今年は電力の完全自由化となる。
それぞれの思惑で新規参入が出てきそう。
全国電力会社。これまで送電・配電という設備を構築してきた。
例えばガス会社が発電をして小売する。発電は設備があれば可能だ。
そうして発電した電気を家庭なり、企業なり、公共施設などにどうやって送るのか?
そうした新規参入会社が送電・配電設備を整備したとは聞いていない。
素人でも、簡単にできるとは思えない。
結局、既存の電力会社の設備を使うことだろう。
かつて、電電公社が民営化されNTTとなる中で通信の自由化が始まり、
第二電電が誕生した。
しかし、電電公社時代に、(その前は逓信省か)全国に張り巡らされた電話設備を安い料金で使い
そのうえ、常にNTTは第二電電より高い料金を設定し、第二電電を育ててきた。
いまや、固定電話は減少傾向。若者はケータイ・スマホ、の時代。
いくつかできた第二電電はどうなった。
電力の自由化。電話とは異にするが、送電・配電設備は大変なものがある。
福島原発事故の処理がいまだ先の見えない状態の中で迎える電力自由化。
この狭い国土で、このような規制を外すことがどのような結果をもたらすか。
規模大きい事業所ではそうとうな経費の削減となるだろう。
一般家庭では年間数千円ってとこ。