毎日一文の日記帳に「Les premieres places ne se donnent pas, elles se prennent」というマネの捨て台詞が載っている。
エドァアール・マネというと「笛を吹く少年」の絵が教科書に載っていて誰もが知っているが、オルセー美術館にある劇場の名前と同じ「オランピア」という絵を見た時を思い出す。
ところで、さっきの一文はというと、1867年のパリ万博に出品しようとしたマネが、サロン展で受賞した者のみ参加資格があるという閉鎖的な組織に、「一等賞は与えられる者ではなく、作られるものだ」といって自らパビリオンを建設して展示したというエピソードがある言葉。
今日は1日温度が上がらない。日本海側では豪雪となっていて、九州の出水でも雪が積もったというニュースも流れている。日がらジェリーはラウラに暖かいストーブの前を占拠され、おとしゃんに泣きついて和室に逃げ込み、ストーブをつけさせてまったりしている。
面白くないラウラは、つまらないらしく和室の椅子の上でジェリーを監視し、おかぁしゃんが帰ってくるまで、そこでうとうとしていた。
ところが、おかぁしゃんが帰ってくると、ラウラはさもいい子で留守番していたように、冷蔵庫の前に座って「おやつ」を要求している。
「おやつを与えられるものは、本当に良い子だけだ」とジェリーは訴えているが、女同士の交渉ごとには口を出せない。
「おとしゃん。今日の晩飯はまた老人食かい」
「ああ、にいちゃんが間違えて(あっているんだが)、13歳以上のペティグリー缶を買ってきたからな」
「俺は老人食は嫌いだ!!」
「わかるよその気持ち。たまには美味しい牛肉を食べたいなぁ」
「そうだよなぁ」