兄が腎ガンの手術を受けた。
6時間くらいの予定であったが、オペルームに入って術後ICUに移送し家族が呼ばれるまで9時間を要した。
ドクターからオペの簡単な説明を受ける。
初期の写真による見立てでは腎臓の端のほうにあったが、オペ直前の検査では臓器のほぼ中心に位置していた。
近くに、腎臓に出入りする動脈・静脈がありそれを傷つけないでどうするかでチームで議論となったようだ。
あくまでも腹腔鏡によるオペの方針は変えずに施術したとのこと。
そのため長時間を要したということのようだ。
説明後、本人の顔を見たが言葉もきちんと出ていた。
ただ、長時間の麻酔のため体温が下がっているがそれは電気毛布等で暖めるとのこと。
あと一つは血圧が高いのが気になるといえば気になると、ICUの看護師の話であった。
ドクターの話では、出血も90ccほどで正常な臓器を抉ることもなくできた、とのこと。
おこがましい言い方ではあるが、高齢の身でありながら長時間の手術に耐えたことを褒めてあげたい。
自分では途中でギブアップしただろう。
若い時から登山・スキーなどの運動で鍛えてきた蓄えが今に行かされたのだろう。
自分の若いころは正体が不明になるほど酒に呑まれていた。
今でこそ、この六年余り酒を断つ生活を続けているがすでに手遅れだろう。
大病を患えばとてものこと、大きな手術には耐えられない。
今のところそういう兆候はないが、この先まだわからないが・・・。