人生いろいろブログ

ありのままの日常を綴っています

会いたい人(続編)

2009年01月09日 | Weblog
今、思うと恐らく私たち夫婦の冷たい関係が大きな原因だったのでしょう・・・

昔テレビで見た、積み木崩しが我が家にもやってきました。
世間から見たら、平和そうな家族が一機に崩れていったのです。

あまりにも突然のことに、私はどうして良いか分かりませんでした。

その日を境に、先生が毎日のように我が家に訪ねてきました。
何度も学校に呼び出されました。

「先生・・・お恥ずかしいんですが私、娘のことが信じられないのです。何もかもがウソばかりで・・・」
「お母さん(何で5コ下の人にお母さん呼ばわれされなくてはいけないの!)どんなに裏切られても、嘘をつかれても1%でも信じてあげましょうよ」

あの時の私は、何を信じて良いか分かりませんでした。
あんなに可愛がって育てた我が子が、あんなに仲が良かった母娘が、どうしてこんな風になったのか・・・どんなに考えても解かりませんでした。

周りの人達から「甘やかしてきたから」とか、いろいろ言われました。「育て方が悪かったから」と、言われたこともあります。
そんな自分を責めて、責めて、周りから責められて、私の行き場はありませんでした。

そんな時先生は、やさしいまなざしで接してくれました。
何度か彼の前で泣いてしまったこともあります。あの時の私は、どうしても自分の感情を抑えることは出来なかったのです。

彼にとっては、本当に大変な生徒だったはずです。
それなのに、中学3年生の転校が決まった最後のホームルームの際、彼は娘の為に泣いてくれたらしい・・・送別会もしてくれて、クラスの仲間も泣いてくれたらしい。

後半、ほとんど学校へ行かず、迷惑ばかりかけていた娘のために・・・

その事は、娘の中でも一生忘れることの出来ない思い出になったようです・・・

明日につづく・・・