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また健さんにパワーをもらった

2006年01月11日 09時07分37秒 | 高倉健
この1月9日(月)の午後、テレビ朝日が映画『鉄道員(ぽっぽや)』と『単騎、千里を走る』のドキュメンタリーを放送しました。

偶然見つけたゴウ先生、当然のごとく見はまってしまいました。ゴウ先生を惹きつける健さんのパワー、凄いものがあります。

『鉄道員』はもちろんDVDで所有しているので、TVで見る必要などありません。しかし、CMで分断されるTVで見返すのもどこか肩の力が抜けて悪くないと思えてしまうのはなぜでしょう。普段はそのようなことは絶対にしないのに・・・。

そしてドキュメンタリー。『単騎、千里を走る』の現場をもとにしていますから、NHKが昨年11月19日(土)に放送したものと似通っています。それでもやはりしゃんとした健さんを見るのは、それだけでエネルギーをもらってしまいます。

撮影に入ったら、待ち時間でも椅子に腰掛けず、立ったまま出番を待つ。この健さんスタイルを中国でも変えないのです。鳥肌が立つゴウ先生です。

当時、73歳。標高2000メートルを超えるような雲南省の大地に、仁王立ちする健さん。信じられない体力と気力です。すべては、自分を律する心と日頃の節制の賜物なのでしょう。見習わなければなりません。

その健さんが、日刊スポーツのインタビューに答えていたと言って、とあるINDECの会員がその紙面を持ってきてくれました。

何せ、Gump Theatre(INDECの教室)には、健さんの大写しのポスターがドーンと貼られていて会員諸君を睨みつけていますし、ゴウ先生はゴウ先生でクラスがあるたびにほとんど毎回健さんの話をする有様です。会員諸君も、事あるごとに健さん情報をくれるようになっているのです。

そのインタビュー、1月3日付けの同紙に掲載されています。

その中で、「日本は豊かさと引き換えにいろいろなものを失った」と主張する健さん。そのなくしたものを中国人スタッフに見つけたと語ります。

クランクアップ後のパーティーで若いスタッフの一人が、健さんに自分が綴った日記を日本語訳を添えて贈ってくれました。日記には、撮影初日から毎日健さんのことがびっしりと書いてあったそうです。

その日記を見て、健さんがこう述べます。

**********

現場で泣いて帰ってきて、部屋に戻ってまた泣いているんだよ。まいったね。

これが今、日本にはなくなっているのかなって。

心の届け方みたいなものを、日本は間違いなく失っていますよ。

それは何なのかと考えてみると、エネルギーを燃やすということじゃないですかね。特に若い世代は燃やしていない。

燃やし方が分からないというより、燃やされたことがないからでしょう。

**********

鋭い指摘です。日々若者たちと付き合っているゴウ先生が、おぼろげながら感じたことをズバリ指摘してもらいました。

いまの若者、エネルギーの燃やし方も分からないほどバカではありません。健さんのような情熱を注ぎ込む熱い大人を近くで見ていないから、エネルギーを燃やすことを忘れてしまっているだけなのです。

ゆえに、それを思い出させてあげれば、若者たちはガムシャラに走り出すのです。

そうしたパワーをいまもお持ちの健さん。国境と言葉の壁を越えて、中国の若者にも大きなエネルギーを与えられた健さん。またまた頭が下がります。

健さんを見習って、INDECの会員諸君のためにも、ゴウ先生、ますます熱くエネルギーを燃やすオヤジになりきることにしました。

1月28日公開の『単騎、千里を走る』。楽しみです。

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