おとしゃんは仕事を終わり、午後はのんびり
ジェリーが何かの音に気づいたらしく、彼が立ち上がった方向を見ると、裏庭のUの金柑に鳥さん二羽が美味しそうに実を食べていて、その木の下で大きな三毛猫(通常姿を見せないが)が何かを狙っている光景が見えた。
そして、それを少し離れた位置で黒猫さん(夕方しか姿を見せない猫)がそれを見ていた。こんなチャンスはない。「ちょっとカメラを」と場所を離れて戻ってくると、すでに三毛猫は姿を消していたが、黒猫さんは珍しくこちらを見ているじゃないか。持ってきたカメラが古いので、起動が遅い。やっとシャッターが切れた時、その場から消えた。
やっとジェリーの餌をちょろまかす黒猫さんの写真を撮れた。これで指名手配ができる。もう大人の猫なのでなつくことはないだろうが、なかなかいい顔をしていた。それにしてもデブの三毛猫はどこに隠れたのだろうか。
「ラウラ、お外は危険が危ないから、誘われてもいい子だから絶対に出ちゃダメだよ。」
「うん」