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吹替え大好き

2005年04月11日 12時41分40秒 | TVドラマ・CM
前回の記事で『ザ・ホワイトハウス』の地上波放送再開を強く望んだゴウ先生でありました。その時に、一つの理由に日本の声優さんたちの優秀さがあるとも書きました。

英語の先生ですよね、と笑われるかもしれません。でも、英語を学ぶことばかり考えてドラマそのものを楽しめないとしたら、何と悲しいことでしょう。英米で作られたドラマや映画は、どのような形であろうが、その作品に熱中できれば、結果的には――間接的にであれ――英語文化に触れることになるのですから。

しかも、日本の声優さんたちの優秀さを踏まえると、そのドラマの趣旨に沿った翻訳である限り、英語で聴こうが日本語で聴こうが、作品の本質的評価の変更につながることはないと思っています。

そういう考えを持っていますから、倍賞千恵子と木村拓哉のお二人が声を担当されたがゆえに、ゴウ先生は『ハウルの動く城』にのめりこめなかった一人です。大好きな役者さんだけに、映画の中のキャラクターよりもお二人のイメージが浮かび、ゴウ先生を感動から遠ざけたのでした。プロの声優さんがやってくれていたらと思わずにはいられません。(個人的には、田中真弓さんとかがやっていてくれていたら、随分印象が変わっただろうにと思っています。)

その点黒子に徹するプロの声優さんたちが吹替えをする場合には違和感を感ぜずにすみます。しかも、字幕ではフォローできない細かい情報まで日本語吹替えだと補ってもらえることができるのです。

たとえば、ゴウ先生が大好きな『ER 緊急救命室』シリーズ。これなど、アメリカに6年間住んで妻の出産や事故等で当地の病院やERにも駆け込んだ経験があるゴウ先生ですが、医学の知識に乏しいために、日本語字幕があったとしても時々状況を呑み込めない時があります。まして字幕なしでオリジナルな俳優のセリフを聞いていても、わけが分からないこともしばしばです。

一つには『ER』の特殊なドラマ構成があることは間違いありません。1回50分程度のエピソードに大小織り交ぜて10以上の病気・怪我の治療に当たることがざらにあるドラマですから、そのテンポの速さにこちらの頭が切り替わりきれないのです。

そんなわけで、ゴウ先生は『ER』をハイレベルの会員諸君を除くとINDECの正式な鑑賞推薦番組には指定しておりません。ただし、吹替えで楽しむことは大いに推奨しています。アメリカが抱える文字通りの病巣をしっかりとえぐり出しているドラマであることは間違いないからです。

何でもかんでも、原語で見ないと本当のところは分からないというのは、相当偏った意見だと思います。ご自分のバックグラウンドを鑑みながら、まずは鑑賞する作品を楽しめる態勢を作って欲しいと願う英語教師でした。

(そんなゴウ先生、いまカーターとアビーの恋を応援しながら、『ER IX』にはまっています。DVDだと日本語吹替えの声優さんの声でもノラ・ワイリー(カーター)やモーラ・ティアニー(アビー)の声でも楽しめるんですよね。)

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3 コメント

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吹き替えでもいいのですね! (Yes!Ah!)
2005-04-11 20:42:45
原語でなくても、まず吹き替えで楽しむことから始めたいと思います。

自分の実力に照らして、無理なく英語の勉強ができることは嬉しいです。

原語ではとても難しそうですが、私にも合った『ER』の楽しみ方を教えてくださり、ありがとうございます。ぜひ見ます。
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吹き替えもよいですね! (Yes!Ah!)
2005-04-11 20:46:25
原語ではとても難しそうですが、吹き替えなら肩の力を抜いて楽しめそうです。

私にあった英語学習の仕方をするということで、無理なくできそうです。とても嬉しいです!『ER』ぜひ見たいです。

返信する
ありがとうございます (タゴ)
2005-04-16 11:12:47
原語でなてくも、その作品の素晴らしさや英語文化に触れる事が出来るのですね。



『ホワイトハウス』も日本語吹き替えで見ていたのですが、それでも非常に楽しめましたし、アメリカ政治にも触れる事が出来ました。
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