ダニー食堂

右往左往の日々。

今まで考えもしなかったこと。

2012-06-01 | もう1品
同じフロアに我々と同世代の男性患者がいて、ダニーはその人とリハビリの一環としてトランプをしたらしいのね。

その人も骨髄を損傷しているのだけど、ゆっくりなら歩ける。

でも左側の物が真っ直ぐ取れない。

「左側の物を取ろうとするならば、大きく腕を回して遠回りして対象物に手を伸ばさないとそれに届かない」らしいのね。

まぁ結局はトランプ1つにしてもえらい時間がかかるとのこと。


だから、あたし思ったのよ。


ダニーは今後、車椅子なしにはどこへも行けない。
明らかに身体障害者。

よって多少、行動が遅くてもドン臭くても大概の人は許してくれるし多めにみてくれる。
むしろ手助けだって得られるかもしれない。

でも、あの人は別。
一見は健常者、でもトロい。
よって、周りから攻撃を受ける。


横断歩道とかショッピングモールで異常に歩くスピードが遅い人たちに今までイライラしていたけど、実は彼らも脊髄を損傷しているのではないかって一瞬だけど考えたわ。