昨夜市川團十郎丈の訃報を知って、大ショックを受けました。歌舞伎の魅力を教えてくれて、歌舞伎ファンにしてもらった役者さん。6月に歌舞伎座で『助六縁江戸桜』を團十郎丈の助六で見ることを楽しみにしてもらったのに…。
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歌舞伎俳優、十二代目市川團十郎さん死去(産経新聞) - goo ニュース
2013年2月4日(月)01:11
江戸歌舞伎を代表する名門、市川團十郎家当主で、おおらかな芸風で人気を博した歌舞伎俳優、十二代目市川團十郎(いちかわ・だんじゅうろう、本名・堀越夏雄=ほりこし・なつお)さんが3日、肺炎のため死去した。66歳。葬儀・告別式の日程などは未定。
團十郎さんは昨年12月、京都・南座での「吉例顔見世興行」出演中、風邪による体調不良で休演。「肺炎の兆候がみられる」との診断を発表して療養 に専念し、4月の歌舞伎座開場公演に備えていた。平成16年には急性前骨髄球性白血病が判明し、一時復帰するも17年に再発。20年には妹の市川紅梅さん から骨髄移植を受けるなどして克服し、舞台に立ち続けていた。
昭和21年、十一代目團十郎の長男として東京に生まれ、28年、7歳で市川夏雄を名乗り「大徳寺」の三法師で初舞台。33年「風薫鞍馬彩(かぜか おるくらまのいろどり)」の牛若丸で六代目市川新之助を襲名。44年、「助六由縁江戸桜(ゆかりのえどざくら)」の助六などで十代目市川海老蔵を襲名、 60年には「勧進帳」の弁慶などで十二代目團十郎を襲名した。團十郎の名跡が20年ぶりに復活した襲名披露興行は、歌舞伎座空前の3カ月連続で行われ、社 会現象になるほどのブームを起こした。
家の芸、荒事そのもののような豪快で線の太い芸が魅力で、当たり役に「歌舞伎十八番」の「勧進帳」弁慶や「助六」のほか、「仮名手本(かなでほ ん)忠臣蔵」の由良之助(ゆらのすけ)など。「十八番」で上演が途絶えていた「外郎売(ういろううり)」「景清」を復活する一方、新作にも意欲的で「成田 山分身不動(ふんじんふどう)」「上意討ち」のほか、三升屋白治(みますやはくじ)の名で自ら脚本を手がけた「黒谷(くろだに)」を上演した。
テレビはNHK大河ドラマ「花の乱」、テレビ東京「水戸光圀(みつくに)」などに出演。平成16年にはオペラ「鳴神」「俊寛」を演出した。
海外公演にも積極的で、16年のパリ・国立シャイヨー劇場での海老蔵襲名披露公演に続き、19年にはパリ・オペラ座で初の歌舞伎公演を成功させた。白血病克服後は全国骨髄バンク推進連絡協議会会長に就任し、患者を公演に招待するなど社会活動にも熱心だった。
19年にフランス芸術文化勲章コマンドゥール、紫綬褒章受章、菊池寛賞受賞。24年、日本芸術院会員。著書に「團十郎復活」「團十郎の歌舞伎案内」など。
いとこに九代目松本幸四郎さん、二代目中村吉右衛門(きちえもん)さん。
市川團十郎さん、肺炎のため急死 66歳(スポーツ報知) - goo ニュース
2013年2月4日(月)00:55
歌舞伎俳優・市川團十郎(本名・堀越夏雄、ほりこし・なつお)さんが3日午後9時59分、東京・虎ノ門の虎の門病院で肺炎のために急死した。享年 66歳。昨年12月中旬に風邪による体調不良のため、京都・南座の舞台を途中で降板。その後、肺炎の兆候が見られたため、都内の病院で入院治療を行ってい た。4月にこけら落とし公演が行われる東京・銀座の歌舞伎座の開場を前に、また一人、名優がこの世を去った。
◆市川 團十郎(い ちかわ・だんじゅうろう)本名・堀越夏雄(ほりこし・なつお)1946年8月6日、東京生まれ。11代目・市川團十郎の長男で、53年に、7歳で市川夏雄 を名乗り歌舞伎座「大徳寺」の三法師君で初舞台。58年に6代目市川新之助、69年に10代目市川海老蔵を襲名し、85年に歌舞伎座で3か月にわたる襲名 披露公演を行い12代目・團十郎を襲名した。屋号は成田屋。
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ちなみに、「団十郎」ではなく「團十郎」が、ご自身の著書に書かれているように、丈本人が好まれた表記です。ゆえに、その表記を使った記事をここに並べました。
朝日、読売、毎日、時事は、その点配慮に欠けます。
十八番復活に尽力、神性すら感じる芸 団十郎さん死去(朝日新聞) - goo ニュース
市川団十郎さんが死去…66歳、肺炎で(読売新聞) - goo ニュース
市川団十郎さん死去=歌舞伎俳優、66歳―「歌舞伎十八番」継承、復活(時事通信) - goo ニュース
あの大らかな色気は、だれに代えることもできないもの。悲しくてたまりません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。合掌。
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