退職と転職

現在在籍している会社を10月24日付けで退職することになった。

40歳になったばかりの2016年3月に入社、今年2月には取締役まで昇進したが、僅か2年8ヶ月で退職。なぜ？と問われることもあるが…ぶっちゃげ、会社が破綻しそうなので逃げたのである。取締役であるにもかかわらずwww

まぁ、要は社長がクズだったの一言に尽きる。

昨年10月に創業者の会長を追い出し、全ての権力を掌握したクズ社長。それでも創業者のように会社を運営できていたのなら、文句は言わまい。しかし、徐々に業績は悪化。懸念した会長がオレを取締役に就任させてクズ社長のお目付け役とした。

とは言え、財務管理表を見る限りでは、破綻するような状況ではなかった…はずなのに8月に給与遅延が発生。これはおかしいと会計事務所の協力を得て会社の財務状況を調査。その結果…クズ社長が社内向け財務管理表の預貯金額を水増ししてやがった…。粉飾ってやつだ…。

このクズ社長がこのまま運営してたら9月はともかく、早ければ10月には会社が破綻する！そこでオレと一部有志達はクーデター起こし、クズ社長を会社運営から外し、我々が会社の実権を掌握した。

しかし…如何せん活動資金が枯渇しきっている現状では数ヶ月の延命は可能だが、根本的に会社を立て直すのは不可能だと悟る。クーデターを起こしたのが9月上旬。会社立て直しを断念したのが9月18日。

給与遅延により労働基準法が反故にされたため出処進退は自分で決められる立場になった。とは言え残るという選択肢は限りなくゼロになったので転職活動を開始。9月18日にとある専門商社に応募。人材マネジメント等の経験を評価されたのか、2回の面接を得て10月11日に無事、内定を頂いた。

今思えばあっという間に転職先が決まったようにも思えるが、内定の連絡が来るまでは落ち着かなかった。一応、会社延命活動も並行して行っていたので精神的にも参った。食事も喉を通らなくなった。

同時期にNPBの戦力外通告も始まり、次の所属先が決まらない不安感を図らずも該当選手達と共有することになる。

そんな最中に市民ランナーデビュー戦となる流山ロードレースに参加したが…案の定結果は散々。

食事もまともに摂取できず、精神的にも参ってしんどかった1ヶ月ちょっとだったが、とりあえず離職日ゼロで転職できることになったのはよかった。



でも、本音を言えば、今の会社、クズ社長の存在さえ無視できれば居心地よくて…仕事内容も好きだったから、定年までいたかったので転職自体は残念。会社でブログの更新とかも、もうできないだろうなぁ～。しかし、会社が失くなってしまったら元も子もないので…ベストではないがベターな形で着地できたとは思っている。