2025年現在、JAでアマチュア無線を楽しんでいる人たちの年齢分布をみると、55歳以上が『ほとんどを占めている』のが実態です。55歳未満は、概ね10%程度で、平均年齢は『65歳超え』です。ここで多くの方に考えて頂きたいのは『2045年には、JAのアマチュア無線家は絶滅する』懸念です。430MHz帯・FM・メイン周辺でQSOパーティ時に聴こえてくる交信は『正月に孫が来て、どうしたこうした』という話題で盛り上がっていました。なんか、近所の整形外科の待合室の会話のように聞こえました。
【写真:QSLを眺めて、AWARDを楽しめるのも、あと少しか】
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◆熱心なアマチュアで若い層は『60歳~65歳』が現実です。
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60歳~65歳は『BCLブーム世代』で『他の世代とは異なる特異な世代』です。
この世代が、20年後の『2045年』には、
80歳~85歳になっていて、中にはSK局や、
生きていても介護問題が深刻になります。
男性の『健康寿命は72歳』とデータが出ています。
つまり、現在60歳の人も『健康が担保できる残り年数は、あと12年程度』です。
健康寿命は『介護を受けない状態』を指すようで、
介護を受けながらも、ステイホームでアマチュア無線を楽しめるのは、
75歳~80歳まで、と見ても大きくは外れていないと考えます。
平均寿命は『延命』も含まれていますから、
昔の男性の平均寿命と、現在の健康寿命は『そう大きく変化していない』のです。
元気にアマチュア無線を楽しめるのは、後期高齢者になっても4~5年程度まで。
さて、熱心なハムが『JARL会員』と仮定しても現在64,000局。
これを単純に『5年スパン』で減少するとします。
・5年で、16,000局ずつ、JARLから消える
・10年で、32,000局が、JARLから消える
・15年で、48,000局が、JARLから消える
・20年後は、64,000局が消えて、JARLは解散
私は、10年先には『JARLが経営破綻して消えている』と予測しています。
アマチュア無線の楽しみは『昔話に花を咲かせるのではない』です。
アマチュア無線に限らず、どの分野も『若い世代に入ってきてほしい』と思っています。
市役所や市会議員が『何の根拠もなく「子育て世代に流入してほしい」と言っているのと変わらない』です。
アマチュア無線に若い世代を取り込むことを私なりに思うのは。
1,ゲームアプリでモールスを使ったスコアゲーム
2,モールスを使った、対戦ゲーム
3,対戦ゲームで、自分のスコアが『リアルタイムでわかる方法』を開発
4,PCではなく、スマホのアプリで遊べるもの
5,得点が『ポイ活』になって、おカネに変えられるもの
こんな流れで『インセンティブ』を付けないと、若い人に興味を持たれません。
さらに、アマチュア無線人口激減を正直に受け入れて、
全バンドを『一次業務から、二次業務に「格下げ」』を断行する。
一次業務を欲しがる業界を仕切る省庁から『カネを分捕る』。
分捕ったカネで『JARLのQSLフルデジタル化』の費用に充てれば、
JNや紙カードにかかる『年1億のカネが浮く』。
JARL公式LoTWに持っていけやしないか?。
現在、WARC-Bandの10MHz帯が召し上げられようとしています。
ここは『もともと、二次業務扱い』です。
どうせ、欲しがっているのは軍事でしょうから、
防衛省から『完全に二次業務に譲る分、カネをくれ』と防衛省にカネを出させればいい。
軍事転用と仮定しても『JAが勝手に軍用無線なんてできやしない』のですから、
完全に二次業務になったとて、アマチュア無線大国の米国からの運用がある限り、
当面は『慌てることはない』と見ています。
10MHz帯をテストケースにして、全バンドを『売り飛ばし』たらどうか?。
また、アマチュアバンドを守るのは『自衛官』を主体にし、
いつでも『軍事転用できるよう、電信主体の運用』にする。
FT8/FT4などのDigitalモードも『RTTYの派生』ですから、
アマチュア業務で、Digitalモード限定でも構わないから、
全アマチュアバンドを、全資格に開放する。
また、全自衛官が少なくともアマチュア転用できる無線従事者免許を持ち、
資格等級によっては、4級者でもCWを除く全バンド運用可にする。
これくらいやっても、たぶん将来のアマチュアバンドは静かでしょう。
2045年・・・HFから聴こえてくるのは、
軍事レーダー波しかないのではないか、
そんな懸念が、静かにあちこちから囁かれていますよ、ホンマ。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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