土いじりが好きな者にとって、この時期は種蒔きや苗の植え付けとで
大変な時期の一つです。
植物によっては、種まきの時期を間違えば収穫量が減ってしまうので
農家さんにとって種蒔きの日程決定は重要事項です。
種の説明書を読めば、種の蒔き時は
寒冷地 5月~6月
中間地 4月~5月中旬
暖地 3月中旬~4月 という様に説明されているのですが
日本を3地域に分けた大雑把な説明なので、最適時期は分かりません。
そこで、指標となる自然現象で判別する方法が有ります。
有名なところでは「福島県の吾妻小富士の残雪」があります。
昔より、残雪の形がウサギ形になった時が稲の種蒔きの時期と農家の方が判断してきたので
『 吾妻の雪うさぎ 』 とか 『 種まきうさぎ 』 とも呼ばれてます。
弊社は関東平野のほぼ中央部にあるので山も残雪も有りません。
種蒔きの指標は他の植物の育成状況を頼りにするのですが
パッと咲いてパッと散る桜が分かり易いようで
春の種蒔きの適期は
・ソメイヨシノの散るころ
アスター・コスモス・マリーゴールドなど
・八重桜が咲き始るころ
センニチコウ・ナスタチューム・バーベナ
・八重桜の散るころ
インパチェンス・サルビア・ジニア・ヒマワリなど
種蒔き以外にも
「八重桜の散るころに、鉢植えを屋外に出しましょう。」とか
「八重桜の咲くころが、定植の時期です。」と説明されます。
桜、特に八重桜は春の指標の定番なのです。
「染井吉野はいくらでも見かけるのですが、八重桜は見かけないな」と、困っていたのですが
弊社の近くに八重桜を育てているお宅を発見しました!
それだけなのに、今日はなんだか嬉しい一日。