昨年12月に国立劇場で通し上演された『伊賀越道中双六』が、読売演劇大賞を受賞しました。中村吉右衛門ファンとしては、実にうれしい報せです。
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読売演劇大賞に「伊賀越道中双六」(時事通信) - goo ニュース
2015年2月4日(水)05:18
第22回読売演劇大賞が3日発表され、東京・国立劇場で昨年12月に上演された歌舞伎「伊賀越道中双六」が大賞・最優秀作品賞に選ばれた。贈賞式は26日に東京・帝国ホテルで行われる。
各部門の最優秀賞などは次の通り。(敬称略)
男優賞=浦井健治▽女優賞=秋山菜津子▽演出家賞=上村聡史▽スタッフ賞=二村周作▽杉村春子賞(新人賞)=藤田俊太郎▽芸術栄誉賞=加藤武▽選考委員特別賞=宇野亜喜良。
読売演劇大賞に「伊賀越道中双六」(産経新聞) - goo ニュース
2015年2月4日(水)05:08
第22回読売演劇大賞各賞が発表され、大賞および最優秀作品賞に「伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)」(国立劇場)が選ばれた。贈賞式は26日、東京都千代田区の帝国ホテルで。
他の賞は次の通り(敬称略)。
最優秀男優賞=浦井健治(「アルジャーノンに花束を」「星ノ数ホド」)
最優秀女優賞=秋山菜津子(「きらめく星座」)
最優秀演出家賞=上村聡史(「ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる」「炎 アンサンディ」)
最優秀スタッフ賞=二村周作(「フォレスト・ガンプ」「ブラック メリーポピンズ」の美術)
杉村春子賞(新人対象)=藤田俊太郎(「ザ・ビューティフル・ゲーム」の演出)
芸術栄誉賞=加藤武
選考委員特別賞=宇野亜喜良
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1度見て、あまりに感激したので、もう1回見に行きました。裏ブログ「映画と本と音楽にあふれた英語塾」における次のレビューで、その感動的な舞台を振り返っています。
吉右衛門丈を始め、中村歌六丈、中村芝雀丈の準主役はもちろん、中村東蔵丈、中村錦之助丈などの共演者にいたるまで隙がない、見事な舞台でした。他の演劇はまったく見ないで、歌舞伎しか見ていません。ゆえに、公平さには欠けるでしょう。ですが、あの芝居なら、2014年日本一の舞台であったといわれても、まったく驚きません。
歌舞伎ファンとしては、あのレベルの舞台をどんどん見せてもらえればと願ってやみません。
最後になりますが、熱烈な歌舞伎ファンであり、氏が参加する早稲田大学における六世中村歌右衛門に関する講演会を2回聞かせてもらった(両方とも、抱腹絶倒でした)加藤武さんが芸術栄誉賞を受賞されたのもめでたいことです。いつまでも、お元気で。
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