当たり前のことですが、国民全体の支持がないと、良い政策はできません。いろいろな経済問題を解決しようとするときに、国民ひとりひとりが、需要と供給について、あるいは金利や割引率の意味についてわかっている社会とそうでない社会とでは、政策は全く違ってくるし、結果的に社会のパフォーマンスも全く違ってくるということです。
だから「経済学の社会教育」が重要になってくるわけです。しかし、残念ながら日本では、経済学の社会教育という分野がほとんど機能していません。アメリカやイギリスで、経済学の社会教育が経済学の分野の一つとして位置づけられているのとは対照的です。 (竹中平蔵の特別授業 集英社)
私のあこがれの人。竹下平蔵さん♪
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