親父が滋賀へ行ったら、必ず『比叡山延暦寺』に上がります。
親父にとって、山は心の故郷なんです。
山に上がると、何かしらんけど元気がもらえるんです。
この門をくぐると、そこは修業の場であり、背筋がピンと張るんです。
ここから東塔が始まり、根本中堂など天台宗の総本山の中心部が始まります。
親父もいつもは、東塔にお参りするだけなんですが、
今回は、三塔(東塔・西塔・横川)巡拝の行をしたく思っていました。
ただ、横川は諦め、二塔と無動寺にしました。
無動寺は、千日回峰行の拠点です。後日書きこみます。
まず今回は西塔への早歩きでの、親父の行です。
東塔から約4キロの行者道です。
砂利道・階段ばかりで、結構きついです。
途中の弁慶の湧水などに手を合わせながらの早歩きです。
山王院です。歴史を感じる古さがなんとも言えんです。
さぁ、ここからが難所なんです。
この階段が、西塔への一番の難所です。
段差があり、幅もあるので、行者は飛んで降りるらしいです。
この難所を超えたら、伝教大師最澄が眠る「浄土院」です。
浄土院が見えてきました。ここまで来たのは30年ぶりです。
比叡山で一番神聖な場所です。
浄土院は、朝早く行くと修行僧がどこよりも念入りに掃除をしています。
比叡山に上がられたら、浄土院には必ず一度は行っていただきたいです。
山の中でも一番静かで、何か力をいただけると思います。
また、暫くは行者道です。
途中に親鸞聖人が修行をされた場所などもあります。
赤い建物が見えてきました。
「にない堂」です。お経が聞こえてきますよ。
左が浄行堂で右が法華堂です。常に修行僧のお経が聞こえるお堂です。
担い堂を降りると、西塔の本堂「転法輪堂(通称釈迦堂)」です。
親父も一日体験修行を3度経験していますが、ここでの坐禅は思い出深いですね。
正座ではなく、半座・半眼での坐禅でした。
この近くに、体験修行の居士林があります。
この居士林、生半可な気持ちで修行をしたら、エライ事になります。
たった1泊2日でも、ビッシリ修行がつまっています。
食(じき)を取るとき話でもしようものなら、えらいことになります。
寝るのは、畳一畳。まぁ、大抵の場合、疲れきって倒れるように寝てしまいます。
翌日の早朝から、先程の釈迦堂で坐禅です。
一応、ここまでが西塔です。この先10キロぐらいの今までより厳しい道を行くと横川です。
親父も今回はここまてです。ただ、今来た道を歩くのは、足にくるんです。
東塔へ帰ってきたときは、親父の足はヘロヘロでした。
もう一頑張りで無動寺の谷へ降りていきました。
今日はここまでにしておきます。東塔・無動寺は後日アップします。
比叡山の歴史等はウィキで見てください。
ブログ村の大分情報が今現在、僅差で1位です。頑張って旅日記を書き込みますのでよろしくおねがいします。