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アメリカ、トランス脂肪酸を禁止の方向へ

2013年11月10日 07時09分15秒 | 時事放談: 海外編

マーガリンならびにマーガリンが入ったクッキーなぞは、決して食べないようにいたします。

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トランス脂肪酸、禁止へ=食品使用「安全と認めず」―米(時事通信) - goo ニュース

2013年11月8日(金)12:04

 【ワシントン時事】米食品医薬品局FDA)は、摂取し過ぎると心筋梗塞などの発症リスクが高まるとされるトランス脂肪酸について、「安全とは認められない」として、食品に用いることを原則禁止する規制案を提示した。60日の意見聴取期間と、業界が順守策を講じるために必要な猶予期間を経て、施行する。

 FDAのハンバーグ局長は「トランス脂肪酸の摂取量は依然、公衆衛生上の重大な懸念を招く水準だ」と指摘。規制により、年間2万人の心筋梗塞患者の発生を阻止し、心臓疾患による死者数も7000人減らせると強調した。

 トランス脂肪酸はマーガリンなどに含まれている。米国では2006年にトランス脂肪酸の使用表示が義務付けられて以降、使用量は減っているが、FDAはより踏み込んだ対策が必要と判断した。 

トランス脂肪酸、米国で禁止へ-FDAが動脈硬化リスク指摘
ブルームバーグ 更新日時: 2013/11/08 14:56 JST

  11月7日(ブルームバーグ):米食品医薬品局(FDA)は7日、クッキーやクラッカーなどに使われているトランス脂肪酸には動脈硬化のリスクがあり、全般的に安全だと認識することができないとの暫定的な判断を示した。

FDAは判断は最終的なものではないとしながらも、トランス脂肪酸の事実上の禁止につながる可能性があると説明。1940年代から商業的に幅広く使われてきた食材が米国から段階的に締め出されることになる。

ハンバーグFDA局長は電話会見で、何も最終決定されていないが、「ほぼ確実にこの方向だ」と言明した。

マクドナルドなどの食品店チェーンは、心臓病につながるコレステロールに関係しているとしてトランス脂肪酸の使用をすでに取りやめているが、FDAは依然としてスナック食品や焼き菓子、植物性ショートニングなどに一般的に使われていると指摘している。

米食品メーカーのゼネラル・ミルズは、業界はここ数年トランス脂肪酸への依存を減らしていると説明。同社広報担当のクリスティー・フォスター氏は、「大き な展開だ。食品各社は迅速にFDAの要請を検討し対処しなければならなくなる」と指摘。米国で小売りされている同社の商品については、「すでに9割超で 『トランス脂肪酸ゼログラム』との表示がなされている」と語った。

原題:Trans Fats Face U.S. Ban as FDA Deems Ingredients Unsafe(2)(抜粋)


トランス脂肪酸の安全性否定 食品への使用禁止も 米当局
CNN 2013.11.08 Fri posted at 11:49 JST

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は7日、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の成分は「一般的に安全とはみなされなくなった」との仮判断を示した。これが公式見解になれば、加工食品への使用は禁止される。

FDAは暫定的な結論として、トランス脂肪酸の主成分である「部分水素化油脂」は安全ではないという認識が一般的になったと判断。パブリックコメント期間を設けて食品業界などの意見を募ったうえで最終結論を出すとした。

期間中に寄せられた意見や情報を検討した上で、これが公式見解となった場合、部分水素化油脂は、食品への利用を原則禁止する添加物に分類される。

FDAのハンバーグ局長は今回の措置について、「トランス脂肪酸の潜在的危険からより多くの米国人を守るための重要な1歩」と位置付ける。FDA当局者も「健康への影響を考えると、できるだけ迅速に対応したい」と表明した。

冷凍ピザやマーガリン、コーヒー用クリームなどに含まれるトランス脂肪酸は、心疾患のリスク増大との関連が指摘されている。主成分の部分水素化油脂は、マーガリンやショートニングなどの固形油脂を製造するために液状の油脂に水素を添加して人工的につくられる。

なお、一部の食肉や乳製品に天然に含まれるトランス脂肪酸は今回の規制対象には含まれない。

米国では加工食品からトランス脂肪酸を締め出す動きが進んでおり、例えばファストフード大手マクドナルドのウェブサイトには、揚げ油にトランス脂肪酸は使われていないと明記している。

米食品業界団体によると、メーカー各社の自主的な取り組みで、食品に使われるトランス脂肪酸は2005年以来、73%以上減ったという。

FDAによると、米国の消費者が1日に摂取するトランス脂肪酸の量は、2003年の4.6グラムから、2012年には約1グラムに減った。しかし「現在の摂取量であっても、健康上の重大な不安が残る」(ハンバーグFDA局長)。トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増加させることが分かっており、摂取しても安全という基準は存在しないと同局長は強調した。

米心臓協会や医学界などもFDAの方針を歓迎し、「トランス脂肪酸を含む食品を食べると心疾患のリスク要因である悪玉コレステロールが増えることは、科学的に実証されている」とコメントしている。

世界保健機関(WHO)も世界で供給される食品からトランス脂肪酸をなくすよう呼びかけている。過去20年でトランス脂肪酸の規制に乗り出した米国やブラジル、デンマーク、韓国などの各国では、効果が実証されているという。

米疾病対策センターの試算によると、人工的に精製されたトランス脂肪酸を含む食品を避ければ、年間1万~2万人の心臓発作が予防でき、冠動脈性心疾患による死者は3000~7000人減少する。

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日本では規制されていませんので、お菓子の類にはいまでもマーガリンが普通に使われています。日本マクドナルドのサイトに行きましたが、栄養データのページに「トランス脂肪酸を使っていません」などという文句は見当たりません。どうやら使われている可能性が高そうです。

個人的には、トランス脂肪酸が身体に悪いことは知っていました。ただでさえ痛風などメタボリック症候群に悩まされている貧乏英語塾長は、ここ10年ほどできるだけマーガリンを食べないようにしてきました。父親も心臓病でしたから、心筋梗塞などを起こしかねないと思ったからです。

日本政府は、タバコ対策と同様、この辺のんきというかズボラです。自分の健康を守るために、マーガリン含有の食品をこれまで以上に遠ざけることにします。


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