『冬のソナタ』を読む
「あなたへ続く道」(上p211~232)
4 「思い出の国」
ユジンはここに来たくなかった。チュンサン以外の誰とも来たくなかった。
*
ミニョンは、悲しい思い出の国、現実にはない影の国に自分を縛りつけて寂しく生きるユジンを放っておけなかった。
(上p231)
*
チュンサンに似た人とは、なおさら来たくなかった。
(終)
『冬のソナタ』を読む
「あなたへ続く道」(上p211~232)
4 「思い出の国」
ユジンはここに来たくなかった。チュンサン以外の誰とも来たくなかった。
*
ミニョンは、悲しい思い出の国、現実にはない影の国に自分を縛りつけて寂しく生きるユジンを放っておけなかった。
(上p231)
*
チュンサンに似た人とは、なおさら来たくなかった。
(終)
書評
『ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの算数おもしろ攻略~算数まるわかり辞典 1~3年生』(小学館)
偽ドラえもんは、九九から教える。とんでもないやつだ。
*
もんだい
5のだんの九九は、かける数が1ふえるごとに、答えはいくつずつふえていくでしょう。
(P54)
*
「だん」って何? 「九九」って何? そもそも「かける」って何?
5×1=5 5×2=10 5×3=15 …
と、ドラえもんは突然教える。
5×1=5+0 5×2=5+5 5×3=5+5+5 …
というふうに教えない。算数ではなく、数学を教えるわけだ。つまり、「二つ以上の数の積を求める演算」(『広辞苑』「掛け算」)という数学的考えを突然教える。「ある数を他の数の表す回数だけ加えた合計を求める計算」(『大辞泉』「掛け算」)という算数的考えを教えない。
掛け算と足し算を繋ぐ何か、所謂「イメージ」がないまま、九九に頼ると、算数は味気ない。
*
もんだい
赤いテープの長さは8cmです。白いテープの長さは赤いテープの3ばいです。白いテープの長さは何cmでしょう。
(p60)
*
〈九九を忘れたから、できません〉なんて、言い訳にならないんだぞ。
8×3=8+8+8=?
これでいいのだ。
引き算も掛け算も、足し算に戻る。数の「イメージ」なしに小手先の計算がやれても、満足、安心などは得られない。ずっと不安が続くよ。その不安を誤魔化して生きると、点取り虫にはなれても、冷たいインテリのまま、一生を終えることになるのさ。
(続)