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朝日・毎日よ、北朝鮮粛清事件を批判するなら、日本を守る態度を取れ

2013年12月14日 08時03分16秒 | 時事放談: マスコミ編

何にも変わらないのですよ、北朝鮮は。そんなことを期待しているから、こうしてだまされてしまうんです。かつて北朝鮮を地上の楽園と称えた朝日や毎日の社説を見てみましょう。

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北朝鮮の処刑―危うさ増した新体制
朝日新聞 2013年12月14日(土)付

 北朝鮮で事実上のナンバー2の地位にいた張成沢(チャンソンテク)氏が、特別軍事裁判で死刑の判決を受け、即日処刑された。

 いまの最高指導者、金正恩(キムジョンウン)氏の義理の叔父であり、祖父の金日成(キムイルソン)主席以来、3代にわたり重用された中枢の人物だった。

 スイスに留学経験があり、ディズニーのキャラクターを行事で使う。そんな正恩氏が率いる新体制は、これまでより自由を認めるのではないか、との淡い期待も出ていた。

 だが、今回の衝撃的な処刑劇は、新体制でも何も変わらない恐怖政治の現実を示している

 正恩氏の基盤の未熟さを考えれば、北朝鮮の危うさは増したと言えるかもしれない。

 体制の発足直後から、いずれは張氏が邪魔になり、たもとを分かつのではないかとの観測は出ていた。それは2年足らずで現実となった。

 権力闘争の末、政敵を徹底的に痛めつけ、葬り去る1950年代に絶対権力を築き上げた祖父の手法を、正恩氏は模倣しているかのようだ。

 父・正日(ジョンイル)氏の急逝により跡目を継いだ正恩氏には、父ほどの助走期間はなかった。絶対の権勢を染みわたらせるには、カリスマを誇った祖父にならうしかなかったのかもしれない。

 北朝鮮当局は、これまでの失政の責任を張氏にかぶせた。中国とのパイプ役で、経済改革の推進者だった張氏とその一族には、利権に連なる多くの役職者がいる。迫害が彼らにも及ぶのは必至であり、亡命騒ぎなどが相次ぐ可能性がある。

 脱北者らの話では、張氏は誰もが知る存在だっただけに、国内ではすでに異様な緊張感が漂い始めているという。

 これまでも北朝鮮では、みせしめをつくることで国内を締めつけ、体制を安定させてきた。

 だが、正恩氏には、祖父や父ほどに堅固な基盤はまだない。これまで通りのやり方で、盤石な権力固めができるのか。北朝鮮は未踏の領域に入る。

 今回の事態は、国内向けの側面が強いとみられるが、正恩体制がさらに必要性を感じたなら、対外的に緊張を高めようとするだろう。核やミサイル発射による挑発行為を警戒せざるをえない。

 また長期的には恐怖政治による圧政と経済の停滞は、国を自壊に向かわせる。

 どの周辺国も朝鮮半島の安定化を望んでいる。日本は米国・韓国だけでなく、中国やロシアともできるかぎり連携をとり、北朝鮮の動向を慎重に分析していかねばなるまい。


社説:張成沢氏処刑 恐怖政治の闇を憂う
毎日新聞 2013年12月14日 02時32分

 この異様な国で起きていることの酷薄さに身震いする思いだ。

 北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)・第1書記の叔父であり最側近と目されていた張成沢(チャン・ソンテク)・前国防副委員長が、先日の失脚に続き、軍事裁判を経て即時処刑されたという。北朝鮮当局の公式発表である。

 張氏は軍事法廷で拘束され、うなだれる写真まで公表された。体制の中枢にいた人物がこんな扱いを受けるのは北朝鮮でも異例のことだ。

 張氏はクーデターなど国家転覆の陰謀行為を働いたと指弾され、公式報道機関から「人間のクズ」などと罵倒された。

 真相はどうあれ、異常事態が起きているのは事実だ。今後の焦点は北朝鮮指導部や軍の動向である。

 ミサイル発射と核実験を繰り返してきた国の内部抗争や軍部強硬派の暴走は危険極まりない。そんな兆候がありはしないか、日米韓による綿密な監視の継続が不可欠だ。

 状況判断の焦点の一つは金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去後2年となる今月17日の追悼行事である。参列する幹部の顔ぶれなどから、体制動揺の有無や今後の展開を見極めることができるかもしれない。

 現時点では不明な点が多すぎる。 金総書記の妹であり、張氏の妻でもあった金慶喜(キム・ギョンヒ)氏は、張氏の処刑を止めなかったのか。叔父を粛清する会議を指揮した金第1書記は、独裁体制の基盤を固めたのか。

 最近の党機関紙「労働新聞」社説は「全党と全社会に党の唯一指導体系を確立する活動をさらに強力に、猛烈に行わなければならない」などと強調しており、むしろ権力掌握が十分でないという印象さえ受ける。

 駐北朝鮮ドイツ大使も「正恩氏の権力は固まっておらず、北朝鮮の主導権は軍強硬派が握っている」との見解を示したという。

 張氏失脚の最大の理由は経済利権を軍から奪ったことだとの見方がある。張氏はかつて金総書記の不興を買い、再起不能と見られたが、後に許されて警察や検察も指揮する役職に就く。この権力を活用して新規資源開発などの機会を確保した。その一方、中朝経済協力に関与するなど中国要人とも親交があった。

 また、利権獲得の一方で、経済建設を重視する姿勢では金第1書記と共通するところがあり、北朝鮮国民の支持があったという。

 前向きの変化につながるかすかな期待が芽生えていたわけだが、今後の展開は全く不透明だ。

 日本人拉致問題についても、軍部強硬派の発言力が強まるようでは期待が遠のきかねない。政府はあらゆる機会を捉えて、北朝鮮の態度を変える努力を重ねるべきである。

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いっていることは、実にまとも。本当にそう考えているのであれば、このような国から日本と日本国民を守ることを考える世論形勢に役立つ努力をすべきです。となれば、朝日や毎日の異常なほどの自虐史観がどれだけ北朝鮮や中国、そして韓国を利することになり、こういう事態を間接的に支えてきたかをわかってくれないと。

 


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