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自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

外野4人シフト

2019-04-17 00:05:00 | スポーツ観戦記
北海道日本ハムは開幕カードとなった3月29日のオリックス戦@札幌ドームで、4番の吉田正尚対策として、一二塁間に内野手3人が守る変則シフトを採用。MLBでは珍しくなくなった陣形だが、ここまで大胆な守りを見せた球団はNPBでは数少ない。1950年代、西鉄ライオンズ(現埼玉西武)を率いて知将と呼ばれた三原脩監督が、絶体絶命のピンチに左翼手を三遊間の間に守らせる「内野5人シフト」を敷いたことある。その三原氏を尊敬する栗山監督ならではの決断だった。

その後も「栗山マジック」は続いた。東北楽天戦ではウィーラー、埼玉西武戦では山川穂高ら強打の右打者と対する場面では三遊間を狭め、二塁手が二塁ベース寄りに移動。極めつけは西武・森友哉に対する変則シフトだ。塁上が無走者の場面では、三塁手が左翼の定位置に、それ以外の外野手が右寄りに守る。つまり、三遊間はショートが一人で守っても、外野を4人にするワイルドな陣形(MLBでは既に昨年HOUが実施済)。4月7日の対埼玉西武戦@東京ドームの7回1死の場面で公式戦初採用。



ちなみにこの外野4人シフトは3月21日対横浜戦@横浜スタジアムで先んじて実施されたが、公式戦での採用は少なからず驚いた。



蛇足だが3/10下関球場で着用する予定だった初代大洋ホエールズのユニフォームは当日雨天中止により、この日の試合で着用された。


オープナーをアレンジしたショートスターターといい、外野4人シフトと言い、MLBの二番煎じではあるがNPBで先んじて新たな戦略を連発する北海道日本ハムは今1番NPBで興味深い球団だと思う!

日本野球をバックグラウンドにしない横浜ラミレス監督も昨年まで投手を8番に据えたり(シカゴ・カブスも最近まで採用)、ガチガチの固定概念に支配されているオレには結果が伴わなくても見ているだけでワクワクしてしまう!