QRP Guys のマルチバンドEFHWアンテナを作った。https://qrpguys.com/qrpguys-multi-band-end-fed-antenna
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/20/0f2ca6cdce6e788280172a7d6520a373.jpg?1730857443)
トランスはCRKitsのミニワイヤーアンテナを使用した。MiniWire - CRkits共同購入プロジェクト
EFHWのトランスは 49:1/64:1 となる様に 7:1/ 8:1 の巻数比が普通ですがQRP Guys のマニュアルでは 23:3 となっていて 59:1 のトランスを作った。
トラップはQRP Guysのマニュアルによると
20mバンド用トラップはT37-6のドロイドに25回巻きと68pFのコンデンサの並列共振回路で 14.09MHz
30mバンド用トラップはT37-6のトライドに24回巻きと150pFの並列共振回路で9.866MHz
上の赤字の周波数はこちらのサイトで計算したものです。
これを元にトラップを作った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/6b/320a90c7e9d8da880275153919d78b3f.jpg?1730860117)
コイルはマニュアル通りに作り、手持ちのコンデンサで
100pFと220pFで69pF
220pFと470pFで150pF
マニュアルにそう様にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/ac/107c89abe19a1e71d7c225a36ea328fc.jpg?1730860471)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/b7/f91dabeb0d1d6d2b6fec084ebdc0c4ef.jpg?1730860470)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b3/c07ba4a226c74e1861503d8460878452.jpg?1730860470)
上記のもので作ったトラップをNanoVNAを使って測定すると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/f4/38648fb98c4ff5de8de545bbaf823581.jpg?1730860694)
20m用は13.8MHz, 30m用は9.35MHz付近で同調していた。両者とも低めで同調しているが、30m用の低さがちょいと気になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/6f/9ef5e66e9a58a579d3cf583dd0d383bd.jpg?1730863179)
とりあえずエレメントのワイヤーを接続して調整してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/bc/06cb98cf787877eaf866005164cea048.jpg?1730861980)
↑この時は49:1のトランスを使った
(1) 20mバンド用のワイヤー(w1)をつないで、その長さを調整。
(2)20m用のトラップをつなぎ、その先に30m用のワイヤー(w2)をつないで調整。
(3)20mバンドの同調点に大きな変化が無いのを確認してw2の長さを調整した。
(4)30mバンドのトラップをつないで、その先に40m用のワイヤー(w3)をつなぐ。ここで20mバンドに影響はないが、30mバンドが同頂点か下がってしまった。トラップがダメ?
30m用のw2をかなり短くしないといけないのでトラップの再検討要!
と言うことでトラップを作り替え
と言うことでトラップを作り替え
30mバンド用
T37-6に22tと158pF(220pFと560pF)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/ae/4f81c6fe06cfa45dca0b70146e1019ed.jpg?1730862424)
このトラップをNanoVNAで測定すると 9.98MHz に同調。
このトラップを使って調整した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/55/58dfb3696941cfe851ed5d086710e634.jpg?1730862580)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/1e/db269c0a0fa65274c5ef9f882c5796a5.jpg?1730862580)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/17/623f2b1833c265726f72ba826c30225d.jpg?1730862633)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/dc/0b094283b801841005d6692466323978.jpg?1730862633)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/1a/1ac7f81bb2e9d51a437aff7b076c5254.jpg?1730862633)
20m/40mバンドはSWRが下がっているが30mバンドは高め。ちょっと不満だが、ここで終わりにしておこう。
なお、カウンターポイズ(3m)を繋いだら外したりしたが大きな変化は無かった。同軸ケーブル10mがカウンターポイズとして働いているか?
以下 2024.11.22. 追記
30mバンドのトラップを改造した。
コイルはT37-6に23回巻き、コンデンサは470pFと220pFで約150pFで10.120MHzとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/49/5f4a22f1849b29bc0e27d7ee828cce49.jpg?1732242143)
このトラップでエレメントを取り付けて調整した。
①14MHzエレメント-トラップ-10MHzエレメント で10.120MHzに同調する様にエレメント長を調整。
②10MHzのトラップを取り付けると14MHzの影響は無いが10MHzの同調点が40kHz下がって10.080MHz
③10MHzのトラップの先に7MHzのエレメントを取り付けると、10MHzの同調点が更に70kHz下がって10.010kHzになった。10MHzのトラップは以前よりはマシになっているがマダマダ( ; ; )
④取り敢えずこのトラップでエレメントの調整をした。10MHzはトラップから先の影響を受けているので7MHz のエレメントの調整をして終わった。
(結果)
20mバンド(SWR)
中心周波数 14.130MHz(1.44)
30m
中心周波数 10.020MHz(1.6)
40m
中心周波数 7.100MHz(1.38)
NanoVNAでみるとアンテナチューナーを使う必要は無い様です。
以上