昨日、千葉県南総文化ホールで開催の安房の地域医療を考える市民の会によるフォーラム。
時間の関係で、質疑応答はありませんでしたが、内容はよかったです。
前半は合併前の岩手県沢内村の国保病院で勤務された、加藤邦夫医師の講演。
映画・いのちの山河~日本の青空Ⅱの医師で御存知と思います。
当初、短期間での病院勤務だったのが、当時の深澤村長と連携し、沢村国保病院の立て直し、予防診療を重点に、貧困・豪雪・多病多死の三悪問題の解消に務められたら経緯のお話をされました。
ポイントは自治体、病院、住民が意識をもって取り組んだこと。
加藤医師の講演を踏まえ、4氏によるシンポジウム。
安房地域の開業医の松永医師、市民の会の愛沢氏、長年、地方の診療所勤務をされ、前館山病院院長の高野医師、聖徳大学の福留教授の以上の方々が、それぞれのお立場で発言。
4氏が共通したのが、いかに地域のこととしてを考えてやっていくか。
風土=よそ者の風と地元民の土が、医師、看護師、医療関係者が現場である地域を知りながら、どんなに過疎で限られた場所であっても、知恵をだしあって。
こういう言葉にまとめられるお話でした。
加えて、東京に行かなくても従事できる体制の必要性も。
各氏のお話を書ければいいのですが、かなりの文字数になりますので、上記の通り、まとめさせていただきます。
有償でしたが、最終的には200人近い来場でした。
主催した団体さんは、今後もこのような催しを通じて、安房地域がかかえる看護師不足と看護専門学校の問題の解決につなげていきたいとのことです。
写真は会場内の風景です。