ビタミンDを不足させないようにしないといけません。
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血中ビタミンD、がんリスク低下か=食事、日光浴で予防期待―国立がんセンター
血液中のビタミンD濃度が高い人は低濃度の人に比べ、がんになるリスクが19〜25%低いとの調査結果を国立がん研究センターなどのチームが8日、英医学誌に発表した。ビタミンDは魚などの摂取や日光浴で得られ、研究チームは「生活習慣の改善で、がん予防が期待できる」としている。
チームは全国8県に住む40〜69歳の男女約3万4000人を、1990〜2009年まで追跡。調査開始時に血液の提供を受け、うち約7000人について血中のビタミンD濃度を測定した。
ビタミンD濃度に応じて4グループに分け、がんになるリスクをそれぞれ算出。濃度が最も低いグループに比べ、2番目のグループががんになる可能性は19%低かった。同様に3番目のグループは25%、4番目のグループは22%低かった。がんの種類別では、肝がんで明確なリスクの低下が見られた。
研究チームによると、ビタミンDは細胞の増殖を抑える作用を持ち、がんを防ぐ可能性があるとされる。サケなどの魚やキノコ類に含まれるほか、日光を浴びることで体内で作られる。
血中ビタミンD低いと、がんリスク上昇 肝臓がんで顕著
朝日新聞 2018年3月8日09時48分
血液中のビタミンDの濃度が低いとがんになるリスクが高くなることがわかった。国立がん研究センターのチームが8日、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに論文を発表した。ビタミンDはがん細胞の増殖を抑える働きがあるためとみられる。
チームは岩手や沖縄など8県の40~69歳の約3万3千人を1990年以降平均約16年間追跡し、うち約8千人の血液中のビタミンDの濃度を調べた。
濃度によって四つのグループに分けて比べた。濃度が最も低いグループががんになるリスクは、他の三つのグループに比べて約2割高かった。特に肝臓がんで顕著で、最も濃度が低いグループは、最も高いグループに比べてがんになるリスクが約5割高かった。
ビタミンDは骨を作るのに重要とされ、魚介類やキノコに多く含まれるほか、日光浴によって体内で作られる。過去の実験によると、ビタミンDはがん細胞の増殖を抑え、がん化する恐れのある細胞が死ぬのを促す効果があると考えられている。
国立がん研究センターの山地太樹・分子疫学研究室長は「一定の濃度を超えるとがんのリスク低下は頭打ちになるとみられる。サプリメントの摂取や人工的な日焼けといった極端なことはせず、適度な食事と日光浴を心がけてほしい」と話している。(南宏美)
【AFP=時事】血液中のビタミンDの濃度が高いと、ある種のがんを発症するリスクが低下する可能性があるとの研究結果が8日、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに発表された。日本の成人を対象とした今回の研究について、ビタミンDにがん予防効果があるとの仮説を裏付ける結果だと研究チームは報告している。
日光に当たると皮膚で生成されるビタミンDは、骨の健康に良いことが広く知られている一方、慢性疾患や一部のがんに対する予防効果を示唆する科学的根拠も見つかっている。だが、これまでの研究は主に欧州と北米の人々を対象に行われていた。
人種によって体内に自然に蓄積されるビタミンDの量には差があるため、日本の共同研究チームは今回、国内の40〜69歳の男女3万3736人の健康診断記録を分析。ビタミンDの血中濃度別に4グループに分け、アジア人においてもがんリスクが低下するかを調べた。
平均16年間の追跡調査の結果について、年齢、体重、喫煙の有無、アルコール摂取量などのがん関連リスク要因を調整したところ、全体として血中ビタミンD濃度が高いとがんリスクが男女とも20%低下することが分かった。
部位別では、肝臓がんのリスクが最大50%低下し、特に男性で顕著な低下が見られた。【翻訳編集】AFPBB News
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呑兵衛の貧乏英語塾長、肝臓がんのリスクが50%も低減させてくれるといわれると、「ビタミンD様」と呼びたくなります。
酒を飲み続けたら元も子もないのでしょうが、ビタミンDまでも不足してしまったら、あっという間に肝臓がんになってしまうのでしょう。
魚ときのこと日光浴。これを合言葉に、日々を過ごすことにします。
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