消えゆく霧のごとく(クンちゃん山荘ほっちゃれ日記)   ほっちゃれ、とは、ほっちゃれ!

きらきら輝く相模湾。はるか東には房総半島の黒い連なり。同じようでいて、毎日変わる景色。きょうも穏やかな日でありますよう。

大腸がんっぽい診たてで参ったわ!

2021年03月10日 23時27分30秒 | 日記

 去る6日、次姉の連れ合いが亡くなりました。八十何歳かの高齢で介護ホームに入っていましたが、あちこち具合が悪いので、何度も救急車で病院に搬送され入院したそうです。ところが、いずれの入院でも間もなく退院を通知され、また救急車に乗せられて施設に戻るということが繰り返されたそうです。

 このコロナのご時世、住んでいるところも悪かった! 千葉県船橋市! 病床が逼迫しているのだろうか。次姉は、「こんな情勢で、しょうがないのかもしれないけど、満足する治療を受けられなかったと思う。年寄りは若手にベッドを譲れということのようなのよ。残念だったわ」と涙ながらに話しておりました。

 

 おらのほうは、どうも「大腸がん」かも知れん、という情勢。

 18日の “宣告” まで、なんとも落ち着かない日々であります。

 というような次第で年寄りは首都圏を離れないと、病院側から厄介者扱いを受け兼ねない状況があるようですが、おらのほうは前報のとおり、3月3日に大腸ポリープの切除を受け、一応内視鏡で切除することが出来ました。左の下腹あたり、というよくわからんところにある巨大ポリープのほか、大腸の奥の奥、もうすぐそこに小腸と盲腸が見えているようなところにもう一個、8、9ミリのやつがあったので、それも取ってもらいました。巨大なやつも、そう難しいことはなく切除できたようですが、この病院では大腸内視鏡は鎮静剤を使わないので、すべてのやりとりがあけすけで、おらと医師もああだこうだと話しながら、進行させていくのでした。

 この担当K医師は紹介元のクリニックからの画像を見て、初診の際に「こういう大きいポリープは、がん化している場合が多い」と述べていましたが、実際に自前の画像を見始めると、まず「うーん、こりぁ、大腸がんだな」という嘆息混じりのお言葉。これで、おらのほうはガピーンとなっちゃって、「ああー、そうですか」と沈んだ声で答えるのが関の山。

 んで、ああだこうだと話しながら、切除を終えたのですが、切り取った巨大ポリープは、画像で見た推定30ミリよりはひとまわり小さい20ミリ程度のキノコ状のもので、身の毛もよだつ奇っ怪なご面相でした。きのこの傘の表面があたかも泡状奇胎のごとき凸凹を持っていて、おらが見ても「こりゃあ、がんだわな」という感じでした。

 ところが、それをじっくり眺めていたK先生は、「うーん、きのこの軸みたいなとこは、思ったより状態がいいかもしれんよ。」「精密検査の結果を見てみんと正確には言えないけど、がんであってもいいような取り方をしてある。」「ただ、がんであって、さらに大腸の外、リンパまで行っちまってると、外科に頼んで手術してもらわにゃならんかもよ。」「今は開腹せずに腹腔鏡で手術することになる。」ざっと、まあ、こういうわけなんですよ。

 結局、3月18日に予約が入って、検体の精密検査の結果を聞きに行くことになってますが、大腸がんであることは免れぬ成り行きのようです。あとは、がんであっても大腸の内側で完結してくれていればおおまかに言ってセーフ! そこが問題だということで、現実感のない他人事のような感じでふわふわと帰ってきました

 んで、家に戻って、医師の言葉を反芻しながらネットであれこれ調べていくと、だんだん「こりゃ、かなりやばいわ」という感じに包まれていかざるを得ませんでした。

 おらのモノが、がんであり、しかも大腸の外まで滲出しているとなると、えーっ、これって「第4ステージのaじゃねえか!」つうことがわかったからです。第4ステージのbというのは、大腸外に滲出してさらに他の臓器に転移が認められる段階と書いてありますが、その一歩手前じゃねーか、ということになってきたわけです。第4ステージの5年後生存率は20パーセントを切っているというのであります。まだ、終活に着手もしておらず、ちょっと困ったな、というのが現在の率直な感想ということになります。

 つうわけで、願わくは、がんであっても、外側に出てないでくれよ、と下腹のほうを眺めながらつぶやいておる次第です。

 18日にまた報告したいと思っていますが、今回、これを書くのも1週間もたってホトボリが冷めたきょうになってからですので、18日以降に多少ずれ込むかも知れません。

 なお、外側に滲出しているとなると、その切除には1週間から10日の入院を要するということなので、当地伊豆でやってもらうか、未だコロナ隆盛の埼玉に戻るか、も考えねばなりません。どうも、片腹痛いわ、つうどころの騒ぎではなくなりそうで、まったく困惑しております。じゃね!