわれはもっと繊細な自己管理が求められそうです。

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コレステロール、好きなだけOK? 上限値削除の理由は
朝日新聞 2015年6月17日12時33分

 健康を保つために、食事で取る栄養素などの望ましい量を定めた厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」。最新の2015年版では、コレステロールの上限値が削除された。上限値を設ける科学的な根拠がないためという。

■1日卵5、6個でも正常値

 広島市の会社員高木伸一さん(57)は、17年前から自身のウェブサイト「たまご博物館」で卵に関する情報を紹介し、「卵博士」として知られる。

 「卵を多く食べるとコレステロール値が上がってよくないのではないか」。高木さんには、こんな質問がよく寄せられる。高木さんは卵5、6個と鶏肉、タマネギを使った「親子煮」を毎晩のように食べるほど卵好きだが、健康診断でコレステロール値はいつも正常という。

 「日本人の食事摂取基準」は5年ごとに改訂される。05年版と10年版では、食事で取るコレステロールの上限値を18歳以上の男女別に示していた。男性は1日750ミリグラム未満。高木さんならば晩酌の卵のみで軽く超えてしまう量だ。

 しかし、15年版では上限値が削られた。「目標量を算定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため」と理由を記している。米農務省も今年2月の報告書で、これまで推奨していたコレステロール摂取制限をなくすとした。

 従来の上限値の設定に使ったのは、ハワイの日系中年男性の研究。エネルギー摂取量1千キロカロリーあたりのコレステロール量が325ミリグラムを超えると、心臓の血管に病気を起こす危険が増えたという。この値を日本の18歳以上の各年代で1日平均摂取量にあてはめて導き出した。

 だが、15年版ではこの算定法を使わなかった。厚労省栄養指導室の担当者は「コレステロールを摂取すれば体内のコレステロール値を上げると予想されるが、肥満であることや動物性脂肪の摂取のほうがより上昇させていると考えられる。コレステロールのみの影響を計算できなかった」と説明する。

 日本以外の研究を集めて分析した13年の論文で、卵の摂取量と心臓などの病気との間に関連がみられなかったことも、上限をなくす判断材料になったという。

 これまでの研究で、体内にあるコレステロールのうち、食事から取る分は2割程度で、残りの8割程度は肝臓などでつくられていることがわかっている。

 奥山治美・名古屋市立大名誉教授(脂質栄養生化学)は「コレステロールを摂取するとコレステロール値が上がるという調査結果はあるが、期間が1、2週間。摂取が多い人と少ない人を数年間比べると差がない。肝臓などがつくる量を調整しているからだ」と話す。

■「患者は制限必要」との指摘も

 上限値がないということは、コレステロールの多い食品も好きなだけ食べてよいのだろうか。

 厚労省の担当者は「健康な人はコップ(体)に水(コレステロール)が半分以下しか入っていないような状態。少しぐらい水を入れても問題はない」と例える。だが、コレステロール値が高い患者はぎりぎりまで水が入っていて、わずかでも入れるとあふれるような状態という。

 日本動脈硬化学会は5月、健康な人にコレステロールの摂取制限を設けないことには賛同するが、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値の高い患者にはあてはまらないという声明を出した。

 学会の武城英明理事は「摂取制限をするとLDLコレステロール値が非常に下がる患者もいる。個人差が大きいため、生活習慣や運動、食事など包括的な取り組みが必要」と語る。

 厚労省も動脈硬化学会もLDLコレステロール値が高いのは好ましくないという立場だ。LDLコレステロールは動脈硬化の原因になり、心筋梗塞(こうそく)などの危険が高まるとされている。

 一方、日本脂質栄養学会は、茨城県や福井市などでの調査をもとにコレステロール値の低い人のほうが死亡率が高いとしている。これに対し動脈硬化学会は、コレステロール値の低い人はもともと病気がある割合が高く、低いことが死亡率を上げる原因ではないと反論している。(鍛治信太郎)

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コレステロールの摂取を気にかけずにすむ人は、日常の栄養摂取のバランスがよく、運動をしっかりとやっている人だけ。そうではないという人は、やっぱり多少は気にするべきでしょう。

生活習慣病患者の貧乏英語塾長、大好きな卵を食べるためにも、毎日しっかり運動をして、汗を流すことにします。


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