忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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値崩れ番付2004年末

2004年12月27日 | 業界四方山話
今年も残すところあと僅かとなった。
怒濤のリリースが続いた年末商戦もクリスマスを終えて一段落。
ここからは、「負け組」達が続々と値崩れを起こしていくはずである。
初売りの目玉にされるか、福袋の中身なのかは知らないが、
それらの中には必ず以下のいずれかのタイトルが含まれているはずだ。
なお、11月以降に発売になったタイトルのみになっている。

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【横綱】
「ルパン三世・コロンブスの遺産は朱に染まる」
(バンプレスト部屋)

発売直前から予感はあったのだが、こちらの予想を遥かに上回るペースで下落中。
現在2000円台後半から3000円台前半で推移している、
発売日が「ドラクエ8」の2日前というのもあったとは思うが、、、

【大関】
「テイルズ・オブ・リバース」
(ナムコ部屋)

初回特典DVD付きの状態で4000円台続出中。
シリーズの特色からして「ドラクエ」のように持ち直すことは難しいと判断し、
発売直後ながら大関にポジショニングしてみた。
「ラジアータストーリーズ」までにどれだけ消化率を上げられるかが鍵だろう。

【関脇】
「カプコン・ファイティングジャム」
(カプコン部屋)

これが2004年度の値崩れ番付なら「鬼武者3」
「バイオハザード アウトブレイク2」「ロックマンX コマンドミッション」など、
さらに多数の作品を送り込んでいたはずのカプコン部屋。
「モンスターハンター」や「グランドセフトオート バイスシティ」などヒットもあったが、
人気シリーズが掲げていた販売目標の不足分を埋めるほどではないはずで、
来年以降はさらに厳しい状況に追い込まれそうだ。
現在3000円台前半~中盤で推移中。

【小結】
「スーパーロボット大戦GC」
(バンプレスト部屋)

ファミコンミニ版の「第二次」が欲しい人にしか訴求しなかったのか、
「スパロボ」シリーズにしては苦戦中のGC版。
現在4000円台後半~5000円台前半で推移しているが、
ファミコンミニの応募期間が過ぎればもう一段階下落しそうな気配だ。

【幕内】
「ロックマンエグゼ5 チームオブブルース」
(カプコン部屋)

人気シリーズにも遂に翳りが見えてきたのか、
今年末は少しダブつき気味のため「エグゼ」を幕内にしてみた。
2月発売予定の「カーネル」で盛り返すのか、
それとも「ブルース」だけが大きく値崩れするのかは分からないが、
共倒れという最悪の結果だけは避けたいところだ。

【十両】
「ビューティフルジョ-2(PS2)」
(カプコン部屋)

続いてカプコン部屋。
GCでコアユーザーから支持を受けてロングセラーになった
「VJ」シリーズの最新作だったが、売り上げは芳しくないようだ。
同時発売されたGC版はさほど大きな値崩れはないが、
PS2版の値崩れが激しい。現在3000円台後半~4000円台前半を推移中。

【幕下・二段目】
「太鼓の達人 ゴー!ゴー!五代目」
(ナムコ部屋)

アーケード版は息の長いロングセラー商品だが、
コンシューマーでは賞味期限切れなのか、年末商戦期に投入された最新作ながら苦戦中。
同梱版・ソフト単品共に若干の掛安が出始めている。
しかし、出荷数自体もさほど多くないので大きな値崩れはなさそうだ。


【幕下・三段目】
「機動戦士ガンダムvs.Zガンダム(PS2)」
(バンダイ部屋)

「連邦vs」が80万本強、「エゥーゴvs」が60万本強という
メガヒットシリーズだったが、最新作は苦戦中。
登場機数を増やしただけではマンネリを打破するのは難しかったのかも知れない。
同時発売のGC版は出荷数の関係か大きな値崩れは見られない。

【序二段】
「To Heart2」
(アクアプラス部屋)

本日が発売日のため結果を出すにはまだ早いのだが、
発売直前になって「限定デラックスパック」の買い取り依頼が
二次問屋に来ていることに若干不安を感じたため、序二段に滑り込ませてみた。
最近は入荷が確定した限定版を店頭では販売せず、
そのままオークションに流すショップが増えてきたため、
オークションでの旨味がないと分かった途端に二次に溢れるという現象が起きているのだ。
最近では「メタルギアソリッド3」「ゼノサーガ2」
「めぐりあい宇宙」の限定版でも同様の現象が起きている。
3種類のバージョンで合計10万本ほどの受注が集まったようだが、
現在のコンシューマー市場のギャルゲーの売り上げを考えると多過ぎるような気もする。
私の勘違いかも知れないが。

【序の口】
「ドンキーコング ジャングルビート」
(任天堂部屋)
「ドラゴンクエスト8」
(スクウェア・エニックス部屋)

この2本の共通しているのが、発売直後に急落したものの、
しばらくして持ち直したということだ。
特に「ドンキーコング」に関しては、
発売直後に同梱版が3000円台まで下落していたが、
クリスマス特需であっという間に持ち直してしまった。

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なお、このランキングはあくまでも私が把握している12月27日現在の相場であり、
地域によって多少の価格差はあると思われる。
底値まで行ってしまうものもあれば、持ち直すものもあるだろう。
あくまでも目安として考えて欲しい。
コメント (14)
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