きちんと接地容量が確保できていると、短い単一型アンテナでも『へぇぇ!』と思うようなところが受信できたりします。
【写真:珍しくはありませんが、メキシコからのeQSLです】
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◆余計なLCが入っていない『電線』を張っただけでも受信はできます。
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LCが入っていると『トラップ』になって、
受信周波数がカットされてしまうこともあります。
なので、私は『ホットとGNDが導通していない単一型の電線』を、
釣り竿(カーボンではない!)に沿わせたアンテナなんかを使っています。
ニューカマーにこそ、テキトーなアンテナでのSWLをやってほしいです。
なぜなら、アンテナの基礎知識がないニューカマーこそ、
アンテナとは何なのか、電波とは何なのか、
そういった『教科書』だけで理解していても、
本来の『理屈』がわかっていないと、
既製品の品評会ばかりになってしまうからです。
短波のBCLをやるとき、外部アンテナなんて、
テキトーな長さのロングワイヤーを張るのがせいぜいです。
あるいは、短波ラジオ内蔵のロッドアンテナを伸ばして受信する程度です。
ロッドアンテナなんて1mほどでしょう。
1m程度なのに、なぜ31mBの電波が受信できるのか?。
もちろん、送信所の出力が250kWとか『大電力だから』という理由もあります。
FT8やFT4などのDigitalモードは『SN評価』です。
AMモードの短波放送とFT8を『比例』で考えれば、テキトーな電線でも十分。
短波ラジオのロッドアンテナなんて、
接地容量など『ほとんどない状態』です。
それでも、SINPO評価で『44443』とかで受信していませんか?。
電波は『空中を飛んでくる微弱な電流』を理解していますか?。
電波は『電磁波』ともいいますね。
磁界が発生したら、電界も発生します。
フレミング左手の法則を思い出してください。
電流、磁界、電界・・・
ゲルマニウムラジオが電池もなく、ラジオ放送の音声が聞こえるのは、
『空中を飛び交う電流をキャッチしているから』です。
ま、今さら『わざわざゲルマニウムラジオを作る必要もない』と思います。
FT8のSWLは、すごく微弱な電流を受けているのです。
BCLの経験が活きて、
テキトーな長さの電線を張っただけでも、
10,000km以上離れた海外の微弱なFT8の電波を受信して、
SWL-RPTを送って『Cfm』してもらい、
一定の条件をクリアすれば『AWARD認定』を取得できるのです。
AWARDも大事ですが、
送信は一旦、無視して『こんな電線で受信できるのか!』を体験してください。
そこから『電波の不思議』や『電離層伝搬の不思議』を体感しましょう。
その経験は、アマチュア局運用にも、必ず役に立つはずです。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
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