あれだけ民主党とカン内閣を応援してきた朝日と毎日ですが、マツモト某が出てきたとたん、ものすごいバッシング。これなら最初から肩を持たなければよいものを。
まずは、朝日の一般記事。
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「早く辞任を」「侮辱」…復興相放言、あきれる被災地(朝日新聞) - goo ニュース
2011年7月5日(火)03:25
宮城、岩手両県を訪れた松本龍復興担当相の「放言」。被災地には、怒りや「あきれ」が広がっている。
「被災地全体への侮辱だ」。宮城県岩沼市の井口経明市長は4日、朝日新聞の取材に、そう憤りを見せた。「自治体はやるべきことをやろうと懸命なのに肝心の国の支援が遅れている。一日も早く辞職してほしい」
同県気仙沼市で家族が営む商店を津波で流され、がれきを片付けていた畠山京子さん(65)は「『知恵を出さないと何もしない』なんてあんまり。がれきを一つでも片づけに来てほしい」。同県石巻市の仮設住宅に暮らす女性(47)も「バカなことを言う前に、被災者の声を聞きに足を運んでほしい」と語った。
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朝日新聞全体の意見を代弁してくれたものとして書かれた記事と受け取るべき。社説でも、突っ込みます。
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復興相発言―こんな人では心配だ
朝日新聞 2011年7月5日(火)付
「私の心はただひとつ。被災者に寄り添うことだけ」
初会見でのこの言葉は、何だったのか。
松本龍復興担当相が就任後初めて訪れた東日本大震災の被災地で、いきなり脱線した。政府の復旧・復興への取り組みを約束すると思いきや、岩手、宮城両県知事に対し放言を重ねた。
いわく「知恵を出したところは助けるが、知恵を出さないやつは助けない」。
いわく「県でコンセンサスをとれよ。そうしないと、我々は何もしないぞ」。
この上から目線は何なのだ。政府と自治体は「上下・主従」でなく「対等・協力」の関係であることを知らないのか。
もちろん復旧・復興の主役は被災者であり、その自治体だ。何でも政府に頼るのではなく、みずから青写真を描く責任がある。だが、財源も権限も情報も握る政府がそれを支えてこそ、作業は円滑に進むのだ。
松本氏は「九州の人間だから東北の何市がどこの県とかわからない」とも言った。3カ月余り、防災担当相として日夜、東北の地図を見つめてきたなら、こんな軽口はたたけまい。
極め付きが、宮城県の村井嘉浩知事への叱責(しっせき)だ。
後から県庁の応接室に入ってきた知事に「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ」と言ったばかりか、取材する報道陣にも「今の言葉はオフレコです。書いたら、その社は終わりだ」と続けた。
相手が旧知の知事だという気安さはあったろう。復興相専任になったばかりの気負いもあったのかもしれない。
だが、こんな発言はあり得ない。そもそも松本氏は「客」ではない。被災者とともに汗をかく役割を担っている。それに松本氏に、知事の後ろにいる被災者の姿が見えていれば、あんな言い方はできっこない。
こんな人物が復旧・復興の司令塔として適任なのか。とても心配だ。野党は一斉に批判しており、またぞろ菅直人首相の任命責任も問われそうだ。
松本氏は環境相だった昨年、日本であった国連地球生きもの会議(COP10)の議長として、名古屋議定書をまとめ上げる成果をあげた。そんな政治力が期待されただけに、この展開は本人にも不本意だろう。
松本氏はきのう「被災者を傷つけたとすれば申し訳ない」と述べた。あすからの国会でも責任を問われる。
約2週間ぶりに再開される国会で、こんな話題が出ること自体が腹立たしくてならない。
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毎日も同様の主張。ですが、朝日よりも激しくマツモトをバッシングしています。
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社説:松本復興担当相 「司令塔」のあきれた放言
耳を疑う放言である。東日本大震災の復興対策の担い手に起用された松本龍復興担当相が被災県を訪問した際、宮城、岩手両県知事に命令口調で高圧的な発言を連発した。
復旧、復興を進める自治体に国が寄り添い、全力を挙げて支援する姿勢を伝えることが松本氏に課せられた責務のはずだ。にもかかわらず、国と地方があたかも主従関係と認識したかのような言動は信頼関係を根底から崩しかねない。復興の司令塔としての資質すら問われよう。
「(県が漁港集約の)コンセンサスを得ろよ。そうしないと我々も何もしないぞ。ちゃんとやれ」--。こんな言いぶりに村井嘉浩宮城県知事も驚いたに違いない。
被災者支援をこれまで担当した松本氏が復興行政も受け持つことに、被災自治体は期待を抱いていたはずだ。ところが岩手県の達増拓也知事との会談で松本氏は「九州の人間だから東北の何市がどこの県とかわからない」と冗談めかし、今後の復興について「知恵出したところは助けるが、知恵出さないやつは助けない」と言い放った。
宮城では村井知事の入室が遅れたことに腹を立て、握手を拒んだ。「甘えるところは甘えて(いいが)、突き放すところは突き放す」と語り「お客さんが来る時は自分が入ってから呼べ」と知事を叱責した。
一連の言動からは国と地方を「対等」と位置づけ、敬意を払う意識が感じられない。まるで知事を部下扱いするような口調は「九州の人間ですけん、語気が荒かったりして」との釈明では済まされない。
復興への認識も問われる。確かに地域再生には地方の主体的な創意工夫が不可欠であり、多くの自治体は被災のハンディを抱えつつ懸命に議論を進めている。
だが、「助けない」「突き放す」と地方に自助努力を促す言いぶりは国の支援がまるで恩典で、地方の要望は「甘え」と言わんばかりの印象だ。本人は叱咤(しった)激励のつもりかもしれないが復旧すらままならぬ多くの自治体にとって、感情を逆なでする恫喝(どうかつ)にしか聞こえまい。
むしろ叱責されるべきは、国の覚悟不足と対応の遅れだろう。政府の復興構想会議が提言した住民の高台移住について記者団から問われた松本氏は財源対策について慎重な言い回しだった。地方に「知恵」を強いながら、自分は汗をかかないのか。
政府は月内に復興基本方針を策定する。松本氏は4日、発言を陳謝したが復興ビジョンの担い手としてふさわしいか、疑問を抱かざるを得ない。再開する国会論戦で各党は松本氏の復興にのぞむ姿勢を厳しくたださねばならない。
毎日新聞 2011年7月5日 2時31分
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この程度の人間しかいない民主党。これが政権与党の体をなしているとこの二大新聞は思っていたのでしょうか。責任を感じるなら、早くいまの内閣を終わらせるべき。すべては、カンナオトのリーダーシップのなさが原因なのですから。
もちろん、その前にマツモトの辞任してもらわないと。大臣としての品性など、どこにもない人物。あれで「九州出身」とか言われると、九州出身者としては同じ扱いをしないでくれといいたくなります。
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