10日の千葉日報より。
市川市役所職員の来年度の採用試験。なんと試験合格者のうちの半数が辞退し、28人程度の二次募集をしていることが明らかになりました。
今回は77人の募集に対して、2712人が応募。この夏までに81人を合格、34人を補欠合格とする通知をだしたそうです。しかし、64人が辞退を申し出。
辞退の理由は都区内の役所を選んだことだそうです。
公務員を志望される方にとっては、いろんな条件をよく検討して進路を決めるのはわかります。しかし、この社会情勢の中、ある意味、贅沢です。採用が決まるだけでも、私は自分の進路先として決断してもいいのではないでしょうか。
この世の中、衣食住に苦労をしている方が少なくなく、社会的経済格差が増すばかり。やっとの思いで職に就くことができることが少なくない中、この辞退の話は私は贅沢きわまりない。
今年の震災により、人材が必要な地方自治体がたくさんあります。
公僕に携わる強い気持ちがあれば、助け船が必要な地方で従事してもいいように思います。
総務省はこの動きをしっかり、注視すること。場合によっては当該地方自治体の双方の了解で、震災の影響で必要な地方自治体に、期間をもうけて新しい人材を送ることを検討すべきではないか。