今日も絶好調のピアノ。
朝は、棚の上の花瓶に目が止まり、バラの花を二本足で立ち上がって覗く。
ほんの数秒だが、プレーリードックのように警戒ではなく、どうしたら悪戯できるか全知全能を注いでいる。
そして薔薇は諦め、風が強いので玄関に退避させている鉢植えの檸檬とライムに目が移る。
源太郎がセットした柵越えに、どうやって悪戯するか、またまた柵に手を掛け考えている。
しかし、無駄な抵抗と悟ったらしく、不貞腐れて外の植木たちを監視中。
声をかけて写真を撮ると、「不機嫌」そうな顔をして眠りについた。
庭先の植え替えた皐月の花も咲き始めた。
そして梔子の花もいい香りを放っている。
それから、葡萄(デラウェア)の房に小さな針のような花が咲き始めた。
一番いい季節だが、梅雨の最中。
カラッとした、清々しい日中にはなりそうにない。
「