『冬のソナタ』を読む
「あなたへ続く道」(上211~232)
1 握手
ミニョンはユジンを誤解していた。
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「本当に僕と似た人がいたとは思いませんでした」
(上p221)
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ミニョンはチュンサンのことをまだよく知らない。
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ミニョン、つと歩みを止め、ユジンへにこやかに右手を差し出す。その手を見下ろして
不思議そうなユジン。
ミニョン 「僕たちやり直しましょう。……今度は間違えないでくださいね。僕はイ・
ミニョンです。どうぞよろしく」
ユジン、ミニョンの手をしっかり握手して……
ユジン 「チョン・ユジンです」
(『冬のソナタ 完全版』「第7話 冬の嵐」19 公園(午後))
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冬山に戻る。
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ゴンドラが山の上の駅に到着した。
先にゴンドラから降りたミニョンが、キム次長とジョンアが降りるのを確かめたあと、ユジンに手を貸した。その姿を見たキム次長とジョンアは肩をすくめながら、軽く笑みを浮かべた。
(上p222)
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握手の続き。
(終)