朝鮮戦争が始まってからこの25日で57年が経ちました。おぞましき戦争体験が風化し、戦争に対する見方も変わってきているようです。
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朝鮮戦争57周年、韓国の若い世代で認識に変化(ロイター) - goo ニュース
2007年6月25日(月)17:10
[ソウル 25日 ロイター] 韓国の朝鮮日報は25日、同日に開戦57周年を迎えた朝鮮戦争について行われた調査結果を発表し、若い世代の同戦争に対する知識が低下していることを明らかにした。また、開戦理由についても従来と異なった認識を持つ傾向があるとしている。
調査によると、20─40歳のうち10人中約4人が、戦争が始まった年を正確に答えることができなかった。また、戦争の原因については、従来の冷戦下における米ソの代理戦争という見方から、北朝鮮による不法な侵略と認識している人が増えたという。
2002年に行われた調査結果と比べると、同戦争が冷戦で引き起こされたとの回答は44.5%から35.7%に減少。一方、北朝鮮の責任を挙げた人は31.2%から52.3%に増加した。
また、月刊中央誌が実施した別の調査によると、韓国の小学生の5人に1人が、朝鮮戦争は韓国が日本と行った戦争であると誤って認識しており、3人に1人は開戦時期がまったく分からなかったという。
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朝鮮戦争の原因が、北朝鮮の侵略によるものだという判断は史実を見る限り間違った判断だとはいえません。もちろん、冷戦構造の中での悲劇ではありますが。
問題は、韓国の小学生の誤った歴史認識であります。詳しく紹介している産経の記事を見てみましょう。
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韓国の小学生2割「朝鮮戦争=日本が侵略した戦争」 (産経新聞)
【ソウル=黒田勝弘】韓国現代史の最大の悲劇といわれる朝鮮戦争(1950~53年)について、韓国の小学生の5人に1人が「日本が韓国を侵略した戦争」と考えていることが明らかになった。18日発売の韓国の有力月刊誌「月刊中央」7月号が朝鮮戦争57周年を機に実施したアンケート調査の結果として伝えたもので、同誌はその原因として最近の親北朝鮮的な学校教育と日本に対する相変わらずの敵対心を挙げている。
同誌によると調査は4月から5月にかけソウルの7つの小学校で3~6年の児童3660人を対象に行われた。
その結果、朝鮮戦争が起きた時代について「現代」と正しく回答したのは46%で、過半数が李朝時代(14世紀末~20世紀初)など、それ以前の出来事と答えている。
また「誰がどのように引き起こしたか」という質問には72%が「北韓(北朝鮮)が南韓(韓国)を侵攻した」と正しく答えたが、一方で「日本が韓国を侵攻した」という回答が22%もあった。しかし北朝鮮や左翼勢力の主張である「南が北を侵攻した」は2%だった。
興味深いことは、朝鮮戦争は李朝時代に起きたと回答した児童の51%が「日本が韓国に侵攻」と答えている。これは朝鮮戦争と、16世紀の豊臣秀吉軍による朝鮮侵攻(日本では文禄・慶長の役、韓国では壬辰倭乱)とを混同しているためで、子供たちの間では「とにかくわが国に攻めてきたのは日本」という漠然とした考え方があるためと、同誌は解説している。
この結果、「朝鮮戦争というと何を思いだすか」という質問に対しても、日本支配時代の独立運動にからむ「柳寛順(人物)」や「独立万歳」「日本軍」などの回答が多く、「金日成」「金正日」など北朝鮮がらみのものはほとんどなかったという。
対北融和政策が進められている韓国では近年、学校教育でも「統一教育」の名の下、北朝鮮との過去や対立関係はできるだけ教えず和解と協力が強調されている。
これに対し日本については、領土問題や慰安婦問題、靖国神社問題などを通じ歴史的な敵対関係が強調され、日本と韓国は交戦国ではなかったにもかかわらず、戦争したかのような認識が広がっている。こうした雰囲気が子供たちの「間違った歴史観」にも影響を与えているものとみられる。
(2007/06/19 07:59)
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こういうひどい教育を受けた韓国の小学生が大人になったらどうなるのでしょう。日韓友好など絵に描いた餅であります。
歴史を冷静にふりかえる。韓国政府には、特に歴史教育の面を含めて、お願いしたいものです。次の大統領の課題ではありますが。
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朝鮮戦争57周年、韓国の若い世代で認識に変化(ロイター) - goo ニュース
2007年6月25日(月)17:10
[ソウル 25日 ロイター] 韓国の朝鮮日報は25日、同日に開戦57周年を迎えた朝鮮戦争について行われた調査結果を発表し、若い世代の同戦争に対する知識が低下していることを明らかにした。また、開戦理由についても従来と異なった認識を持つ傾向があるとしている。
調査によると、20─40歳のうち10人中約4人が、戦争が始まった年を正確に答えることができなかった。また、戦争の原因については、従来の冷戦下における米ソの代理戦争という見方から、北朝鮮による不法な侵略と認識している人が増えたという。
2002年に行われた調査結果と比べると、同戦争が冷戦で引き起こされたとの回答は44.5%から35.7%に減少。一方、北朝鮮の責任を挙げた人は31.2%から52.3%に増加した。
また、月刊中央誌が実施した別の調査によると、韓国の小学生の5人に1人が、朝鮮戦争は韓国が日本と行った戦争であると誤って認識しており、3人に1人は開戦時期がまったく分からなかったという。
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朝鮮戦争の原因が、北朝鮮の侵略によるものだという判断は史実を見る限り間違った判断だとはいえません。もちろん、冷戦構造の中での悲劇ではありますが。
問題は、韓国の小学生の誤った歴史認識であります。詳しく紹介している産経の記事を見てみましょう。
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韓国の小学生2割「朝鮮戦争=日本が侵略した戦争」 (産経新聞)
【ソウル=黒田勝弘】韓国現代史の最大の悲劇といわれる朝鮮戦争(1950~53年)について、韓国の小学生の5人に1人が「日本が韓国を侵略した戦争」と考えていることが明らかになった。18日発売の韓国の有力月刊誌「月刊中央」7月号が朝鮮戦争57周年を機に実施したアンケート調査の結果として伝えたもので、同誌はその原因として最近の親北朝鮮的な学校教育と日本に対する相変わらずの敵対心を挙げている。
同誌によると調査は4月から5月にかけソウルの7つの小学校で3~6年の児童3660人を対象に行われた。
その結果、朝鮮戦争が起きた時代について「現代」と正しく回答したのは46%で、過半数が李朝時代(14世紀末~20世紀初)など、それ以前の出来事と答えている。
また「誰がどのように引き起こしたか」という質問には72%が「北韓(北朝鮮)が南韓(韓国)を侵攻した」と正しく答えたが、一方で「日本が韓国を侵攻した」という回答が22%もあった。しかし北朝鮮や左翼勢力の主張である「南が北を侵攻した」は2%だった。
興味深いことは、朝鮮戦争は李朝時代に起きたと回答した児童の51%が「日本が韓国に侵攻」と答えている。これは朝鮮戦争と、16世紀の豊臣秀吉軍による朝鮮侵攻(日本では文禄・慶長の役、韓国では壬辰倭乱)とを混同しているためで、子供たちの間では「とにかくわが国に攻めてきたのは日本」という漠然とした考え方があるためと、同誌は解説している。
この結果、「朝鮮戦争というと何を思いだすか」という質問に対しても、日本支配時代の独立運動にからむ「柳寛順(人物)」や「独立万歳」「日本軍」などの回答が多く、「金日成」「金正日」など北朝鮮がらみのものはほとんどなかったという。
対北融和政策が進められている韓国では近年、学校教育でも「統一教育」の名の下、北朝鮮との過去や対立関係はできるだけ教えず和解と協力が強調されている。
これに対し日本については、領土問題や慰安婦問題、靖国神社問題などを通じ歴史的な敵対関係が強調され、日本と韓国は交戦国ではなかったにもかかわらず、戦争したかのような認識が広がっている。こうした雰囲気が子供たちの「間違った歴史観」にも影響を与えているものとみられる。
(2007/06/19 07:59)
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こういうひどい教育を受けた韓国の小学生が大人になったらどうなるのでしょう。日韓友好など絵に描いた餅であります。
歴史を冷静にふりかえる。韓国政府には、特に歴史教育の面を含めて、お願いしたいものです。次の大統領の課題ではありますが。
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