OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●雑に作ったアンテナでも、SWLは遊べます。

2024年11月04日 | アマチュア無線

きちんと接地容量が確保できていると、短い単一型アンテナでも『へぇぇ!』と思うようなところが受信できたりします。

【写真:珍しくはありませんが、メキシコからのeQSLです】
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◆余計なLCが入っていない『電線』を張っただけでも受信はできます。
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LCが入っていると『トラップ』になって、

受信周波数がカットされてしまうこともあります。

なので、私は『ホットとGNDが導通していない単一型の電線』を、

釣り竿(カーボンではない!)に沿わせたアンテナなんかを使っています。

 

ニューカマーにこそ、テキトーなアンテナでのSWLをやってほしいです。

 

なぜなら、アンテナの基礎知識がないニューカマーこそ、

アンテナとは何なのか、電波とは何なのか、

そういった『教科書』だけで理解していても、

本来の『理屈』がわかっていないと、

 

既製品の品評会ばかりになってしまうからです。

 

短波のBCLをやるとき、外部アンテナなんて、

テキトーな長さのロングワイヤーを張るのがせいぜいです。

あるいは、短波ラジオ内蔵のロッドアンテナを伸ばして受信する程度です。

 

ロッドアンテナなんて1mほどでしょう。

 

1m程度なのに、なぜ31mBの電波が受信できるのか?。

もちろん、送信所の出力が250kWとか『大電力だから』という理由もあります。

FT8やFT4などのDigitalモードは『SN評価』です。

 

AMモードの短波放送とFT8を『比例』で考えれば、テキトーな電線でも十分。

 

短波ラジオのロッドアンテナなんて、

接地容量など『ほとんどない状態』です。

それでも、SINPO評価で『44443』とかで受信していませんか?。

 

電波は『空中を飛んでくる微弱な電流』を理解していますか?。

 

電波は『電磁波』ともいいますね。

磁界が発生したら、電界も発生します。

フレミング左手の法則を思い出してください。

 

電流、磁界、電界・・・

 

ゲルマニウムラジオが電池もなく、ラジオ放送の音声が聞こえるのは、

『空中を飛び交う電流をキャッチしているから』です。

ま、今さら『わざわざゲルマニウムラジオを作る必要もない』と思います。

 

FT8のSWLは、すごく微弱な電流を受けているのです。

 

BCLの経験が活きて、

テキトーな長さの電線を張っただけでも、

10,000km以上離れた海外の微弱なFT8の電波を受信して、

SWL-RPTを送って『Cfm』してもらい、

 

一定の条件をクリアすれば『AWARD認定』を取得できるのです。

 

AWARDも大事ですが、

送信は一旦、無視して『こんな電線で受信できるのか!』を体験してください。

そこから『電波の不思議』や『電離層伝搬の不思議』を体感しましょう。

 

その経験は、アマチュア局運用にも、必ず役に立つはずです。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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