いかんともしがたいことがある!
それが、人の世っちゅうもんやね
昨日の夜は、すさまじいまでの月の光があたりに満ちていました。
夜半になって、年寄りのコミュニティには付き物の悲しい知らせが海辺の町から届く。
どうしようもない。そういうことだ。いかんともしがたい!
いろいろ思案をめぐらせ、胸痛む思いで眠れぬ夜を過ごしました。
きょうになって、時折、おそるおそる携帯を眺めておりますが、
いまのところ、続報は来ていません。
なんとか元気を取り戻してくれれば、と祈りつつあります。

ところで話は変わりますが、クンちゃんちのパソコンは、立ち上げるとYahoo HPがあらわれてきます。
今朝は、その画面の一画に「デジタルタトゥー消します!」とかいう広告が貼りついていました。
インターネット上にあらわれる各種の情報、個人情報にしても画像にしても、すべてがいったんupされたら最後、未来永劫そのままということのようです。
いつまでも身体に残る刺青(タトゥー、いれずみ)に例えて、「デジタルタトゥー」と呼んでいるのでしょう。
先だっての被懲戒弁護士の鬼蜘蛛ブログ削除要求のように、自分に不利益な情報をなんとか消したいという人がでてくるわけです。
本人にとっては眠れぬ夜を数限りなく過ごしてきているわけですから、或る意味、至極もっともな動機ではあります。
しかし、それは自業自得の範囲内でありまして、ここでいま一番問題なのは、暴露されて困る過去などまったくないのだけれど、「うっかり私事を公開してしまった、うれしくて画像をのっけてしまった」という過失のために苦しんでいる方々が多数にのぼっているということでしょう。
で、この宣伝をあけてみましたら、消したい情報を有料で消してやる!という謳い文句なんであります。
そんなことができるんなら、やってもらいたいという人はたくさんいるらしいのです。
例えば、ご自分や身内の近況写真などを掲載しているブロガーは多く、とてもこころあたたまるものも多い現状です。
ところが、その画像たるもの、本来そのほとんどが著作権法で守られているはずなのですが、現実は野放し状態。他の人が勝手にコピーして保存するなどお茶の子さいさい、本来の趣旨とはまったく異なる使い方が容易に出来るものなんですね。
そこで、そりゃないぜ、と働きかけても無しのつぶてがまずほとんどで困り果てる。
そんなときに、「デジタルタトゥー消します!」とかいう広告にすがりついていくるお方がいるのでしょう。
やたらに、ブログなどでご自分の画像などを公開(全世界に向けて公開しているんですよ!)することは避けたほうがいいと私は思います。
そんな広告のひとつがこれ。なんとかセンターの広告はこちら
気になったのは、こりゃあ、ひょっとして弁護士に仕事を流してんじゃないかな、という点です。
なぜかっちゅうと、この広告をずらずら眺めていきますと、広告記事全体の真ん中ぐらいに「サービスの流れ」という説明があり、自社で解決するパターンと、弁護士に相談するパターンとに分けられているからです。自社で片付くものは少なく、ほとんど弁護士に回している、そんな事態などあり得ない、と広告主は言うでしょうけどね。画像に出てくるスタッフも、みんな信用できそうなツラがまえで、クンちゃんもそんなことはないと信じたいです。
弁護士は、弁護士以外の人間から仕事をもらっちゃダメなんです。非弁護士との提携禁止という規定が弁護士法にあります。
(非弁護士との提携の禁止)
第二十七条 弁護士は、第七十二条乃至第七十四条の規定に違反する者から事件の周旋を受け、又はこれらの者に自己の名義を利用させてはならない。
条文中の「第七十二条乃至第七十四条の規定に違反する者」 とは、要するに弁護士ではない者ということです。仕事のない弁護士は、この非弁との提携で息をついている、という話もよく聞きます。
とにもかくにも、みなさま善良なブロガーは、よくよくご自分の情報について注意なされるよう、お伝えいたしました!
色づいてきました。
庭の夏みかん
利用されない類の画像もありますが、抑制的に公開するか、やめとくのが無難
本記事アップ後、何時間かの間にメッセージ窓口経由で3件の問合せをいただきました。
いずれも、「コメント欄に書き込もうと思いましたがHNを出さなくちゃならないので、こっちでお願いします」という趣旨が書かれており、クンちゃんに言わせれば「あきれるほどに正直なお方たち」で、高齢の域に達した女性であります。
みなさんのお尋ねは、「**歳の者ですが、古い思い出の写真を載せています。こういうのも利用されちゃうんでしょうか」という内容。
ひとの画像などを勝手に利用するというか使っちゃうやつってのは何を考えているのかわかりませんから、老若男女、年齢、画像内容の新旧などがどの程度影響するかは、クンちゃんには正直知ることは出来ません。
しかし、古い写真であっても、ひとの家族の写真を、「うちが満洲から引き揚げてきたときの写真」とかいう絵解き付きで公開するなんていうことがあり得るでしょうね。そんなことやって何が面白いか、というのは常人の考えるところでありまして、法無視、ルール無視の連中の嗜好は独特のものなのでしょう。
これだけ膨大な情報が行き交っている状態では、自分の情報が勝手に使われている、悪用されている、という被害自体を知ることが難しいのですが、こういう被害は勘弁してもらいたいというお方は、残念ながら自ら自分に関係する情報を公開することは避けるべきでしょう。
極言すれば、自分が公開した情報は勝手に使われちゃう、という前提に立つことが必要な現況とも言えるのです。
【お尋ねいただいた方へ】大変恐縮ですが、個々のお返事はお出ししません。よろしくお願いいたします。
それが、人の世っちゅうもんやね
昨日の夜は、すさまじいまでの月の光があたりに満ちていました。
夜半になって、年寄りのコミュニティには付き物の悲しい知らせが海辺の町から届く。
どうしようもない。そういうことだ。いかんともしがたい!
いろいろ思案をめぐらせ、胸痛む思いで眠れぬ夜を過ごしました。
きょうになって、時折、おそるおそる携帯を眺めておりますが、
いまのところ、続報は来ていません。
なんとか元気を取り戻してくれれば、と祈りつつあります。

ところで話は変わりますが、クンちゃんちのパソコンは、立ち上げるとYahoo HPがあらわれてきます。
今朝は、その画面の一画に「デジタルタトゥー消します!」とかいう広告が貼りついていました。
インターネット上にあらわれる各種の情報、個人情報にしても画像にしても、すべてがいったんupされたら最後、未来永劫そのままということのようです。
いつまでも身体に残る刺青(タトゥー、いれずみ)に例えて、「デジタルタトゥー」と呼んでいるのでしょう。
先だっての被懲戒弁護士の鬼蜘蛛ブログ削除要求のように、自分に不利益な情報をなんとか消したいという人がでてくるわけです。
本人にとっては眠れぬ夜を数限りなく過ごしてきているわけですから、或る意味、至極もっともな動機ではあります。
しかし、それは自業自得の範囲内でありまして、ここでいま一番問題なのは、暴露されて困る過去などまったくないのだけれど、「うっかり私事を公開してしまった、うれしくて画像をのっけてしまった」という過失のために苦しんでいる方々が多数にのぼっているということでしょう。
で、この宣伝をあけてみましたら、消したい情報を有料で消してやる!という謳い文句なんであります。
そんなことができるんなら、やってもらいたいという人はたくさんいるらしいのです。
例えば、ご自分や身内の近況写真などを掲載しているブロガーは多く、とてもこころあたたまるものも多い現状です。
ところが、その画像たるもの、本来そのほとんどが著作権法で守られているはずなのですが、現実は野放し状態。他の人が勝手にコピーして保存するなどお茶の子さいさい、本来の趣旨とはまったく異なる使い方が容易に出来るものなんですね。
そこで、そりゃないぜ、と働きかけても無しのつぶてがまずほとんどで困り果てる。
そんなときに、「デジタルタトゥー消します!」とかいう広告にすがりついていくるお方がいるのでしょう。
やたらに、ブログなどでご自分の画像などを公開(全世界に向けて公開しているんですよ!)することは避けたほうがいいと私は思います。
そんな広告のひとつがこれ。なんとかセンターの広告はこちら
気になったのは、こりゃあ、ひょっとして弁護士に仕事を流してんじゃないかな、という点です。
なぜかっちゅうと、この広告をずらずら眺めていきますと、広告記事全体の真ん中ぐらいに「サービスの流れ」という説明があり、自社で解決するパターンと、弁護士に相談するパターンとに分けられているからです。自社で片付くものは少なく、ほとんど弁護士に回している、そんな事態などあり得ない、と広告主は言うでしょうけどね。画像に出てくるスタッフも、みんな信用できそうなツラがまえで、クンちゃんもそんなことはないと信じたいです。
弁護士は、弁護士以外の人間から仕事をもらっちゃダメなんです。非弁護士との提携禁止という規定が弁護士法にあります。
(非弁護士との提携の禁止)
第二十七条 弁護士は、第七十二条乃至第七十四条の規定に違反する者から事件の周旋を受け、又はこれらの者に自己の名義を利用させてはならない。
条文中の「第七十二条乃至第七十四条の規定に違反する者」 とは、要するに弁護士ではない者ということです。仕事のない弁護士は、この非弁との提携で息をついている、という話もよく聞きます。
とにもかくにも、みなさま善良なブロガーは、よくよくご自分の情報について注意なされるよう、お伝えいたしました!

色づいてきました。
庭の夏みかん
利用されない類の画像もありますが、抑制的に公開するか、やめとくのが無難
本記事アップ後、何時間かの間にメッセージ窓口経由で3件の問合せをいただきました。
いずれも、「コメント欄に書き込もうと思いましたがHNを出さなくちゃならないので、こっちでお願いします」という趣旨が書かれており、クンちゃんに言わせれば「あきれるほどに正直なお方たち」で、高齢の域に達した女性であります。
みなさんのお尋ねは、「**歳の者ですが、古い思い出の写真を載せています。こういうのも利用されちゃうんでしょうか」という内容。
ひとの画像などを勝手に利用するというか使っちゃうやつってのは何を考えているのかわかりませんから、老若男女、年齢、画像内容の新旧などがどの程度影響するかは、クンちゃんには正直知ることは出来ません。
しかし、古い写真であっても、ひとの家族の写真を、「うちが満洲から引き揚げてきたときの写真」とかいう絵解き付きで公開するなんていうことがあり得るでしょうね。そんなことやって何が面白いか、というのは常人の考えるところでありまして、法無視、ルール無視の連中の嗜好は独特のものなのでしょう。
これだけ膨大な情報が行き交っている状態では、自分の情報が勝手に使われている、悪用されている、という被害自体を知ることが難しいのですが、こういう被害は勘弁してもらいたいというお方は、残念ながら自ら自分に関係する情報を公開することは避けるべきでしょう。
極言すれば、自分が公開した情報は勝手に使われちゃう、という前提に立つことが必要な現況とも言えるのです。
【お尋ねいただいた方へ】大変恐縮ですが、個々のお返事はお出ししません。よろしくお願いいたします。
本当に、世の中どうしようもないことがあります。
気持ちを切り替えれば済むことなのに
それがなかなか難しい。
私も以前、勝手に撮った写真を、何の断りもなくブログにのせた知り合いがいて、凄く嫌な思いをしたことを思い出しました。
本人は全然悪気はなく、ひとこと言って欲しかったと言ったら、反対になんで?と言う顔をされ、凄く温度差を感じそれ以上何も言えませんでした。
いくらか自分が注意しても他から漏れる事もあり、怖いなと思います。
コメント、ありがとうございました。
どうしようもないこととは思っても、やはり「出来れば会いに来てくれますか」といった知らせをもらうと辛いですね。なんとか、持ち直してくれれば、と念じております。
ところで、紙の本とか雑誌とかは、扱う人間が限られているので、いくらひどい出版社でも担当者はそれなりに知的所有権法、著作権法とかそういうものですが、を常識として備えていますから、そうそう大きく逸脱しなかったと思われます。(それでも、この関係の争訟は少なくありません。)
しかし、ブログの世界というのは考えてみてください!全部が全部、しろうとが「版元」なんですよ!収拾がつかないのも当たり前かも知れません。自衛隊じゃなくて自衛策としては、勝手に使われたら困る情報・画像はアップしないしかないでしょう。
(それにしても、困るのは、なんかの記念写真のようなものとか、結婚披露宴のテーブル毎の写真とかですよね。いちいち、「これって、あなたのブログに載せないですよね?載せるんなら、わたしはずしてください」なーんて言えっこないですから…。)
掲示板やブログで名指しで虚偽を振りまいたり誹謗中傷をしているなら、プロバイダ責任制限法を利用して自分で掲示板の管理人やブログ運営会社に削除を申し立てるとか、あるいは弁護士に委任してそれをやってもらうというのが普通でしょう。
で、自分でやらずにこういう会社に依頼した場合、誰が削除要請をやるのか?ですよね。弁護士ではない人が代理人になることはできないわけで、だとしたら裏で弁護士との提携があるとしか思えませんね・・・。
ところで、私もブログではプライベートなことはほとんど書かず、人物の写真も承諾を得たものとか、個人を特定できないようなものしか載せないようにしています。著作権法とかプライバシー侵害(含肖像権侵害)を知らない人がブログを書いて、平然と無断転載などの違法行為をしているのが現実ですから、油断も隙もありません。