ゴウ先生は2003年12月31日まで、1日60本から100本吸うウルトラ・ヘビー・スモーカーでした。
その悪癖を2004年の1月1日に断ち切り、今日に至るまでただの1本も煙草に火をつけたことがありません。
辛いですか、と訊かれたら、「辛い時期もありました」と答えることにしています。20年以上にわたって行い続けてきた習慣を改めるのが楽なはずはありませんから。
でも煙草をやめたことに後悔はありません。おそらくこのまま死ぬまで喫煙せずにいくのではないかと思っています。
ところが、日本はまだまだスモーカー天国です。歩きタバコのノータリンはまだまだいっぱいですし、居酒屋で完全禁煙の店など東京にもほとんどありません。
ゴウ先生は、酒、特に日本酒をこよなく愛する男ですが、タバコを吸っていたら本当の日本酒の味は分からないということを経験からよく知っています。それほどタバコは人間を味オンチにしてしまうのです。
健康のためとか言わずに、人生を楽しく送るために、タバコをやめるという選択肢を選ぶ時代だと思うのです。
そんな時に香港で完全禁煙を法制化する動きがあるという記事が飛び込んできました。
【香港】オフィス・飲食店完全禁煙化=法案発表
香港政府の衛生福祉・食物局が、たばこ追放に向けた動きを加速させている。同局はオフィスや飲食店などを完全禁煙とするほか、喫煙が健康に有害であることを示す写真をたばこに大きく表示することを義務づける喫煙(公共衛生)条例の改正案を4月30日に官報で告示。近く正式に立法会に提出する。広告などによる反たばこキャンペーンも強化した。これに対し「完全禁煙化は客足を遠のかせ、経営を危機に陥れる」と反対する飲食業者らは、1日の夜にネオンを消すなどして抵抗している。
衛生福祉・食物局が官報で告示した喫煙(公共衛生)条例改正案は◆オフィス◆飲食店◆カラオケ店、雀荘など娯楽施設◆病院◆教育機関――などを一律に禁煙とすることを規定。施行から完全実施までの周知期間は3カ月にとどめた。立法会が原案通り可決・成立させれば、愛煙家にとっては厳しい時代が到来しそうだ。
■喫煙者への「恐怖感」狙う
また現行法では、たばこには文字で香港政府の忠告として◆皮膚の老化◆性的不能◆死◆毛細血管系の疾病◆肺がん◆間接喫煙による家族への害――の6種類の疾病や害のうち、いずれか1つについて「引き起こす恐れがある」と表示することになっているが、改正案ではその疾病や害を示す写真表示も義務化される。毛細血管系の疾病を示す写真は血まみれの足、死を示す写真は骸骨の模型とかなり強烈で、当局は喫煙者に恐怖感を与える効果を狙っている。表示面積も現行の「縦2.4センチメートル×横5センチ(正面パッケージ面積の20%)」から「正面パッケージ面積の50%」に大幅に拡大。表示する疾病や害の種類は2カ月毎に代えることになっている。周知期間は1年。同期間経過後は、違反したメーカーは5,000HKドルの罰金だ。
衛生署の梁挺雄副署長は、同様の表示が外国で禁煙推進に効果を上げていると説明。2000年にこの方式を導入したカナダでは、喫煙者の44%が写真入り警告表示を見て「禁煙する気になった」と回答した例や、シンガポールやタイも同様の政策採用に踏み切ったことなどを挙げた。
■無煙化キャンペーンも
当局は禁煙政策強化の必要性を市民に理解させようと、宣伝活動でもさらに踏み込んだ。系列の香港喫煙健康委員会はこのほど、地下鉄(MTR)車内などに、たばこのないオフィスや飲食店の実現を呼びかける広告を張り出したほか、テレビでも間接喫煙の害を訴えるCMを放送している。
■飲食業界など「死活問題」
一方、一律禁煙化に強く反発している飲食店や娯楽関連店舗約500店は、1日の午後9時から午前0時までの間、ネオンを消して政府に抗議した。参加した店舗のうち約200店が九龍のジョーダンから旺角までのネイザンロード沿いだったため、一帯はいつもの華やかさから一転、暗くなった。抗議行動を主催した「飲食娯楽禁煙条例関心グループ」の責任者、駱国安氏は「一刀両断式の禁煙政策はナイトライフに深刻な打撃を与え、香港は『東洋の真珠』の輝きを失う」と香港政府を非難。参加した業者の中には「完全禁煙化されれば売り上げは30~40%落ちる」「廃業せざるを得なくなる」と訴える声もあった。
またたばこ関連の業界団体は、コストが増え銘柄の区別もつきにくくなるとして、警告表示のスペース拡大に不満を示している。
だがこれまでのところ、衛生福祉・食物局は禁煙強化策を既定方針通り推し進める構え。立法会でも飲食・観光関連業界をバックにする議員を除き、多くの議員が賛成に回る可能性が高いとみられる。
(NNA) - 5月3日10時32分更新
ああ、日本の議員の諸君もこういう問題についてもっと話し合ってくれれば嬉しいのですが。
タバコの煙のない素晴らしい日本を作るために・・・。
INDEC新入会員募集中!INDEC公式ホームページへどうぞ!
その悪癖を2004年の1月1日に断ち切り、今日に至るまでただの1本も煙草に火をつけたことがありません。
辛いですか、と訊かれたら、「辛い時期もありました」と答えることにしています。20年以上にわたって行い続けてきた習慣を改めるのが楽なはずはありませんから。
でも煙草をやめたことに後悔はありません。おそらくこのまま死ぬまで喫煙せずにいくのではないかと思っています。
ところが、日本はまだまだスモーカー天国です。歩きタバコのノータリンはまだまだいっぱいですし、居酒屋で完全禁煙の店など東京にもほとんどありません。
ゴウ先生は、酒、特に日本酒をこよなく愛する男ですが、タバコを吸っていたら本当の日本酒の味は分からないということを経験からよく知っています。それほどタバコは人間を味オンチにしてしまうのです。
健康のためとか言わずに、人生を楽しく送るために、タバコをやめるという選択肢を選ぶ時代だと思うのです。
そんな時に香港で完全禁煙を法制化する動きがあるという記事が飛び込んできました。
【香港】オフィス・飲食店完全禁煙化=法案発表
香港政府の衛生福祉・食物局が、たばこ追放に向けた動きを加速させている。同局はオフィスや飲食店などを完全禁煙とするほか、喫煙が健康に有害であることを示す写真をたばこに大きく表示することを義務づける喫煙(公共衛生)条例の改正案を4月30日に官報で告示。近く正式に立法会に提出する。広告などによる反たばこキャンペーンも強化した。これに対し「完全禁煙化は客足を遠のかせ、経営を危機に陥れる」と反対する飲食業者らは、1日の夜にネオンを消すなどして抵抗している。
衛生福祉・食物局が官報で告示した喫煙(公共衛生)条例改正案は◆オフィス◆飲食店◆カラオケ店、雀荘など娯楽施設◆病院◆教育機関――などを一律に禁煙とすることを規定。施行から完全実施までの周知期間は3カ月にとどめた。立法会が原案通り可決・成立させれば、愛煙家にとっては厳しい時代が到来しそうだ。
■喫煙者への「恐怖感」狙う
また現行法では、たばこには文字で香港政府の忠告として◆皮膚の老化◆性的不能◆死◆毛細血管系の疾病◆肺がん◆間接喫煙による家族への害――の6種類の疾病や害のうち、いずれか1つについて「引き起こす恐れがある」と表示することになっているが、改正案ではその疾病や害を示す写真表示も義務化される。毛細血管系の疾病を示す写真は血まみれの足、死を示す写真は骸骨の模型とかなり強烈で、当局は喫煙者に恐怖感を与える効果を狙っている。表示面積も現行の「縦2.4センチメートル×横5センチ(正面パッケージ面積の20%)」から「正面パッケージ面積の50%」に大幅に拡大。表示する疾病や害の種類は2カ月毎に代えることになっている。周知期間は1年。同期間経過後は、違反したメーカーは5,000HKドルの罰金だ。
衛生署の梁挺雄副署長は、同様の表示が外国で禁煙推進に効果を上げていると説明。2000年にこの方式を導入したカナダでは、喫煙者の44%が写真入り警告表示を見て「禁煙する気になった」と回答した例や、シンガポールやタイも同様の政策採用に踏み切ったことなどを挙げた。
■無煙化キャンペーンも
当局は禁煙政策強化の必要性を市民に理解させようと、宣伝活動でもさらに踏み込んだ。系列の香港喫煙健康委員会はこのほど、地下鉄(MTR)車内などに、たばこのないオフィスや飲食店の実現を呼びかける広告を張り出したほか、テレビでも間接喫煙の害を訴えるCMを放送している。
■飲食業界など「死活問題」
一方、一律禁煙化に強く反発している飲食店や娯楽関連店舗約500店は、1日の午後9時から午前0時までの間、ネオンを消して政府に抗議した。参加した店舗のうち約200店が九龍のジョーダンから旺角までのネイザンロード沿いだったため、一帯はいつもの華やかさから一転、暗くなった。抗議行動を主催した「飲食娯楽禁煙条例関心グループ」の責任者、駱国安氏は「一刀両断式の禁煙政策はナイトライフに深刻な打撃を与え、香港は『東洋の真珠』の輝きを失う」と香港政府を非難。参加した業者の中には「完全禁煙化されれば売り上げは30~40%落ちる」「廃業せざるを得なくなる」と訴える声もあった。
またたばこ関連の業界団体は、コストが増え銘柄の区別もつきにくくなるとして、警告表示のスペース拡大に不満を示している。
だがこれまでのところ、衛生福祉・食物局は禁煙強化策を既定方針通り推し進める構え。立法会でも飲食・観光関連業界をバックにする議員を除き、多くの議員が賛成に回る可能性が高いとみられる。
(NNA) - 5月3日10時32分更新
ああ、日本の議員の諸君もこういう問題についてもっと話し合ってくれれば嬉しいのですが。
タバコの煙のない素晴らしい日本を作るために・・・。
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日本でも真剣に完全禁煙の議論を展開して欲しいと思います。
たばこを吸わない人にもっと気を使って、きれいな空気で
食事ができる店が増えることを望みます。
ドラスティックに変えて欲しいです。