子供を巻き込む陰惨な事件が続いています。3人の子供の父親として胸が痛みます。どうしてこんなことが起こるのか!怒りがこみ上げます。
他にも、同じ思いをしている方、大勢いらっしゃるでしょう。この世の中、人殺しと児童虐待者だけで成立しているはずはありません。
ところが、タバコの問題となると、そうした「普通の大人」が「周囲を顧みない独りよがりのスモーカー」に転じることがあります。どうして子供の目線で物事を考えられないのでしょう。
タバコを吸わない小さな子供にとって、タバコの火は摂氏700度以上の炎の固まりだし、どこからか漂ってくるタバコの煙はぜんそくを引き起こすトリッガーになりうるのです。
その切実な思いを子供自らが訴えたというニュースが飛び込んできました。
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「歩きたばこはやめて」 中1の訴え市議会が採択
歩きたばこはとても迷惑です。条例で禁止してください-。ぜんそくの持病があり、歩きたばこ禁止条例の実現に向け署名活動に取り組んできた静岡市立安東中学1年の大石悠太君(12)が6日、静岡市議会の市民委員会で請願の趣旨を説明、全会一致で採択された。
市議会事務局は「中学生の請願は初めてではないか」と話し、15日の本会議でも採択は確実という。1人の中学生の生の訴えが、条例制定へ大きく前進させた格好だ。
この日、やや緊張した面持ちで演壇に立った大石君は「火の付いたたばこを手に歩くと子供の顔の高さになり、やけどしてしまう」と危険性を指摘。「生まれ育った大好きな静岡が快適で楽しい町になるよう、条例を制定してください」と力強く訴えた。
(共同通信) - 12月6日21時22分更新
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市議会で請願するというのですから、これは大石悠太君一人の判断ではないのでしょう。こう言うとカドが立つかもしれませんが、子供を利用して嫌煙運動を進めようという大人の意志が背後に見え隠れします。
でも、仕方ないと思います。普通の分別ある大人であるはずの大部分のスモーカーたちが、路上喫煙禁止の場所で平気で歩きタバコをしているのです。普段は会社その他でゴミを拾えとか指導している大人が、平気で道に吸殻を捨てていたりするのです。どういう形であれ、その不条理を追求したくなるのも不思議ではありません。
そんな身勝手なスモーカーの醜い部分を描いた記事が、朝日新聞の岡山版に出ています。
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禁煙タクシー 導入ノロノロ
2005年12月06日
健康増進法の施行(03年5月)以来、役所や駅、レストランなど公共空間での禁煙や分煙の徹底が進んでいる。他人の煙を無理やり吸わされる受動喫煙の防止のためだが、公共交通機関の一つであるタクシーの禁煙はなかなか進まない。タクシーの車内を私的な空間と考える人も多いうえ、業界が厳しい経営状況の中で愛煙家の客離れを恐れているためだといわれている。(岩井建樹)
岡山駅前のタクシー乗り場。ずらりと並ぶ客待ちのタクシーに、「禁煙」のステッカーをはった車両を見つけることは難しい。
国土交通省などによると、全国で禁煙タクシーの占める割合は約2%。県内ではタクシー計約3900台のうち24台(県タクシー協会調べ)。比率では0・6%と、さらに導入が遅れている。特に法人事業者は計約3640台のうち12台でわずか0・3%だ。
法人事業者も禁煙の時代の流れを無視しているわけではない。同協会が05年、岡山支部内の法人事業者に実施したアンケートでは、回答のあった14社のうち約7割が禁煙タクシーに前向きな姿勢を示した。だが、実際の導入となると及び腰だ。
46台のタクシーを所有する東和タクシーは昨年末、禁煙タクシーを導入したが、わずか半年で廃止。嫌煙家に選ばれるタクシーになることを期待したが、禁煙だとわかると乗車をやめる客が多かったためだ。
同協会の塩津宜男事務局長は「タクシーの利用者は愛煙家が多い。バブル崩壊や規制緩和などで1車あたりの売り上げが大幅に落ちる中、法人事業者にとって客離れの可能性のある戦略はとりづらいのだろう」という。
大手タクシー会社幹部は「禁煙タクシーは全社同時に一律の割合で導入すべきだ。1社だけでマイナス要因を背負うのは難しい」と話す。
個人で禁煙タクシーで営業する大林清孝さん(48)は、愛煙家の乗客に腹を立てられ、車内をたばこの火で焦がされた経験が何度もある。それでも、禁煙タクシーにこだわるのは、お客さんや自分の健康のためだ。嫌煙家の固定客もいる。
大林さんは「全車禁煙にすべきだとは思わないが、嫌煙家の乗客と運転手の双方とも選択肢がないのはおかしいのでは」と話している。
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信じられますか?禁煙タクシーにたまたま乗ったからといって、シートかなんかにタバコの火を押し付けるなんて!器物破損の犯罪ですよ、これ!
タクシーを私的な空間だと考える?理解できません。あそこはあくまで共有スペースです。スモーカーのあなたの後に、タバコの臭いが大嫌いな人が乗り込んでくるかもしれないのです。
こういうことをしたり、考えたりする人がすべて、普段から危ないあちらの筋の方ではないと思うのです。酔っ払っただけのフツーの社会人だったりするのだろうと思います。
どうしてスモーカーはそんなに傍若無人なりうるのか。麻薬中毒者と同じだとみなされる所以です。スモーカーの方は、自分で自分たちの立場を悪くさせていることに気づいてもらわねば、自分で自分の首を絞めることになってしまいます。
われわれ嫌煙家は、マナーとルールを守る方に、タバコをやめなさいと命令する気はありません。ご自宅で吸っていただければよいと思っています。
公共の場所やタクシーの中をご自宅だと勘違いしていることに憤慨しているのであります。
いま一度、分別ある大人になっていただけることを、スモーカーの皆さんには強く願いたいものです。
他にも、同じ思いをしている方、大勢いらっしゃるでしょう。この世の中、人殺しと児童虐待者だけで成立しているはずはありません。
ところが、タバコの問題となると、そうした「普通の大人」が「周囲を顧みない独りよがりのスモーカー」に転じることがあります。どうして子供の目線で物事を考えられないのでしょう。
タバコを吸わない小さな子供にとって、タバコの火は摂氏700度以上の炎の固まりだし、どこからか漂ってくるタバコの煙はぜんそくを引き起こすトリッガーになりうるのです。
その切実な思いを子供自らが訴えたというニュースが飛び込んできました。
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「歩きたばこはやめて」 中1の訴え市議会が採択
歩きたばこはとても迷惑です。条例で禁止してください-。ぜんそくの持病があり、歩きたばこ禁止条例の実現に向け署名活動に取り組んできた静岡市立安東中学1年の大石悠太君(12)が6日、静岡市議会の市民委員会で請願の趣旨を説明、全会一致で採択された。
市議会事務局は「中学生の請願は初めてではないか」と話し、15日の本会議でも採択は確実という。1人の中学生の生の訴えが、条例制定へ大きく前進させた格好だ。
この日、やや緊張した面持ちで演壇に立った大石君は「火の付いたたばこを手に歩くと子供の顔の高さになり、やけどしてしまう」と危険性を指摘。「生まれ育った大好きな静岡が快適で楽しい町になるよう、条例を制定してください」と力強く訴えた。
(共同通信) - 12月6日21時22分更新
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市議会で請願するというのですから、これは大石悠太君一人の判断ではないのでしょう。こう言うとカドが立つかもしれませんが、子供を利用して嫌煙運動を進めようという大人の意志が背後に見え隠れします。
でも、仕方ないと思います。普通の分別ある大人であるはずの大部分のスモーカーたちが、路上喫煙禁止の場所で平気で歩きタバコをしているのです。普段は会社その他でゴミを拾えとか指導している大人が、平気で道に吸殻を捨てていたりするのです。どういう形であれ、その不条理を追求したくなるのも不思議ではありません。
そんな身勝手なスモーカーの醜い部分を描いた記事が、朝日新聞の岡山版に出ています。
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禁煙タクシー 導入ノロノロ
2005年12月06日
健康増進法の施行(03年5月)以来、役所や駅、レストランなど公共空間での禁煙や分煙の徹底が進んでいる。他人の煙を無理やり吸わされる受動喫煙の防止のためだが、公共交通機関の一つであるタクシーの禁煙はなかなか進まない。タクシーの車内を私的な空間と考える人も多いうえ、業界が厳しい経営状況の中で愛煙家の客離れを恐れているためだといわれている。(岩井建樹)
岡山駅前のタクシー乗り場。ずらりと並ぶ客待ちのタクシーに、「禁煙」のステッカーをはった車両を見つけることは難しい。
国土交通省などによると、全国で禁煙タクシーの占める割合は約2%。県内ではタクシー計約3900台のうち24台(県タクシー協会調べ)。比率では0・6%と、さらに導入が遅れている。特に法人事業者は計約3640台のうち12台でわずか0・3%だ。
法人事業者も禁煙の時代の流れを無視しているわけではない。同協会が05年、岡山支部内の法人事業者に実施したアンケートでは、回答のあった14社のうち約7割が禁煙タクシーに前向きな姿勢を示した。だが、実際の導入となると及び腰だ。
46台のタクシーを所有する東和タクシーは昨年末、禁煙タクシーを導入したが、わずか半年で廃止。嫌煙家に選ばれるタクシーになることを期待したが、禁煙だとわかると乗車をやめる客が多かったためだ。
同協会の塩津宜男事務局長は「タクシーの利用者は愛煙家が多い。バブル崩壊や規制緩和などで1車あたりの売り上げが大幅に落ちる中、法人事業者にとって客離れの可能性のある戦略はとりづらいのだろう」という。
大手タクシー会社幹部は「禁煙タクシーは全社同時に一律の割合で導入すべきだ。1社だけでマイナス要因を背負うのは難しい」と話す。
個人で禁煙タクシーで営業する大林清孝さん(48)は、愛煙家の乗客に腹を立てられ、車内をたばこの火で焦がされた経験が何度もある。それでも、禁煙タクシーにこだわるのは、お客さんや自分の健康のためだ。嫌煙家の固定客もいる。
大林さんは「全車禁煙にすべきだとは思わないが、嫌煙家の乗客と運転手の双方とも選択肢がないのはおかしいのでは」と話している。
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信じられますか?禁煙タクシーにたまたま乗ったからといって、シートかなんかにタバコの火を押し付けるなんて!器物破損の犯罪ですよ、これ!
タクシーを私的な空間だと考える?理解できません。あそこはあくまで共有スペースです。スモーカーのあなたの後に、タバコの臭いが大嫌いな人が乗り込んでくるかもしれないのです。
こういうことをしたり、考えたりする人がすべて、普段から危ないあちらの筋の方ではないと思うのです。酔っ払っただけのフツーの社会人だったりするのだろうと思います。
どうしてスモーカーはそんなに傍若無人なりうるのか。麻薬中毒者と同じだとみなされる所以です。スモーカーの方は、自分で自分たちの立場を悪くさせていることに気づいてもらわねば、自分で自分の首を絞めることになってしまいます。
われわれ嫌煙家は、マナーとルールを守る方に、タバコをやめなさいと命令する気はありません。ご自宅で吸っていただければよいと思っています。
公共の場所やタクシーの中をご自宅だと勘違いしていることに憤慨しているのであります。
いま一度、分別ある大人になっていただけることを、スモーカーの皆さんには強く願いたいものです。
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