福岡市、やってください、屋内施設全面禁煙化を!
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憂楽帳
禁煙五輪
毎日新聞2016年1月8日 西部夕刊
「スウェーデンの選手が福岡で、屋内喫煙のひどさを見たら驚きますよ」
喫煙対策を専門にする産業医科大の大和浩教授は、福岡市で屋内禁煙条例を定めることを推奨する。
2020年東京五輪で、福岡市はスウェーデンの事前合宿地に選ばれた。スウェーデンは05年、レストランなどの屋内施設が全面禁煙になった、世界有数の「禁煙大国」で知られる。
大和教授によると、タバコの煙は典型的なPM2・5(微小粒子状物質)。全国チェーンの喫茶店で実験したところ、喫煙室は北京で最も濃度が高い日と同レベルだった。分煙しても、受動喫煙を十分に防止できないという。
近年の五輪開催地では、屋内施設を禁煙とする罰則付きの法令が整備されてきた。16年夏のリオデジャネイロ、18年冬の平昌(ピョンチャン)も屋内全面禁煙。だが、東京都は業界団体などが反対し、条例化が難航している。
福岡市は19年にラグビーW杯が開催され、21年の世界水泳招致も目指す。五輪誘致合戦では東京に敗れたが、一足お先に条例化して「禁煙五輪」を実現するのも「オ・モ・テ・ナ・シ」かもしれない。【大場伸也】
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東京都は、このままでいけば、間違いなく、世界の笑われものです。業界団体とそれにつるむ政治屋、ならびにそれを抑えきれない無能な都知事のせいで、五輪史上の汚点と記録されることでしょう。
その意味で福岡市ががんばってくれれば、東京都も焦るはず。簡単なことではありませんし、東京以上に難航するかもしれませんが、やってもらえるとありがたい限りです。
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