YAESUの『C4FM対応のモービル機』が軒並み『生産中止』の発表が伝えられ、ムセン界は『ちょっとした騒ぎ』になっています。生産中止理由は『部品調達困難』とのことですが、『これって、ヤエスが欲しがる半導体を、裏で買占めて補給路を断ったのではないか?』と、憶測にはなりますが『うがった見方』をしてしまいます。ヤエスはD-STARが絡んでJAIAを脱退して久しいです。私の見立ては『JAIAが「生かさず殺さず程度のYAESU潰ししているのかな?」』と感じます。ムセン愛好家は『どう思うか』は知りませんが、ヤエスとアイコムの取引銀行で『かぶっている』のが『三井住友銀行』です。『ここだけの話』で『情報リーク』も、銀行ならではのお家芸です。ヤエスは『きらぼし銀行(旧八千代銀行=首都圏地銀)』との取引がありますが、地銀からしっかり支援を取り付けているのかも、本当は知りたいところです。融資を受けて、現預金があればJAIAの意地悪にも、限度はありますが『耐えられるもの』です。三井住友銀行のOBがヤエスにいると仮定したら『アイコム経由で情報は通々』です。ビジネスの怖いところですな。
【写真:安定供給されるのかが不安視されるFTX-1F】
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◆YAESUは、JAIAから『完全にハミゴ』されている。
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ハムフェアで『JAIAとして作った卓上マイク』があります。
その卓上マイクは『各社共通で使えるようにしたい』という主旨です。
各社バラバラで作っても、金型代もかかるし、そんなに数も出ない。
オプションの共通化や端子形状仕様の共通化も検討されている。
これら『各社共通化』は『ムセン界では画期的』ですが、
かつて、ビデオテープの『VHS』VS『ベータ』みたいな構図になりそうですね。
さらにいえば、YAESUの資金力は、ベータで頑張ったSONYには及びません。
そもそも、YAESUだけは『非上場』で資金を証券市場から集めることも不可。
JAIAって、要は『アマチュア無線界の利権団体』なわけです。
・KENWOOD(上場企業)
・ICOM(上場企業)
・ALINCO(上場企業)
・YAESU(非上場企業)
また、カスタマーサポートの電話も、
YAESUは『0570』のナビダイヤルオンリー。
私もFT-817NDを長く使っていましたから、本来は頑張ってほしい企業です。
JARL-NEWSの2025年・冬号の『新春特別座談会』の記事を読み込むと、
思い出話程度にYAESUに触れていますが、ほぼ排除された状態に見えます。
前述の『卓上マイク、オプション、端子形状等の「共通化(JAIA仕様統一)」は、
どう考えても、JAIAから離れたYAESUも仲間に入れる気配すら感じません。
YAESU製の国内デジタルレピーターは技適以前に、総通が認めていない。
ゲリラ的にC4FM・ワイヤーズなどで奮闘していますが、
半導体の補給路を断たれたら、ラインがあっても製品が作れません。
わかりやすくいえば『炊飯器があっても米がなかったらメシが炊けない』のと同じことです。
半導体は工業製品の『米』とも言われていますね。
アルインコ程度にまで、YAESUは追い込まれるのではないか・・・。
かつて、アルインコは『おもしろいRIGをたくさん作っていた時代』がありました。
あまりにも『やりすぎた』ためか、総通に目を付けられたことがありました。
総通の監査が入ったときに『見つかったら困る書類を廃棄したとか』。
アルインコは今も、何とか、細々とアマ機を作っていますが・・・。
相変わらず『DR-620D/H』の回収記事が掲載されていますが、
実物の相当数が、津波で東北の海底に沈んだり、海水を浴びて廃棄されています。
それでも『回収記事』を掲載するのは『総通に忖度している』ということです。
たぶん、同じ大阪のメーカーであるICOMが、何らかの救済策を出して、
ALINCOを救ったとみて間違いはないでしょう。
業務無線機の一部に、ICOMとALINCOと中身は同じのOEM商品があるのを見たら想像に難くありません。
近未来、ICOMの会長の発言力がなくなる時期がくるでしょう。
そうなったときのことも、JAIAは『想定』しています。
JAIA加盟3社が『今後のアマチュア無線機部門』を『どうするか』はわかりません。
株主が『そんな、儲からない商売、やめてしまえ!』と言い出したら、
それこそ、私たちのホビー自体の『存続すら怪しい』と感じます。
3社で『持ち株会社(仮称「KIAホールディングス」)』とか作るかも。
どうあれ、YAESUが逆境に立たされているのは確かです。
FTX-1FがIC-705の後発というのは、ユーザーの要望を取り入れやすく有利でしょう。
しかし、ICOMはIC-705をリリースして『5年』が経過します。
FTX-1Fとは『低価格で勝負に出ても、勝ち目がある』のです。
なぜなら、IC-705で得た利益を値引きで還元しても資金的ゆとりがあります。
FT-710シリーズが出たとき、どうだったか思い出しましょう。
ICOMは、IC-7300シリーズを低価格に抑えて、
FT-710シリーズの販売を、相当に阻止しています。
中途半端な『FTDX-10』も、あまり売れていないですし、
FT-991シリーズに至っては『故障だらけ』で販売店も『売りたくない』と言います。
そこに加えて、YAESUの修理費が『異常に高騰している』のも気持ちが悪いです。
私は、シャックのRIGの多くをICOM機に変えています。
別段、YAESUが『にくい』のでもありません。単に好みの問題です。
ただ、一時期のYAESU機でDigitalモードの運用をするには、
インターフェースの課題やらで『ちょっとめんどくさいRIGやな』というのもありました。
本来は、各メーカーが互角に商行為で勝負すればいいとは思います。
とはいえ、電波は『裏側ではものすごい利権が働いている』のです。
地デジ化って、覚えていますか?。
あれこそ『利権総結集で、一般家庭の娯楽であるテレビを強制代替させた』でしょう。
無線業界も『ビジネス』でやっています。
何があって、YAESUがD-STARから弾かれ、
JAIAを脱退せざるを得なかったのか?。
そこに、いつまでも抗っているYAESUもYAESUだと思います。
折れるところは折れて、JAIAに復帰しておけば、
C4FM関連の半導体の『蛇口が閉められることはなかった』でしょう。
・FTM-200D(C4FM対応)
・FTM-300D(C4FM対応)
・FTM-500D(C4FM対応)
・FTM-6000(アナログ機)
上記、4機種が『いきなり、生産中止』が報じられています。
意外に感じたのは、アナログ機のFTM-6000も含まれている点です。
また、アナログ機でFTM-150とICOMのIC-2730がバトルになっています。
メーカー希望小売価格も、若干ですがICOMが下の価格で販売しています。
・CQ誌の広告を見ても
・JARL-NEWSの座談会記事を見ても
・JAIAが主導権を取って、YAESU潰しが見え隠れ
・JARDとCQ-hamradio誌は『立場的に中立』
とはいっても、端子形状まで『JAIA仕様・各社共通統一化』になったら、
YAESUは完全に不利です。
この数年のYAESUいじめを見ていると、
VHS対ベータのような『業界のドロドロ感』が否めません。
安定供給されてこそ、FTX-1Fを買うかどうかの議論になります。
一部のハムショップでは『FTX-1Fの先行予約(手付1万円~)』を受付けています。
これで『半導体が手に入らず、出せなくなりました』とかになったら、
無線業界の『JAIA連合の独占が決定的になる』と(笑)。
無線業界全般に言いたいのは『今って、作ったら売れる時代ちゃいますで』です。
戦後の復興期なら、ペンチでも、スパナでも、金づちでも、
工具なら、ナンボでも作ったら売れたでしょう。
その後の成長期も、家電なんかも作ったら売れた時代です。
私をスキーに連れてっての頃は、
土日のハムショップのレジは万札で溢れていました。
そんな『妄想』で動いているのが、アマチュア無線業界です。
▲無線業界って、ホンマ『だめだ、こりゃ』やと思います。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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