インドのチャンディーガルってこんなところ

ル・コルビュジエの計画都市 Chandigarh
コルビュジエ建築物、街&生活情報
 

南北に走る緑地帯の役目

2018-02-09 | コルビュジェの構想&街の造り Le Corbusier's plan


前回の記事に関してですが




この赤枠=南北に走る大きな公園や庭園のあるセクター。
これは何を作りたかったかというと、、、

この街は南に向けて緩やかな斜面になっているそうで、モンスーンの大雨の時に水の流れがこの緑地帯(この緑地帯の中には川が走っています)を通るように作られ、排水路の役目になっているのだそうです。

南北に縦断する緑地帯を作ることによって、住民の身近にはどこにでも大きな公園や庭園があるという安心感を与えてくれたのだそうです。

コルビュジェは色んな事を計算してこの街を作り上げたんですね。
元々この緑地帯の構想は前任者の計画を引き継いだそうですが。

住んでいた頃には知らなかった事が多いです。

上の地図の南のセクター外にMOHALIという街がありますが、実は昨年2017年に大雨で道路が洪水になり大変なニュースになっていた事を最近知りました。
ちょくちょくあの辺りではそういう状態になるのだそうですが。

街中でもマーケットの駐車場が湖の様になる場所もありますが、道路事情が悪いインドではどこでも起きます。

でも南に向けて斜面になっているなら街中の雨水がどっとMOHALIに集まるのかもしれませんね

この記事の続編→Leisure Valleyと名付けられた緑地帯