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公立小学校のアルマーニ標準服、校長の顔が見たい! ・校長会見内容ほか追掲載

2018年02月08日 09時54分50秒 | 困ったのう!
 「NHK偏向報道」の記事から、付録の「アルマーニ標準服」の部分をここに移しました。
 続報がしばらく続きそうですので、このページで追いかけます。
 和田校長の会見内容を追加しました。


NHK偏向報道とはなんの関係もありませんが、
 こりゃまたひどい!開いた口がふさがりませんね!
 この和田とかいう絶好調の校長、なんとかしろや!
 おまいの小学校(=私学)じゃないんだよ!


 公立小「アルマーニ標準服」を導入 全部で9万円、親は「子どもが置き去りにされている」
 2/8(木) 7:00配信 ハフポスト日本版

 東京都中央区立泰明小学校
●入学半年前に公表「新標準服はアルマーニ」

 2月は、春に入学を控えた子供の制服の注文や支払いが本格化するシーズンだ。
 東京都中央区に住む女性も、子どもの制服を買いに、デパートへ出向いた。

 子どもが入学を予定している区立泰明小学校( 和田利次校長 )では、今春入学する1年生から、新しい標準服(制服)に切り替える。イタリアの高級ブランド「アルマーニ」に依頼してデザインを監修してもらったものだ。
 洗い替えのシャツまでそろえると、全部で9万円だった。
 学校の説明によると、いまの標準服は、上着、長袖シャツ、ズボン、帽子をそろえて男子で1万7755円、女子で1万9277円。夏服が加わったこともあり、洗い替えの価格を加えても、3倍以上の値上がりとみられる。
 子どもは身長120センチに満たないが、上着は130センチ、下は140センチのサイズを買った。
「大きすぎてかわいそうだと思ったけれど、高いので少しでも買い替えの回数を減らしたい。いまの制服と同じくらいの値段なら、本人のサイズにあったものを買ってあげられたのだけれど」

●「子どもが置き去りにされている」
泰明小学校は、中央区の「特認校」の一つだ。銀座5丁目という繁華街の一角に校舎があり、今年で140周年を迎える。本来なら、公立学校は指定された通学区域に住む子どもが通うが、商業地域で住んでいる子どもが少ないなどの事情がある「特認校」は、区内全域から児童を受け入れている。

女性が、新標準服がアルマーニのデザインになるようだと耳にしたのは、2017年夏、同じ小学校に入る予定の保護者たちからだ。
「驚きました。公立小学校の制服なのに、なぜそんな高級ブランドのデザインを選んだのかって」
他の保護者たちと「制服なのに高いよね」と言い合った。
それ以来、女性は「ずっともやもやしている」という。

「価格だけがおかしいのではない。高いブランドの標準服を子どもに着せること自体、よいことだと思いません。この服を着て、校庭で遊ぶこともあるでしょう。高いものを着せて、子どもらしい生活に制限が生まれないでしょうか。大人の思惑ばかりが先立ち、子どもが置き去りにされていると思います」

「わざわざブランドを選ばずに、素材の良さで選ぶこともできたはず。高いからいいもの、安いのはダメ、という間違った刷り込みが子どもの中に生まれないか、心配しています」

「この制服に決まるまでの経緯や理由がまったく見えず、唐突でした。保護者向けの校長の文書も読みましたが、何がやりたいのか分かりませんでした」

●校長が一人で決めた学校や区教委に、新しい標準服に決まるまでの経緯を取材した。

泰明小学校が、新標準服の検討を始めたのは2015年ごろからだったという。だが、入学希望者の保護者に初めて新標準服に切り替えると公表したのは、入学まで半年を控えた、2017年9月22日。在校生に伝えたのも9月4日だった。

新しい標準服について、校長はこう説明する。
「時代の変化を体感させつつ、泰明小学校の児童であるというアイデンティティを育成していくための一環」
「これまでの歴史や伝統を守りつつ、小学校での『英語教育の導入』や、『地域との密接な連携』という新しい教育プログラムの導入と並行して行われていく泰明小学校の新しい時代に向けた変化であり、進化でもある」
「学校とは、学問だけでなく、倫理的な考え方や、集団生活でのあり方も同時に学ぶ場であると考えている。『服育』という考えに基づき、装うものからも学びの機会を得てもらいたい」

学校制服の決め方に、特段のルールはない。だが、近年は、学校関係者、保護者、地域住民などを交えた協議の組織を立ち上げ、保護者や生徒に素材や値段、デザインについての希望を聞くアンケートをとり、結果なども踏まえて、製造業者が複数集まったコンペでの提案から選ぶのが一般的だ。
だが、同校では、協議の組織や事前調査はなかった。和田校長がほぼ単独で働きかけ、決めたのだという。
なぜ校長一人で決めたのか。和田校長はハフポスト日本版の取材にメールでこう説明した。
「新標準服の導入は、泰明小学校の現在の教育状況を見つめ直し、泰明のよさを残しながらも、これからの時代に対応できる教育の具現化を目指し、教職員、児童の意識改変のために、学校の方針として必要であると判断して決めた。従って、校務をつかさどる校長が決定した。PTAの関わりは、おおよそのことが決まってから、PTA会長や役員の方々にご報告をいたしましたので、選定過程で関わることはなかった」

なぜアルマーニ社なのか。
「銀座に本社を構える海外ブランドの一つ。実際に、銀座にある百貨店にも、店舗内の服飾事業者と提携できないものか、また、数社の服飾事業者にも相談したが、『服育』という教育方針に賛同し、本社の協力体制が得られそうだという意思表示をしてくださったのがアルマーニ社だったので、デザインの監修をお願いした。アルマーニ社は子供服も手掛けており、実用性と機能性を重視した標準服を制作するにあたりふさわしい事業者だと思っている」

なぜ、新標準服への切り替えを2017年秋まで公表しなかったのか。
「公表できなかったという表現が合っているかと思う。アルマーニ社は最初、検討をしてみますということだった。社の決済システムは詳らかには分からないが、検討を始めて、デザインや縫製、販売ルートの確保など、それぞれに時間がかかったのではないかと推察している。とにかく、販売も合わせてできそうだと報告いただくまで、確かなお話となるまで公表できなかった」

保護者からの意見は。
「平成30年度入学の保護者からは、新標準服の導入を進めていただきたいという意見はいただいているが、それ以外のご意見はいただいてない。また、在校生の保護者からは、価格等について批判の意見もあったが、新標準服導入について肯定的なご意見もいただいている」


●教育委員会の判断は?
中央区教育委員会は、泰明小の決定にどう関わったのか。

伊藤孝志・庶務課長によると、小学校の和田校長から新標準服について「アルマーニ社がデザインする」と区教委に直接説明があったのは、2017年夏前だったという。伊藤課長はこう説明する。

「標準服は、各校の教員やPTA、保護者など、いろんな人が関わり、決めていくべきもの。卒業生などが幅広くデザインや価格についてよく話し合って決めるように、と伝えた」
「標準服は、地域で決めるものだと考え、その後は特段関与しなかった」

●寄せられた苦情
ところが、新しい服が公表された後の10月になると、何件かの苦情が保護者から区教委に寄せられた。
「価格が高い」
「きょうだいがいるので負担がかかる」
「これまでの決定に至るまでの説明が不足している」
「そもそも変更の理由が理解できない」

ーーといった意見だった。

こうしたことを踏まえ、伊藤課長は「校長を中心に説明や意見をかわしながら決定のプロセスをすすめてきたと思っていた。だが、数件とはいえ、(苦情が)出てきたのはそこまでのプロセスでは、十分に意見を交わしていなかったのだと認識した。教育委員会としてとった(学校との)距離感に反省点がある」と話す。

10月になっても、価格ははっきり決まっていなかった。教育委員会は10月、和田校長に保護者に事情を改めて説明し、不安を払拭するよう伝えた。和田校長も標準服についての思いを保護者に宛てて文書にまとめると教育委員会に答えた。

そして11月、「平成30年度からの標準服の変更にあたって」と題した長い文書が在校生の保護者に配られた。

ハフポストの取材に対し、校長は経緯を振り返り、次のように答えている。

「校長としては学校経営方針のもと、適切に進めてきたと考えておりましたが、教育委員会から、標準服の変更に関する情報提供が不十分であり、保護者を始め関係の方々へ十分説明をするよう指導を受けました。振り返ってみると必ずしも十分とはいえなかったと考えています」


●海外では...日本では、制服選びが、基本的に学校の判断に任せられてきた。文科省は、制服の選び方や決め方について、特に通知や案内をしていない。
一方、海外では、制服の取り扱いについて、政府が指針を示している国もある。

 多くの学校に制服があるイギリスでは、2013年9月、自治体や政府関係者、教職員に向けた「制服ガイダンス」をまとめた。
 その中で、「制服を大幅に変える際には、保護者や生徒の見解を取り入れる」などと強く薦めている。
 また、「価格考慮の重要性」という章では以下のように明記している。
「価格ゆえに、生徒やその家族が入学を申し込めない、通えないと感じてしまわないよう、高すぎてはいけない。従って学校運営組織は、価格について最優先に考慮するべきだ」
「ブランドアイテムの強制は最小限にとどめ、高額なコートなど、高価なアイテムの指定は避けるべきだ」などとしている。また、2015年には「学校の制服価格」についての調査レポートもまとめている。

 つまり、学校が制服を選ぶ際の基本的な考え方を、政府が「ガイダンス」として示しているのだ。保護者の関わりや価格の考慮は、「踏まえておくべき点」として、そのなかで明記されている。

 かたや日本はどうか。
 文部科学省に尋ねると、過去に同様の通知などはないという。
 学校が選んだ制服を、一方的に買わされる。そこに異論が差し挟めないというのは、消費者問題の構図に近い。
 そのため、2017年11月、公正取引委員会が、公立中学の制服の取引実態に関する報告書をまとめている。
 報告書は、全国約450の公立中の制服の価格や販売状況を分析し、制服価格はこの10年で5000円ほど値上がりしていることを指摘。さらに一歩踏み込んで、「制服を安くする方法」も提案した。
 制服という「保護者負担」は、古くて新しい問題だ。
「子どもの貧困」に立ち向かう最前線として、学校の重要性は増すばかり。なのに、もっとも重い「保護者負担」の一つ、制服についての議論は不足している。

 学校制服の負担額は、いくらぐらいが妥当なのか。そして、制服はそもそも何のために必要なのか。こうした問題に正面から向き合う時期に来ている。

  錦光山雅子、濱田理央/ハフポスト日本版ニュースエディター

    オリジナル記事はこちら  ニュース記事は一定の時間が経つと消去されるので、文字部分を全文収録しました。


   ひょっとして、制服・標準服その他学校用品ちゃあ、
   業者からペイバックちゅうもんがあんのかねえ?


 前々から不思議に思っていることのひとつに、まあ私立はともかく、公立学校の標準服やらカバンやら運動用具やらの学校用品を商うお店の存在があります。
 どこの街にも、それこそ片田舎どころか全田舎の町にもあります。
 それらのお店には、もう1年中お店を開けていても、学校用品以外にはなにひとつ売れないだろうとさえ思えるお店がかなりあります。新学期前だけ開店してんのもあまりにモロなんで、いちおう申し訳程度に品揃えしてお店やってます!て感じ。
 それで、ちゃんと食えているわけです。

 この特権(製造元、販売店)の見返りというものが、なんらかの形で学校側(曖昧な表現に留めているのですが)へ流れているのでは、という疑念をずっと払拭出来ないでおります。が、なかなか真相に迫れません!
 還流があると仮定すると、モノがアルマーニとか高価になっていくと、還流も自ずと太い流れになっていきますよね。
 校長以外も、それはそれで歓迎なのかも知れません。
 こういうモノの見方って、ゲスの極み、でしょうか。

 追掲載 和田校長の会見・払えるでしょ!


 ここまでは出せるんじゃないか/泰明小校長会見
2/9(金) 23:05配信  日刊スポーツ
   和田校長の会見記事のオリジナルこちら
ア ルマーニがデザインした標準服の導入について説明する泰明小学校の和田利次校長の画像あり(撮影・太田皐介)

 東京・銀座にある中央区立泰明(たいめい)小学校が、4月入学の新1年生分からイタリアの高級ブランド「アルマーニ」デザインの標準服の導入を決め、保護者らから苦情が寄せられている問題で、同校の和田利次校長が9日、都内で記者会見を開いた。

【写真】説明する泰明小学校の和田利次校長

 会見の主な一問一答は、以下の通り。

 -アルマーニとの交渉は、校長が1人でやっていたのか?

 和田校長 私が1人でやっていた。知り合いがアルマーニの方を紹介してくれた。

 -交渉の期間は? その期間中に、保護者などに説明や報告はできなかったのか?

 和田校長 交渉は2年くらいかかった。その中で、アルマーニ様から「はっきりと決まっていない話は、外に出さないでくれ」というお話があった。

 -価格の上限など、条件を出さずに交渉して発注している。手順が違うのでは?

 和田校長 非常識な判断をしたとは思っていない。

 -泰明小に入学する児童は、裕福な子も多いだろうが、このくらいの値段なら負担できるという認識だったのか?

 和田校長 各家庭の事情までは把握していない。9万円という値段には驚かれると思うが、本校に通う児童のご家庭なら、ここまでは出せるんじゃないかと思っている。

 -金額を補てんするような制度はあるのか

 和田校長 入学準備金制度、就学援助、といった制度がある。

 -標準服を新しくするにあたって、他の公立校の値段など検討材料はあったのか?

 和田校長 中央区の中で、比較的に高いと言われているところは調査した。その中で最も高かったのは、4万円くらい。

 -そもそも標準服は、貧富の差を出さないためのもので、アルマーニは適していないのでは?

 和田校長 適している。

 -交渉の段階で、原価などについての話はしたか?

 和田校長 金銭的なことは一切聞いていない。
 -白紙撤回した方がいいのではないか?

 和田校長 学校長として、これをやっていくというのは変わらない。



  アルマーニ標準服問題、保護者が語る「泰明小を取り巻く環境とまなざし」 
  2/10(土) 12:04配信  ハフポスト日本版
   この記事のオリジナルはこちら
 アルマーニ標準服を今春採用する東京都中央区立泰明小学校について初めて報じた2月8日、同小学校の保護者からメールが送られてきた。(錦光山雅子 / ハフポスト日本版)

「記事の内容と一般読者の方々の意見を拝見すると、今回の記事を読んだ読者の中には和田利次校長個人の問題として批判する書き込みも目立ちますが、現場にいる保護者からは違う側面も見えている事をぜひお伝えしたく、意見させていただきました」

「確かに私自身も、昨秋、制服について校長からの文書を読んだ時は文面に違和感を感じました。ただ今回、校長があのような誤った判断をした背景には、この学校が置かれた環境が影響しているのかもしれないと想像しています」

どういうことなのか。この保護者の話から、泰明小学校の置かれた環境と、向けられる「まなざし」について考える。.

■銀座の中にある、公立小学校泰明小学校の学区域は、繁華街・銀座の大半が、ほぼすっぽりはまる。だが、この地域に住む児童はきわめて少ない。このため、希望者を受け入れる特認校の一つとして、中央区内に住んでいることを条件に、希望する子どもを受け入れている。ただ、希望者も多く、抽選で当たらないと入れない。

「何校か特認校を見学し、勉強に力を入れているというこの学校の方針に期待し、子どもを通わせることにしました。この学校しか知りませんが、入ってみると何か特別なことをしている訳ではない。そいう意味では普通の公立小学校なんです」

「ただ、私立中学校を受験する子どもが大半で、6年生の3学期になると私立中学の受験もあるため、学校に来る子どもが数人しか来ない日もあるんだと、子どもから聞いたこともあります」

■「気さくな校長
 和田利次校長は5年前に赴任してきた。以前は、今のような感じではなかった、とこの保護者は振り返る。
「毎朝スニーカーで校門に立ち、子供達にやさしく挨拶をされる、どちらかと言えば素朴で気さくなおじさん、という雰囲気の方です」
「学校のイベントなどでも、保護者チームと先生 チームに分かれ、どちらのチームの手作り焼きそばがおいしいか、子供たちに投票させる、などのアイディアを出すなど、本来、子供達がどうしたら楽しく過ごせるか、第一に考えていた方でした。以前の講話は大変ユーモアがあった」

■「泰明の名に恥ずかしくないのか」という外の目
 しかし、年を経るにつれ、講話の内容も、ユーモアのあるものから「泰明小が周囲からどう見られるか考えなさい」という内容のものに変わっていった。
「先生の表情もどこか少しずつ険しくなっていきました。最近は子供たちよりも周囲の関係者にどう思われるか、という事ばかりに目がいっていたように感じていました。『登下校時に街中を走るな』とか『校外でも泰明小の児童らしく振る舞え』とか、学校からは、そればかりが話に上るようになりました」

文書で和田校長は「私が泰明小学校の在るべき姿としての思い描いていることとはかけ離れた様子、事実があることも否めません。なぜ、本校を選択されたのですかと問い返したいと思う出来事や対応が多いこと、これが泰明の実態だったのでしょうかと、学校を管理する者として思い悩むこともしばしばです」と綴っていた。保護者によると、特に、通学にバスを使う子どもが騒ぐと苦情が寄せられることについては、苦慮していた様子だったという。
「『通学に乗る路線バスで児童が騒いでうるさいという苦情が学校に入る。子供達に自覚をもたせてください』という話を保護者会のたびに繰り返すようになりました。実際、苦情の中で『泰明小の名前に恥ずかしくないのか』と言われたそうです。私自身は『小学生だから多少うるさくても仕方ないのでは?』と思っていましたが、校長の立場上、苦情の矢面に立たされて困っておられたと思います」

 地域とのつながり方で考えさせられることもあった。
「地元の商店街の方々にも課外活動などでお世話になる機会も多いのですが、学校側はそこにも気を遣いすぎているようでした。例えば春の新任の先生方との交歓会と新年の賀詞交歓会が開かれる際、PTAのクラス役員に選ばれた保護者は会費5,500円をその都度、強制徴収されています。 その費用は主に会の食事代に使われますが、平日夕方から始まるため、多くのクラス役員は長居できる時間はなく、会食の頃には帰宅しなければなりませんので、お金を払いながら食事をする時間はありません。毎回食事が大量に余り、結局廃棄されています『今回も沢山食事が余りましたね。でもあれくらい頼まないと、お客様もいる手前、見栄え的に悪いですから』という役員もいます」

■「泰明イズム」を持ち出す保護者も

 2017年11月に配られた校長の保護者宛て文書を読むと、この学校が置かれた環境や周囲のまなざしが伺える表現が出てくる。「泰明小学校が醸し出す『美しさ』」「気品ある空間・集団への凝集性」「泰明小学校の一員であることの自覚」「泰明の子らしく」「泰明小学校の児童はかくあるべき」「泰明の子は注目されます。そういう衆目に応える姿であるかどうか」「泰明小学校はやはり特別な存在」
「保護者の中にも一部ですが、『泰明』という学校に、ブランドのような意味合いを抱いている方もいます。『ハイソサエティーの家庭の子どもが通う学校なのだ』というような。そうした家庭が通うにふさわしい『何か』を学校そのものに期待している人もいます。PTAなどの活動の場でも『泰明愛』『泰明イズム』といった言葉が関係者からしばしば出てくることもあります。でも現実は、とも稼ぎの家の子どももたくさんいますし、いろんな子がいるのです」
「地域で学校に関わりのある人たちや教職員、保護者の一部が寄せている『泰明とはこうあるべき』という期待や圧力に囲まれながら、和田校長は長期間に渡ってお仕事をされてこられました。そうした中で、校長自身が少しずつ影響を受けていったのではないかと思います」

■子どもの「らしさ」をまず尊重して
 2月8日の会見で、和田校長は「泰明小でなければ、私はこういう話は進めません。銀座の街にある学校だからこそ進めてきたんです。アルマーニデザインの標準服が、泰明には合っている」と語った。この保護者は学校や地域の大人がいう「泰明らしさ」から、子供たちが置き去りにされていると指摘する。
「学校は、子供達にとっては『日常の場』です。でもこの学校では、一部の地域の関係者や保護者、教職員といった、大人たちが期待する『泰明らしさ』がまずあり、そこに子どもをはめて下さい、となっている。でも泰明の子、泰明らしさって、実体はそもそもないものでしょう。子どもの目線にたった指導かと言われれば、そうではないと思います」
「周りの環境や大人の目線中心ではなく、真に子供達がのびのび楽しく過ごせる小学校に変わる事ができれば、心から嬉しく思います」




   





前記事の関連コメントをこちらに再掲載しています。

制服が必要かという議論からするべき (松田まゆみ)2018-02-08 13:41:49
公立小学校はほとんど私服だと思うのですが、今どきこんな学校もあるのですね。

私は小学校はもちろん、中学や高校の制服・標準服は必要ないと思っています。理由は、活動的ではない、こまめに洗濯ができない、気温や天候に合った服装がしにくい、すぐにサイズが変わる成長期の子どもには不向き、出費がかさむ、個性がない、などです。しかも、制服があるから私服は買わなくていい、ということにはなりません。

毎朝着る服を選ばなくていいとか、私服は華美になるなどの制服賛成派も多いようですが、それは他人と比較して競争(あるいは同調)しようとする意識が強いから。競争ばかりさせ、個性を認め合う教育をしないからこういう意識になるのでしょう。

それに、私服の学校では華美になっているかといえば、そんなことはないでしょう。大学生なども大半の人は自分の好きな服装をしていると感じますし。

結局、制服や標準服というのは、同じ服装をさせることで学校が子どもを統率したいという目的があるのではないでしょうか。登下校など制服を着ている時は、第三者にもどこの学校の生徒か分かりますから、管理がしやすくなります。私は軍隊みたいで嫌だなと思います。

制服をはじめとした学校用品の業者と学校との繋がり?は何とも分かりませんが、田舎の洋品店は制服や指定体操服の取扱店になっていますから、大きな収入源になっているのは確かでしょうね。制服や指定体操服を扱わなければ営業が成り立たないお店もあるんじゃないでしょうか。


いま思いついた最終段落 (izukun)
2018-02-08 15:44:56
松田まゆみさま
この和田校長という人は、50歳代前半の人間でしょうが、議論とかそういう段階のお方じゃないと思いますね。
人は誰でも、他者と関わる行為をする場合、「正しい」と思ってやるはずです、大多数は。
そう考えると、高価なブランド物をがきの遊びにも使う服に採用しようというのが正しいと判断したわけで、もう言語道断。とても議論の対象にはなりません。

学校用品の指定業者は、ど田舎の特定郵便局みたいなもんで、つぶれることなく採算ラインをしっかり確保しているようです。まあ、子供が減りすぎないかぎりてすね。

ははあ、子供が減りすぎている銀座地区では、単価を上げないと、というありがたいご配慮じゃないでしようね?まさか!

子供はGUで十分! (mobile)
2018-02-09 09:07:35
だいたい子供服なんてスグにサイズが合わなくなって着られなくなるンです。GUで十分です。
ブランドよりも、最近はアレルギー体質の子供が多いンで綿100%とか天然素材にこだわる方がよっぽど大事なのです。TVで見ましたがアルマーニといっても制服にするとただ地味なだけ!あれじゃ出したお金に見合う価値なんてナイですよ。こんなん関西でやったら総スカンだねー。

あなたの常識、私の驚き。私の常識、あなたの躓き!とかいうらしい。 (izukun)2018-02-09 14:13:06
mobileさま
「常識、常識」と日常的に使っていますが、こりゃまったく“多様性”に満ちたシロモノですね。この和田校長も自らの常識に照らし合わせて、こういうものの導入を決めたんでしょうから。
しかし、まあ、多様性はあっても、だいたいの世間相場というようなものがあるとは思いますけどね。

価格だけに限ってみると、全部で9万円、あっそっ、いいんじゃない!という層はかなりいると思いますが、そういうとこは公立小学校には入れない。おらは、公立小学校、というところに特別に着目いたしました。

続報 (松田まゆみ)2018-02-09 14:43:19
ハフポストに続報が出ています。
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/07/principalletter_a_23355613/?utm_hp_ref=yahoo
以下、記事より引用。

「泰明小学校という学び舎の気高さ。この伝統ある、そして気品ある空間・集団への凝集性とか、帰属意識とか、誇りとか、泰明小学校が醸し出す「美しさ」は保っていかなければと、緊張感をもって学校経営してきました。」

「標準服もその要因の一つであります。視覚的な同一性と申し上げたらよいでしょうか。泰明の標準服を身に付けているという潜在意識が、学校集団への同一性を育み、この集団がよい集団であって欲しい、よりよい自分であるためによい集団にしなければならない、というスクールアイデンティティーに昇華していくのだと考えます。」

制服も含め、学校をブランド化したい、児童を管理したいという校長の思想が透けて見えます。

この学校は公立ですが、学区とは無関係に中央区全域から希望者を受け入れている特認校なんですね。こうした事情が、校長の学のブランド化意識の背景にあるのでしょう。


服装でスクールアイデンティティーではなく、もっと大切なものを中心に据えてもらいたいのです! (izukun)2018-02-09 15:41:25
松田まゆみさま
「すべては、この和田利次が校長だった時代に成し遂げたのだ!」
と言いたい、言ってもらいたい、
それだけなんですよ、この男が考えているのは。

教育もへったくれもないなあ、てめえの名誉欲がもろに見えるやっちゃなあ、とおらは感じましたです





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前記事の関連コメントをこちらに再掲載しています。 (izukun)
2018-02-10 09:20:45
制服が必要かという議論からするべき (松田まゆみ)2018-02-08 13:41:49
公立小学校はほとんど私服だと思うのですが、今どきこんな学校もあるのですね。

私は小学校はもちろん、中学や高校の制服・標準服は必要ないと思っています。理由は、活動的ではない、こまめに洗濯ができない、気温や天候に合った服装がしにくい、すぐにサイズが変わる成長期の子どもには不向き、出費がかさむ、個性がない、などです。しかも、制服があるから私服は買わなくていい、ということにはなりません。

毎朝着る服を選ばなくていいとか、私服は華美になるなどの制服賛成派も多いようですが、それは他人と比較して競争(あるいは同調)しようとする意識が強いから。競争ばかりさせ、個性を認め合う教育をしないからこういう意識になるのでしょう。

それに、私服の学校では華美になっているかといえば、そんなことはないでしょう。大学生なども大半の人は自分の好きな服装をしていると感じますし。

結局、制服や標準服というのは、同じ服装をさせることで学校が子どもを統率したいという目的があるのではないでしょうか。登下校など制服を着ている時は、第三者にもどこの学校の生徒か分かりますから、管理がしやすくなります。私は軍隊みたいで嫌だなと思います。

制服をはじめとした学校用品の業者と学校との繋がり?は何とも分かりませんが、田舎の洋品店は制服や指定体操服の取扱店になっていますから、大きな収入源になっているのは確かでしょうね。制服や指定体操服を扱わなければ営業が成り立たないお店もあるんじゃないでしょうか。


いま思いついた最終段落 (izukun)
2018-02-08 15:44:56
松田まゆみさま
この和田校長という人は、50歳代前半の人間でしょうが、議論とかそういう段階のお方じゃないと思いますね。
人は誰でも、他者と関わる行為をする場合、「正しい」と思ってやるはずです、大多数は。
そう考えると、高価なブランド物をがきの遊びにも使う服に採用しようというのが正しいと判断したわけで、もう言語道断。とても議論の対象にはなりません。

学校用品の指定業者は、ど田舎の特定郵便局みたいなもんで、つぶれることなく採算ラインをしっかり確保しているようです。まあ、子供が減りすぎないかぎりてすね。

ははあ、子供が減りすぎている銀座地区では、単価を上げないと、というありがたいご配慮じゃないでしようね?まさか!

子供はGUで十分! (mobile)
2018-02-09 09:07:35
だいたい子供服なんてスグにサイズが合わなくなって着られなくなるンです。GUで十分です。
ブランドよりも、最近はアレルギー体質の子供が多いンで綿100%とか天然素材にこだわる方がよっぽど大事なのです。TVで見ましたがアルマーニといっても制服にするとただ地味なだけ!あれじゃ出したお金に見合う価値なんてナイですよ。こんなん関西でやったら総スカンだねー。

あなたの常識、私の驚き。私の常識、あなたの躓き!とかいうらしい。 (izukun)2018-02-09 14:13:06
mobileさま
「常識、常識」と日常的に使っていますが、こりゃまったく“多様性”に満ちたシロモノですね。この和田校長も自らの常識に照らし合わせて、こういうものの導入を決めたんでしょうから。
しかし、まあ、多様性はあっても、だいたいの世間相場というようなものがあるとは思いますけどね。

価格だけに限ってみると、全部で9万円、あっそっ、いいんじゃない!という層はかなりいると思いますが、そういうとこは公立小学校には入れない。おらは、公立小学校、というところに特別に着目いたしました。

続報 (松田まゆみ)2018-02-09 14:43:19
ハフポストに続報が出ています。
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/07/principalletter_a_23355613/?utm_hp_ref=yahoo
以下、記事より引用。

「泰明小学校という学び舎の気高さ。この伝統ある、そして気品ある空間・集団への凝集性とか、帰属意識とか、誇りとか、泰明小学校が醸し出す「美しさ」は保っていかなければと、緊張感をもって学校経営してきました。」

「標準服もその要因の一つであります。視覚的な同一性と申し上げたらよいでしょうか。泰明の標準服を身に付けているという潜在意識が、学校集団への同一性を育み、この集団がよい集団であって欲しい、よりよい自分であるためによい集団にしなければならない、というスクールアイデンティティーに昇華していくのだと考えます。」

制服も含め、学校をブランド化したい、児童を管理したいという校長の思想が透けて見えます。

この学校は公立ですが、学区とは無関係に中央区全域から希望者を受け入れている特認校なんですね。こうした事情が、校長の学のブランド化意識の背景にあるのでしょう。


服装でスクールアイデンティティーではなく、もっと大切なものを中心に据えてもらいたいのです! (izukun)2018-02-09 15:41:25
松田まゆみさま
「すべては、この和田利次が校長だった時代に成し遂げたのだ!」
と言いたい、言ってもらいたい、
それだけなんですよ、この男が考えているのは。

教育もへったくれもないなあ、てめえの名誉欲がもろに見えるやっちゃなあ、とおらは感じましたです
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