「センセのご本、引き合いが多くてですね、
文庫にすれば売れますよ、これは!」 なんちゃって、
200万円からのゼニを引き出そうというルネの甘言電話あり、との報告
画像は幻冬舎ルネ貼り付き広告
売れない本が文庫にしたら売れる、っていう能書き、言ってて恥ずかしくなりませんかね?
そういう趣旨の電話が、東北地方に住む旧知のお方から来ました。
電話には一切出ない、着信履歴を見て返事が必要な相手方にはあとで折返す、という悪評高い電話対応方式を採用しているおらですが、この電話は別の“予約電話”と重なって入ってきたもんですから、間違って出てしまったのです。
予約のほうの人がいらいらしているな、と思いながら聞いていたのですが、前作品の出版の経緯から始まって、今回の文庫化勧誘への怒りが延々と続きました。
これって、ほとんどの部分が少なくとも3回は聞かされている話。毎度のことですが、幻冬舎ルネッサンス新社(東京・千駄ヶ谷)への、今となってはもはや泣き言に等しい思いにあふれておりました、ですね。
幻冬舎ルネといえば、もう1年も前になりますか、やはり刊行歴のある著者に電子出版をもちかけてきて、有料でですよ、あきれはてた、という記事を書きました(8月24日付掲載)。
幻冬舎ルネupupか!の過去記事はこちら
今回の宮城県のセンセ、あっ、県名まで書いちゃいましたけど、以前に文芸社から紙の本を出し、その後またまた懲りずに幻冬舎ルネから紙の本と電子出版をしています。結果は当然ながら、“予想外の惨敗”となり、大いに“不満足”しておられます。
「出版は宝くじを買うのと同じで、出さなければ絶対に当たらない。そうでしょ!」などと説得され、妙に感心して、大金と引き換えに大損をした経歴をお持ちです。しかし、肝心の作品は、言い難いところをはっきり言うと、おらなら、2万円ぐらい付けてくれなければとても読む気にならないようなシロモノでありました、ホント申し訳ないんですが…。
で、この度は、既刊本の内容審査を「社内」で改めておこなったのだという触れ込みで、ひっかけ話は始まったというのです。もちろん、「社内」とは電話をかけてきたなんたらいう男のことですがね。
その結果、センセの本は「内容は抜群で、さわやかな読後感は一級品。なぜ売れなかったのか、社内でも編集・営業の全員が首をかしげている」のだという。そりゃそうだんべよ、電話の男ひとりの考えなんだから。
そうして、ぺらぺらと話は続きまして、「結果として売れなかったのは、読者層を見誤って定価を高く設定してしまったことにある」んだそうです。つまり、中高校生ぐらいが読者層だったという新たなる分析が「社内」で出たのだそうです。
まあ、これは「中高生」は当たっていますね。作品が、「中高生」の手になるものと同等、という意味でね。
画像はfrom Free
いよいよ、話はクライマックスに近づいて、「で、ありますから、センセの本を文庫化してばっちり売りましょう」という有難いことになっていったのです。
ついては、費用はおおむね280万円程度かかるがぁ、センセとセンセの作品を世に出すため、会社も大幅に補助いたすこととし、センセご負担は180万円でお願いします」だと!
180万円で何冊文庫本が出せるか、実費ベースでね、出版社に3日もいればわかるというものだ。
ここまで話して、宮城のセンセは2パーセントほどこの話に未練があるらしく、なんかうまい手はないかと問うのであります。うまい手ったって、だまし口上、ひっかけ口上は向こうが上だからねえ。
しかし、20年も付き合っているセンセなんで、こうアドバイスして差し上げました。
まず、次にかかってくる電話では、どんなところが内容的に良かったのか、どんなに売れそうな見込みなのか、を改めてがんがん言わせるんだ。そうしてからに、こう言いな!
「そんなに売れそうなら、刊行費用の180万円は印税で充当するということで、話を進めてくれ」とな!
こんな電話をかけてくる幻冬舎ルネ。そのアップアップぶりは、とどまるところを知らないようです。
幻冬舎ルネの既刊本著者のみなさまには、是非、この印税充当方式で文庫化を推進してもらって、大金を稼がせてもらいなさいよ、と申し上げておきます。
文庫にすれば売れますよ、これは!」 なんちゃって、
200万円からのゼニを引き出そうというルネの甘言電話あり、との報告
画像は幻冬舎ルネ貼り付き広告
売れない本が文庫にしたら売れる、っていう能書き、言ってて恥ずかしくなりませんかね?
そういう趣旨の電話が、東北地方に住む旧知のお方から来ました。
電話には一切出ない、着信履歴を見て返事が必要な相手方にはあとで折返す、という悪評高い電話対応方式を採用しているおらですが、この電話は別の“予約電話”と重なって入ってきたもんですから、間違って出てしまったのです。
予約のほうの人がいらいらしているな、と思いながら聞いていたのですが、前作品の出版の経緯から始まって、今回の文庫化勧誘への怒りが延々と続きました。
これって、ほとんどの部分が少なくとも3回は聞かされている話。毎度のことですが、幻冬舎ルネッサンス新社(東京・千駄ヶ谷)への、今となってはもはや泣き言に等しい思いにあふれておりました、ですね。
幻冬舎ルネといえば、もう1年も前になりますか、やはり刊行歴のある著者に電子出版をもちかけてきて、有料でですよ、あきれはてた、という記事を書きました(8月24日付掲載)。
幻冬舎ルネupupか!の過去記事はこちら
今回の宮城県のセンセ、あっ、県名まで書いちゃいましたけど、以前に文芸社から紙の本を出し、その後またまた懲りずに幻冬舎ルネから紙の本と電子出版をしています。結果は当然ながら、“予想外の惨敗”となり、大いに“不満足”しておられます。
「出版は宝くじを買うのと同じで、出さなければ絶対に当たらない。そうでしょ!」などと説得され、妙に感心して、大金と引き換えに大損をした経歴をお持ちです。しかし、肝心の作品は、言い難いところをはっきり言うと、おらなら、2万円ぐらい付けてくれなければとても読む気にならないようなシロモノでありました、ホント申し訳ないんですが…。
で、この度は、既刊本の内容審査を「社内」で改めておこなったのだという触れ込みで、ひっかけ話は始まったというのです。もちろん、「社内」とは電話をかけてきたなんたらいう男のことですがね。
その結果、センセの本は「内容は抜群で、さわやかな読後感は一級品。なぜ売れなかったのか、社内でも編集・営業の全員が首をかしげている」のだという。そりゃそうだんべよ、電話の男ひとりの考えなんだから。
そうして、ぺらぺらと話は続きまして、「結果として売れなかったのは、読者層を見誤って定価を高く設定してしまったことにある」んだそうです。つまり、中高校生ぐらいが読者層だったという新たなる分析が「社内」で出たのだそうです。
まあ、これは「中高生」は当たっていますね。作品が、「中高生」の手になるものと同等、という意味でね。
画像はfrom Free
いよいよ、話はクライマックスに近づいて、「で、ありますから、センセの本を文庫化してばっちり売りましょう」という有難いことになっていったのです。
ついては、費用はおおむね280万円程度かかるがぁ、センセとセンセの作品を世に出すため、会社も大幅に補助いたすこととし、センセご負担は180万円でお願いします」だと!
180万円で何冊文庫本が出せるか、実費ベースでね、出版社に3日もいればわかるというものだ。
ここまで話して、宮城のセンセは2パーセントほどこの話に未練があるらしく、なんかうまい手はないかと問うのであります。うまい手ったって、だまし口上、ひっかけ口上は向こうが上だからねえ。
しかし、20年も付き合っているセンセなんで、こうアドバイスして差し上げました。
まず、次にかかってくる電話では、どんなところが内容的に良かったのか、どんなに売れそうな見込みなのか、を改めてがんがん言わせるんだ。そうしてからに、こう言いな!
「そんなに売れそうなら、刊行費用の180万円は印税で充当するということで、話を進めてくれ」とな!
こんな電話をかけてくる幻冬舎ルネ。そのアップアップぶりは、とどまるところを知らないようです。
幻冬舎ルネの既刊本著者のみなさまには、是非、この印税充当方式で文庫化を推進してもらって、大金を稼がせてもらいなさいよ、と申し上げておきます。
にしても、こういう悪徳自費出版商法は相変わらず続いていて、それに乗せられてしまう人も相変わらず一定程度いるようですね。詐欺師はよほど痛い目にでもあわない限り、詐欺を止められないのでしょうか。こんなことを続けている業界は、モラルが崩壊しきっています。
モラルが崩壊と言えば現政権も同じですが、あの嘘つき独裁政権はいつまで続くことやら。こちらも辟易としてきます。
ほんとにいつまでも続いていくようですね。
もっともほかの手口の詐欺もけっして減ってはいないわけですが、それはいつの時代も騙されるやつがいるからなんですね! 困ったものです。
しかし、おらが一番アタマに来るのは、次のようなことです。
文芸社のボスの瓜谷が不動産屋で、もともと出版なんていうものには関係がなかった人間であるのに対し、幻冬舎総体のボスである見城は名前のある編集者だったという点です。
おらの考えは、見城さんは幻冬舎ルネを真の良心的自費出版の会社に転じさせるか、さもなければ早いとこ閉じて、彼本来の土俵で勝負すべきだと思います。
ただ、幻冬舎ルネッサンスは商業出版社が文芸社の真似をして悪徳商法にまで手を染めたわけで、幻冬舎の名前を利用しているという点でさらに悪質であり、他とは確かに質が違いますね。少なくとも大手の商業出版社の自費出版部門は、費用は高くても幻冬舎ルネのような詐欺的なことはやっていないと思います。幻冬舎ルネの場合、社名だけで騙されてしまう人もいるでしょう。しかも幻冬舎ルネは著名人の本の商業出版本も手掛けていて、広告塔に使っているわけです(これは文芸社もやっていましたが)。商業出版なら本家の幻冬舎から出すべきですが、わざわざルネから出すというのは意図的としか思えません。
酒井日香さんの事例を見ても、極めて悪質です。私は個人的には見城氏は出版人として全く評価していませんし、よほど必要に迫られない限り幻冬舎の本を買う気になれません(実際ほとんど持っていない)。
それと、だいぶ前ですがNHKが社名は出さなかったものの、編集がしっかりしていると幻冬舎ルネを持ちあげていたのにも腹が立ちました。新風舎潰しでO氏が動きまわっていた頃だったと思います。
けつのほうの壬癸(じんき)つけがたい、といったところですね。
あるいは、目くそ鼻くその類でしょうか。
ど素人を舞い上がらせて、ゼニをとるのはいい加減やめてもらいたいものです。
かつて文芸社で痛い思いをしたことがあるものですから……
この人はどうなんでしょう?
誰が何を忠告しても聞く耳持たずですかね?
↓
https://ameblo.jp/kt-philo7/entry-12421927174.html
私の書いたものを送ってそれを訂正したいから
読んでくれとか探して送り返して下さいと言うと
原稿なくて。それで何度も電話したらキレてたら
何処が詐欺なんだとか逆キレされます。
警察に連絡したら良いですよ。
ホームページ会社名を削除してくれます。
でもこうやって何度も会社名変えて良い人からお金巻き上げるのが仕事の人達なので自費出版はちゃんとした所でした方がいいですよ。
コメント、ありがとうございました。
おかげさまで、「通りすがり」さんのコメントを発見できました。
その関連で新記事をupしましたので、ご覧くださると嬉しいです。
自費出版は、やはり「私家版」水準で刊行されるべきものだと思います。
そこに、「売れるかも」「売れます」と著者の心をゆさぶっては高額費用をしぼりとる新風舎、文芸社ほかがあらわれ、世の中がおかしくなりました。
無名の書き手は、よくよく警戒すべき状況がつづいていると言えます。