ダニー食堂

右往左往の日々。

ウェイトレスになって改めて考える米国のチップ制度

2011-04-29 | 本日のおススメ
実際、自分が貰う立場になって改めて思うのよ。


やっぱいらないんじゃねって。


いや、そりゃ頂けるものは有難く頂戴するけどさ。
チップの為にサービスを提供するという姿勢に馴染みの無い国で長らく過ごした者にとったら「微妙な心境」なのよね。

特にあたしみたいに前職からのブランクおよそ3年、この国で職歴も無ければ学歴もなし。
このご時勢に最低賃金(カリフォルニア州8ドル)でも雇ってもらえるのは有難い話じゃない?

だから一生懸命に労力を提供したいのだけど、それが「直接的な見返りを求める行為」として捉えられるのならば「心外」なわけ。

そりゃ、見返りであるお金の為に仕事をする訳だけど、お給料日に貰うものとは別に「はい、あなたの今日の分」と現金をその場で渡されるからまたリアルっていうか何というか。

だって本来ならば、来店者に店側がサービスを提供するのは当たり前のことであって、チップは後から付いてきたらラッキーなおまけに過ぎないじゃない。
だから、ぶっちゃけ例えそれが5ドルでも50ドルでも貰うときの気持ちは同じなの。
「余分に貰っちゃった、ラッキー」って感じ?

恐らく生活が掛かっていない主婦のバイトだからこういうことが言っていられるのだろうけど、なんていうのかしら。

おまけは確かに嬉しい、素直に嬉しい。
嬉しいんだけど、色んな意味で腑に落ちないというか、釈然としないのよね。


それにさ。

お客さんの置いていくチップの額が、出された料理に対しても勿論そうなんだろうけど自分の仕事に対する評価にもろ反映されるってことでしょ?
しかも、その場で。

だから気になるわけよ。

気になるとはいえ、片付けしながらおもむろに金額を確認するわけにはいかないから、願わくばチラ見したくてたまらないの。

普段は算数まるっきし出来ないんだけど、不思議よね。
お客が帰ったばかりのテーブルの税抜きお会計額から相場の15%をザッと計算して、それより多いか少ないかを確認。

少なかった場合、原因として何があり得るかを振り返って考える。
それをするには記憶が新しいほうがいいじゃない?

「あー、見たいなー、数えたいなー、こんなプレッシャー嫌だから固定給がいいなー」と悶々としながら客が帰った後のテーブルを片付けるウェイトレス1年生。




今日のランチ

・トマトクリームパスタ


今夜は残り物のカレー







<おまけ画像と嫁の悲痛な叫び>




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高価な機械で取り外された例のう〇子車エンジン、バージニアへ発ちました



運賃も何もかも勿体無いったらありゃしない!




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