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ひとりで73学部・学科に全部合格!

2007年07月21日 11時52分48秒 | 時事放談: 国内編
蛇の道はヘビ。よく考えられています。英語塾経営者として見習わないといかん(?)です。

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大阪の私立高“73人分”実は1人 関関同立に合格多数とPR  (産経新聞)

 私立大阪学芸高校(大阪市住吉区)が平成18年度の大学入試で、国公立大志望の男子生徒1人に働きかけて、関西の有名私大「関関同立」の計73学部・学科を受験させ、合格実績を“水増し”していたことが20日、分かった。大学入試センター試験の結果だけで合否判定する制度を利用し、生徒の志望と関係なく大量に出願。受験料など140万円以上を学校側が負担していた。

 同校によると、成績上位者が関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)などを受験する際の受験料を学校側が負担する進学奨学金制度を5年前に創設。入試結果がよかった生徒には激励金が贈られる。対象は毎年15~20人で、このうち数人にセンター試験を利用した私立大の複数受験を働きかけているという。

 この男子生徒は理系志望だったが、関関同立の出願先には文系の学部・学科も含まれていた。結局、受験した73学部・学科すべてに合格。同校が関関同立の合格者として公表している144人は延べ人数で、半数以上はこの生徒1人によるものだった。

 受験料など143万4268円は学校側が負担。入試後には5万円の激励金と生徒の第一希望で最終的に進学した「祝○○大学合格」と刻まれた数万円相当の腕時計を記念品として贈った。

 同校の近藤永校長は「複数受験で生徒の進路目標をより確実に達成させたかった。正直、こんなに合格するとは思わなかった」。反省し、19年度入試から30学部・学科を上限にしたが、今後は制度の見直しを検討するという。

 センター試験の結果だけで合否を決める制度は、私立大にとっては「問題を独自に作成せずに、受験料が入るおいしい制度」(関係者)で利用する大学が年々増加。また、大学合格実績をアピールしたい高校側も、生徒にこの制度を利用した複数受験を勧める傾向があり、私学関係者は「受験料を負担しても広告費と考えれば安いと考える学校もあるだろう」。生徒にとっても新たに受験する必要がないため、国公立大志望者が「滑り止め」として利用するケースが増えているという。

(2007/07/20 19:17)

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日本の大学入試の実態に疎いゴウ先生、憤るよりも感心してしまいました。少子化の時代において生き残りをかけた私立高校は、ここまでやるかという思いです。

でも、これに似たことはどこでもやっていることでしょう。73学部・学科が異常というだけで。INDECのように実績をほとんど発表しない英語塾・予備校などどこにもないはずです。第一、大学も助かっているのです、こういう高校があるおかげで。

それにしても、よくも全部の大学に合格できたものです。進学した国立大学はどこなのでしょう。京都大学あたりでしょうか。凄い!

ともあれ、高校受験を控えるお子さんをもつ親御さんは、数字のマジックに引っかからないことだけ、高校受験の際には考えないといけません。かくいうゴウ先生もそのひとりであるのですが・・・。

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