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タクシーの全面禁煙化に、強力な科学調査の後押しが

2005年09月20日 09時02分07秒 | 離煙ニュース: 科学編
9月5日にタクシーを全面禁煙化せよという提言を書かせてもらいました。
先週も9月15日16日と2度日米の新聞記事を引き合いに出して受動喫煙の恐ろしさを指摘しました。

ところが、そうしたブログを書く時には知らないでいたら、われらが主張を科学的に強力に後押しする研究結果をなんと読売新聞が15日に紹介していたのです。

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タクシーの受動喫煙ご注意!1時間は車内に煙充満

 タクシーの中は受動喫煙の危険がいっぱい――。窓を閉め切ったタクシーで乗客1人がたばこを吸うと、車内の粉じん濃度が国の環境基準の12倍になり、1時間以上、元に戻らないことが、東大医学系研究科の中田ゆり客員研究員らの調査でわかった。

 札幌市で開かれている日本公衆衛生学会で、きょう15日発表される。

 調査では、タクシーの客席で喫煙し、車内の粉じん濃度を測定した。

 後部座席の窓を5センチ開けて喫煙した場合でも、粉じん濃度は厚生労働省の基準値(1立方メートルあたり0・15ミリ・グラム)の9倍に上り、原状回復に30分以上かかった。喫煙者が2人なら基準値の24倍、3人なら32倍に上昇した。エアコンを使用して3人が喫煙した場合は50倍に達した。

 少し窓を開けていても30分、窓を閉めていれば1時間以上、車内に粉じんが残ることから、中田研究員は「直前の乗客が喫煙者だった場合、受動喫煙になる恐れが強い。子供や妊婦など喫煙の害を受けやすい人も利用するだけに、全面禁煙にする必要があるのではないか」と話している。

 国土交通省などによると、全国のタクシー約27万台のうち、禁煙車は2%の5300台余。

(2005年9月15日14時47分 読売新聞)

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いやはや、ここまで悲惨な結果だったとは・・・。言葉もありません。

この結果を見ても、タバコの臭いの沁みついたタクシーに乗りますか?

客のみならず運転手の人たちの健康問題はどうなるのでしょう?全員の運転手の方が喫煙者ではないはずです。たとえ喫煙者であったとしても、ここまで受動喫煙の害が明らかになって何も手を打たないというのは、立法・行政の怠慢です。

タクシーの全面禁煙化!健康な日本にするために、政治家の皆さん、超党派で法案化、よろしくお願いします。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
全面禁煙化大賛成 (Celtic)
2005-09-23 12:53:24
具体的なデータを見ると、今まで以上にタバコの危険性を認識いたします。



タクシーの全面禁煙化が実現される事を強く願います。
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