面白い。記録しておきましょう。
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【デキる人の健康学】皮肉屋はボケやすい!? 心臓病や高血圧の発症リスクも(産経新聞) - goo ニュース
これまでの研究で皮肉屋の傾向のある人は心臓病や高血圧の発症リスクがあることが知られていた。百寿者の調査研究からも、人生を前向きに生きている人が長寿であることが知られていた。
最近、皮肉屋の傾向がある人がボケやすいという研究成果が報告され話題を呼んでいる。イースト・フィンランド大学、神経学のエリーサ・ニューボーネン博士らの研究チームは東フィンランドに住む平均71歳の1449名の高齢者男女を対象に認知症の検査と皮肉屋の傾向があるかどうかを評価するアンケート調査を実施した。
このアンケート調査では、「人はだれでも他人を出し抜くためにウソをつくと思う」、「誰も信用しないのが最も安全だ」、「人は誰でも何かを失うくらいなら多少卑怯な手を使っても利益をつかもうとする」等の質問にどの程度同意できるかを評価した。
同意の程度をスコア化し、対象群を皮肉屋の傾向が無い群、中等度の群、皮肉屋の傾向が強い群の3群に分類した。平均8.4年の追跡調査期間中に2度の認知機能の検査を受けた622名の高齢男女のうち、36名の高齢者が新たに認知症と診断された。
認知症に影響を与える血圧、コレステロール、喫煙などの他の危険因子を調整した後の解析でも、皮肉屋の傾向がある高齢者は傾向がない高齢者に比べて約3倍も認知症を発症しやすいことが分かった。
性格は行動に大きな影響を及ぼすため高血圧や心臓病などの生活習慣病の発症に影響を及ぼすことがこれまでにも報告されてきたが、今回の報告で認知症の発症にも関連していることが分かった。
生まれながらの性格は変えられないが、日常生活における行動は考え方を変えることにより変えられるので、ボケたくなければ皮肉な考え方をより「ポジティブ」な考え方に変換したら人生も明るくなると思う。
■白澤卓二(しらさわ・たくじ) 1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て2007年より順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。日本テレビ系「世界一受けたい授業」など多数の番組に出演中。著書は「100歳までボケない101の方法」など100冊を超える。
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皮肉屋というのは、あれこれ頭を使うようなイメージがあります。そうなると、単純に前向きな人よりも認知症に縁がなさそうに思うのですが、そうではないというのですからインパクトがあります。
ともあれ、人生を素直にまっすぐに生きると、認知症にも生活習慣病にもならないというのですから、それを信じて素直な生き方をめざすことにしましょう。
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