ここ数日アメリカの新聞をにぎわしているのが、スペイン語で唄われるアメリカ国歌に異を唱えているブッシュ大統領のコメントでした。
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米国歌よ英語なれ…米大統領、西語版出回り“苦い顔” (読売新聞) - goo ニュース
2006年 4月29日 (土) 22:55
【ワシントン=貞広貴志】米国歌をスペイン語で歌うのはまかりならぬ――。ブッシュ米大統領は28日、同日からラジオなどで流れ始めたスペイン語版の「ヌエストロ・イムノ(われらが国歌)」に否定的な見解を示した。
米国で増大するスペイン語人口向けにつくられた米国歌は、ラティーノ(中南米)系の複数の著名ポップ・スターがレコーディングし、スペイン語放送を通じて放送された。歌詞は単なる翻訳でなく一部変更され、曲調もポップな味付けに編曲されている。
記者団との質疑で所見を聞かれた大統領は、「この国の市民になろうという人は英語を学ぶべきだし、国歌は英語で歌うべきだ」と言明した。市民の反発も保守層を中心に広がっており、連邦議会に反対決議を提出する動きも出ている。
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ところが、スペイン語国歌に対してライス国務長官は寛容な態度を取っているようです。
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国歌論争で大統領に異論?=ライス米国務長官
2006年 5月 1日 (月) 04:02
【ワシントン30日】米国国歌のスペイン語版が出回っていることに対して、ブッシュ大統領の最側近であるライス米国務長官(写真)が30日、何ら問題はないとの見解を示した。大統領が「国歌は英語で歌われるべきだ」と主張する中、こうした見解表明は異例だ。
ブッシュ大統領は先ごろ、ヒスパニック(中南米系移民)の不法滞在問題に関連して、「ヌエストロ・イムノ(米国歌のスペイン語版)」を拒否し、国歌は英語で歌われるべきだと表明した。これに対して、ライス長官はCBSテレビとのインタビューで、「私の考えでは、人々が米国国民であろうとして自己表現するのは良いことだと思う」と述べた。
同長官はこの中で、「ラップ、カントリー、クラシックの各バージョンを聴いたが、米国歌の個性化がまさに進んでいる」と語った。〔AFP=時事〕
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ライス長官は、チェリストのヨーヨー・マとブラームスのチェロ・ソナタを共演するほどのピアノの腕前の持ち主。しかし、今回の発言はいかがなものでしょうか。
スペイン語で唄われる米国歌を聞いてみたい気もしますが、表現の自由が保証されるとはいえ、そういうことをしてよいものかどうか。しかも、内容もずれているとすれば。
英語が得意でないヒスパニックのひとたちには、内容をスペイン語で教えるとして、国歌そのものは英語で唄うことを強く求める。それが筋だと思うのですが・・・。
『君が代』の他言語ヴァージョンもあまり聞きたくありませんし。
<追記>
今日は「映画の日」。仕事は山ほどあるのですが、これから有楽町方面に進出して2本ほど新作を見てこようと思っています。何を見に行くかは、裏ブログの方にレビューを書きますから、その時をお楽しみに。
でも、3日・4日と当英語塾で開くゴールデン・ウィーク特別講座の準備もありますから、今日はテンテコマイです。だけど、映画は見たい!面白いことを願っています。
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米国歌よ英語なれ…米大統領、西語版出回り“苦い顔” (読売新聞) - goo ニュース
2006年 4月29日 (土) 22:55
【ワシントン=貞広貴志】米国歌をスペイン語で歌うのはまかりならぬ――。ブッシュ米大統領は28日、同日からラジオなどで流れ始めたスペイン語版の「ヌエストロ・イムノ(われらが国歌)」に否定的な見解を示した。
米国で増大するスペイン語人口向けにつくられた米国歌は、ラティーノ(中南米)系の複数の著名ポップ・スターがレコーディングし、スペイン語放送を通じて放送された。歌詞は単なる翻訳でなく一部変更され、曲調もポップな味付けに編曲されている。
記者団との質疑で所見を聞かれた大統領は、「この国の市民になろうという人は英語を学ぶべきだし、国歌は英語で歌うべきだ」と言明した。市民の反発も保守層を中心に広がっており、連邦議会に反対決議を提出する動きも出ている。
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ところが、スペイン語国歌に対してライス国務長官は寛容な態度を取っているようです。
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国歌論争で大統領に異論?=ライス米国務長官
2006年 5月 1日 (月) 04:02
【ワシントン30日】米国国歌のスペイン語版が出回っていることに対して、ブッシュ大統領の最側近であるライス米国務長官(写真)が30日、何ら問題はないとの見解を示した。大統領が「国歌は英語で歌われるべきだ」と主張する中、こうした見解表明は異例だ。
ブッシュ大統領は先ごろ、ヒスパニック(中南米系移民)の不法滞在問題に関連して、「ヌエストロ・イムノ(米国歌のスペイン語版)」を拒否し、国歌は英語で歌われるべきだと表明した。これに対して、ライス長官はCBSテレビとのインタビューで、「私の考えでは、人々が米国国民であろうとして自己表現するのは良いことだと思う」と述べた。
同長官はこの中で、「ラップ、カントリー、クラシックの各バージョンを聴いたが、米国歌の個性化がまさに進んでいる」と語った。〔AFP=時事〕
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ライス長官は、チェリストのヨーヨー・マとブラームスのチェロ・ソナタを共演するほどのピアノの腕前の持ち主。しかし、今回の発言はいかがなものでしょうか。
スペイン語で唄われる米国歌を聞いてみたい気もしますが、表現の自由が保証されるとはいえ、そういうことをしてよいものかどうか。しかも、内容もずれているとすれば。
英語が得意でないヒスパニックのひとたちには、内容をスペイン語で教えるとして、国歌そのものは英語で唄うことを強く求める。それが筋だと思うのですが・・・。
『君が代』の他言語ヴァージョンもあまり聞きたくありませんし。
<追記>
今日は「映画の日」。仕事は山ほどあるのですが、これから有楽町方面に進出して2本ほど新作を見てこようと思っています。何を見に行くかは、裏ブログの方にレビューを書きますから、その時をお楽しみに。
でも、3日・4日と当英語塾で開くゴールデン・ウィーク特別講座の準備もありますから、今日はテンテコマイです。だけど、映画は見たい!面白いことを願っています。
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