waikazuchan のノート

公共交通、福祉を中心に、様々な問題をみる雑学ブログ。千葉県南部の南房総より将来のことも。

一日・上り21 本と下り19 本を守れ

2011-12-08 22:20:53 | Weblog・新着
最初に。
内房線沿線自治体のみなさま。内房線に対する熱意がなければ、鉄道事業法に基づき、鉄道会社と存廃問題を協議されてはどうですか。
道路に対しては頻度は高いですが、鉄道に対しては、たった数回の要望陳情活動では熱意を感じない。このままでは将来の内房線について覚悟をしなければならない。

そんな事態をさけるために。

アクアラインや高速バスの影響により、内房線の利用状況が厳しい。しかし、ほんとは鉄道会社が最初から競争する意識がなく、毎時1本運転の外房特急わかしお号を維持するために、内房が犠牲を強いられている部分があるのが実態。
館山駅には乗務員や車両点検の作業員はいません。安房鴨川駅、木更津駅にある出先詰め所が担当しています。保線も木更津や大網に拠点が集約され、まともな、線路などの施設管理ができていない。


標題の数字は内房線の千葉から館山まで運行する各駅停車の運転本数です。
現在、特急さざなみ号は6ないし3本しか運転しません。銚子方面の特急しおさい号よりも少ない。

先般、館山市長が鉄道会社に要望しましたが、あれだけではできる可能性は低い。

いま、やろうとすればできること。館山に発着する千葉方面の各駅停車の運転本数を守ること。そのためには、毎時1本運転の外房特急わかしお号にすべて蘇我駅で接続し、蘇我から木更津までは五井駅のみ停車の列車にあらためることです。
上り21本、下り19本のうち13本をその列車にあらためます。

現在、岩井から蘇我まで1時間40分程度、各駅停車でかかります。新しい各駅停車の車両はスピードを上げることはできます。木更津から蘇我までを特急並の速度で、途中、五井のみ停車で、1時間10分程度で岩井から蘇我まで行くようにします。蘇我で特急に短時間接続で、岩井から東京まで1時間40分は可能です。

限られた運転本数、限られた車両のやりくりをふまえ、安易に特急を増やすことよりも、このかたちが内房線が生き残る手段と思います。

富楽里から蘇我駅まで1時間かかって1300円。内房線岩井から蘇我まで各駅停車で1時間40分で1280円。おそらく、前者を選択する方がほとんど。高速バスでも内房線でも時間距離と運賃をできる限り抑えた競争で、共存共栄はできます。


上り21本と下り19本を活かして守ることは、高速バスのバス停がない内房線沿線の駅利用者の足を確保することでもあります。

巌根駅の快速停車がはじまれば、快速は名ばかり快速。君津より館山方面の時間距離を悪化させないためにも、各駅停車を木更津から蘇我までは五井のみ停車で所要時間を短縮することが、厳しい現状を脱するきっかけになります。
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8日の千葉日報紙面より

2011-12-08 21:42:25 | Weblog・新着
8日の千葉日報紙面より。


開会中の千葉県議会の12月定例の一般質問。質問に対する答弁の中で、森田知事は、


行革の一環として、千葉県の出先機関のうち、館山市の4施設、香取市佐原にある5施設については、施設の統廃合が必要


という発言がありました。
館山については建物の老朽化、佐原については3月の震災により、一部液状化の被害を受けていることが理由のようです。


森田知事のこの発言は私は同調します。その上で、


県の安房合同庁舎、安房保健所、県教育庁の安房分室に加え、館山税務署、さらに4つに分かれている館山市役所の本庁も含め、国、県、市町村の業務機能を一カ所に集約した建物に再編したほうがいいと思います。


行政は組織に関係なく、何らかのかたちで住民の応対をしなければならないです。行政のワンストップサービスではありませんが、一カ所の建物で用件が済むようなかたちが必要に感じます。


県の建物、館山市役所の本庁も、これから先も長く使用できる建物ではありません。
今年の震災をふまえ、後の災害に対応が円滑にできるようにするには、行政が組織ごとに建物を構えるのでなく、一カ所にまとまり、互いに動けるようになる方がメリットがあると思います。

簡単なことではありませんが、千葉県、館山市の合同の行政庁舎を構えれば、安房地域の中心地としても。
もし、その気でなければ、鴨川市あるいは南房総市の三芳または千倉に、安房地域の国や県の出先機関が移る選択肢もあると思います。


二重行政の問題とは違いますが、行政の垣根はこえて建物を集約していく考え方は、究極の無駄削減にもつながります。ただし、集約にかかる初期費用は別になりますが。


前例とか慣例で話を突っぱねるのでなく、ぜひ、住民サービスの利便性を考えた行政庁舎の建物のあり方として、検討をお願いをいたします。

私は、安房地域にある出先機関は必ずしも館山市にこだわる必要はないと思います。今現在、安房地域内で30ないし40分で行ける場所に出先機関があってもいいように思います。
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7日の館山・西岬方面での

2011-12-08 21:41:48 | Weblog・新着
こちらの、
http://wandara.net/bbs/bbs_list.php?root_key=22009&bbs_id=6&res=1322785435
書き込みの通り、昨日7日の夕方、千葉県館山市の西岬方面に向かい、現地で坂田の件などで活動されている、むろあつみ様の勉強会を兼ねた集まりに行きました。

ある意味、異業種交流的にさまざまな職種、館山市内の学校に子供を通わせている親御さんも参加。少人数ではありますが、中身の濃い集まりでした。


最初に、坂田の件の一連の流れ、経緯と、開会中の館山市議会での議員質問のやりとりなどの検証と課題の確認。
先日、西岬小学校の30周年記念式典。学校・親御さんが来賓・来訪の座席配置に大変苦労した話が出てきました。これはもちろん、坂田の件が記念式典に影響がでないようにというものです。


今後として。
単に坂田の件ということではなく、西岬の地域として今後についての話し合いみたいな催しを、西岬と館山市全域の2回にわけてできないか検討する方向がでて、集まりは閉じました。
今書きました催しの詳細については内容が決まり次第、あらためて取り上げます。


他にも中身の濃い話はでましたが、坂田の件そのものの動向を左右するものになりますので、この場で書くことは差し控えますが。


まずは地域内で住民同士が肩がはらない程度の地域づくり協議会的な集まりを開くこと。

地元に住んでいる10・20代の若年世代。特に家業を継いでいる方は、親御さん、祖父母からの人間関係や地域の慣習に染まる方が少なくない。ぜひ、そういう方には自分の意思で積極的に話ができるような雰囲気づくりが必要では。


ということを私から申し上げました。


具体的に書くことはできませんが、西岬の地域内でそれぞれの年代、立場の方々が自分たちの意思で、という気持ちの方々が少なくないように感じました。

私としてはいい、現地での情報交換の場となりました。
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