帰ってくるなり、ジェリーとラウラは源太郎の後を二人揃ってついてくる。
寂しかったのだろうが「おかぁしゃんのところに行けよ」と言っても離れない。ジェリーは今も源太郎の顔が見える場所で横になっているが、ラウラはおやつをもらった途端、ことが足りてちょっかいを出してもそっぽを向いている。
おかげさまで、奈良では雨に濡れることなく(夜は降っていたようだが)、無事日程を終えて帰ってきた。東大寺周辺は、修学旅行生、外国からの観光客に溢れかえり、参道は浅草のように人の波。鹿たちも外国観光客の被写体になって、大変だなぁと思う。タクシーも観光バスで渋滞し思うように進めない、結局二日間は歩きとなった。(鹿のウンチを避けてと通るので千鳥足のよう)